科学・生物

スポーツ遺伝子は勝者を決めるか?—アスリートの科学 [著]デイヴィッド・エプスタイン

スポーツ遺伝子は勝者を決めるか?—アスリートの科学 [著]デイヴィッド・エプスタイン

■遺伝も環境も、どちらも重要  スポーツの秋。手に汗握る熱戦の数々。だが、その勝敗や成績が遺伝子であらかじめ決まっているとしたら、ちょっと興ざめかもしれない。  運動能力を決めるのは遺伝か環境か? この古くて新しい問題………[もっと読む]

[評者]佐倉統(東京大学大学院情報学環長・科学技術社会論)
[掲載]2014年11月16日
[ジャンル]科学・生物

粒でできた世界/空気は踊る [著]結城千代子、田中幸 [絵]西岡千晶

粒でできた世界/空気は踊る [著]結城千代子、田中幸 [絵]西岡千晶

■科学の驚異を再現する挑戦  科学は、世界の見方、ぼくたち自身に対する見方を変えてくれる。驚きをもたらしてくれる。コペルニクスの地動説、ガリレイの等速落下、ダーウィンの進化論……。  でも今では、これらは中学高校で習う………[もっと読む]

[評者]佐倉統(東京大学大学院情報学環長・科学技術社会論)
[掲載]2014年10月26日
[ジャンル]科学・生物

裏山の奇人―野にたゆたう博物学 [著]小松貴

裏山の奇人―野にたゆたう博物学 [著]小松貴

■自然の不思議が「見える」人  スーパー・ナチュラリストの作り方、といった趣の本である。なにしろ著者は、二歳のころから真剣にアリを観察していたというのだから、筋金入りの虫オタク。長じてプロの昆虫研究者となり、今まで気づ………[もっと読む]

[評者]佐倉統(東京大学大学院情報学環長・科学技術社会論)
[掲載]2014年09月21日
[ジャンル]科学・生物

サイボーグ昆虫、フェロモンを追う [著]神崎亮平

サイボーグ昆虫、フェロモンを追う [著]神崎亮平

■「完全形生物」の驚異的世界  昆虫は、地球上で最も繁栄している種である。いわば、神の手で開発され、自ら進化・適応した完全なサイボーグ。その「最新型」が、そこにいる。唐突なほど自然に、静かに。昆虫にぎょっとする人が多い………[もっと読む]

[評者]赤坂真理(作家)
[掲載]2014年09月21日
[ジャンル]科学・生物

嘘と絶望の生命科学 [著]榎木英介/〈科学ブーム〉の構造 [著]五島綾子

嘘と絶望の生命科学 [著]榎木英介/〈科学ブーム〉の構造 [著]五島綾子

■今や日本の科学は、金もうけに堕した  ピペド。  この耳慣れない言葉が、今の日本における生命科学の研究現場を象徴していると、榎木英介は言う。  「ピペット奴隷」の省略形だ。大学院生や大学院を終えた後の研究員(ポスドク………[もっと読む]

[評者]佐倉統(東京大学大学院情報学環長・科学技術社会論)
[掲載]2014年09月14日
[ジャンル]科学・生物

テクニウム テクノロジーはどこへ向かうのか? [著]ケヴィン・ケリー

テクニウム テクノロジーはどこへ向かうのか? [著]ケヴィン・ケリー

■慣性で組織化するテクノロジーの系  最近テクノロジーについていけないと感じることが増えてきた。過剰とも思われる便利さや本当に必要なのかと首を傾(かし)げたくなる複雑な機能。それゆえ煩雑になる日々。その進展は今や使用者………[もっと読む]

[評者]角幡唯介(ノンフィクション作家・探検家)
[掲載]2014年09月07日
[ジャンル]科学・生物 IT・コンピューター

宇宙エレベーターの本 [編]宇宙エレベーター協会

宇宙エレベーターの本 [編]宇宙エレベーター協会

 バベルの塔や世界樹の伝説に見るように人間にはまっすぐ天をめざしたいという願望がある。現代ならば宇宙エレベーターだろう。2008年には宇宙エレベーター協会もできた。その計画の全容をまとめた1冊。  大林組の構想によると、………[もっと読む]

[評者]
[掲載]2014年09月07日
[ジャンル]科学・生物

人生は、楽しんだ者が勝ちだ―私の履歴書 [著]米沢富美子

人生は、楽しんだ者が勝ちだ―私の履歴書 [著]米沢富美子

 幼少のころから「あの空の果てはどうなっているの」とまわりの大人に聞いて困らせていた少女は、長じて日本物理学会会長を務め、不規則系の理論研究の第一人者になる。学問も恋愛も子育てもと突き進んできた著者が半生をつづった。  ………[もっと読む]

[評者]
[掲載]2014年08月31日
[ジャンル]科学・生物

戦後日本公害史論 [著]宮本憲一

戦後日本公害史論 [著]宮本憲一

■下からつくられた日本の環境政策  公害研究の第一人者の手による決定版がついに出版された。今後、本書を繙(ひもと)くことなしに公害を語ることはできなくなるだろう。冒頭で著者は、高度経済成長を成し遂げた日本人の成果とまっ………[もっと読む]

[評者]諸富徹(京都大学教授・経済学)
[掲載]2014年08月24日
[ジャンル]科学・生物

100%再生可能へ!——ドイツの市民エネルギー企業 [著]村上敦池・田憲昭・滝川薫

100%再生可能へ!——ドイツの市民エネルギー企業 [著]村上敦池・田憲昭・滝川薫

■「無数の小さな主体」が変革担う  ドイツでは、2013年に総電力消費量のうち、太陽光や風力などの再生可能エネルギー比率が何と、25%を超えた。これは、日本がモデルとした再エネ固定価格買い取り制度が顕著な成功を収めた証………[もっと読む]

[評者]諸富徹(京都大学教授・経済学)
[掲載]2014年08月17日
[ジャンル]科学・生物

世界で一番美しい猫の図鑑 [著]タムシン・ピッケラル

世界で一番美しい猫の図鑑 [著]タムシン・ピッケラル

■芸術家の霊性を引き出す力も  本書は猫の肖像写真集である。日本で刊行される猫の写真集は、生活環境の中で日常的に振る舞う様々な猫の姿態をスナップ的に撮ったものが多いが、ここに登場する50種以上の猫は精密な機械写真のよう………[もっと読む]

[評者]横尾忠則(美術家)
[掲載]2014年08月17日
[ジャンル]科学・生物

犬と人の生物学―夢・うつ病・音楽・超能力 [著]スタンレー・コレン

犬と人の生物学―夢・うつ病・音楽・超能力 [著]スタンレー・コレン

■知られざる犬の生態を分析  WHO(世界保健機関)の統計などを参考にすると、世界には5億2500万頭の犬がいるそうだ。オオカミ(約40万頭)より圧倒的に多い。犬は「人間が暮らす場所」に適合して、「種としての存続に成功………[もっと読む]

[評者]保阪正康(ノンフィクション作家)
[掲載]2014年07月27日
[ジャンル]科学・生物

協力と罰の生物学 [著]大槻久

協力と罰の生物学 [著]大槻久

■罰する行動、進化のなかで説明  つくづく人間というのは罰することが好きな生き物だと思う。たとえば日本では死刑を容認する人が8割以上にのぼる(2009年内閣府世論調査)。もちろんそんな大げさな数字をだすまでもなく、私た………[もっと読む]

[評者]萱野稔人(津田塾大学教授・哲学)
[掲載]2014年07月27日
[ジャンル]人文 科学・生物

ミッション・トゥ・マーズ 火星移住大作戦 [著]バズ・オルドリン

ミッション・トゥ・マーズ 火星移住大作戦 [著]バズ・オルドリン

 著者は1969年7月20日(日本時間21日)、アポロ11号でアームストロング船長と共に人類で初めて月面着陸した宇宙飛行士。NASAを引退後も有人宇宙探査の分野で積極的に活動しており、2035年までに人間を火星に着陸させ………[もっと読む]

[評者]
[掲載]2014年07月20日
[ジャンル]科学・生物

SFを実現する 3Dプリンタの想像力 [著]田中浩也

SFを実現する 3Dプリンタの想像力 [著]田中浩也

■社会の凝りや澱がほぐされる  タイトルの「SF」は、通常の「サイエンス・フィクション」に、「ソーシャル・ファブリケーション」という新しい意味がかけられている。社会を組み換える、鋳掛け直す、というニュアンスである。  ………[もっと読む]

[評者]佐倉統(東京大学大学院情報学環長・科学技術社会論)
[掲載]2014年07月20日
[ジャンル]科学・生物 社会

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