医学・福祉

生命というリスク/分別される生命 [編著]川越修ほか

生命というリスク/分別される生命 [編著]川越修ほか

■歴史的に振り返る「少産少死」型社会  日本が少子高齢化しつつあることへの警告が唱えられてから久しい。しかし今のところ、政府の少子化対策は成功しているとはいえない。  だが、「人口転換」といわれる「多産多死」型の社会か………[もっと読む]

[評者]赤澤史朗(立命館大学教授)
[掲載]2008年08月03日
[ジャンル]医学・福祉 社会

身体と政治 [著]ロイ・ポーター

身体と政治 [著]ロイ・ポーター

■絵画から読み取る医療のイメージ  例えば「外科医」と言えば反射的に手塚治虫の『ブラック・ジャック』を連想してしまう日本人は少なくない。漫画や映画など、ビジュアル面からわれわれが受けるイメージは非常に強烈だ。ならば逆に………[もっと読む]

[評者]唐沢俊一(作家)
[掲載]2008年07月20日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能 医学・福祉

アメリカの毒を食らう人たち [著]ロレッタ・シュワルツ=ノーベル

アメリカの毒を食らう人たち [著]ロレッタ・シュワルツ=ノーベル

■政府や企業が脅かす市民の健康  産業優先の政府や、企業におもねる科学者に対する義憤に満ちた本だ。アメリカの危機的状況を告発した本ではあるが、少数の人々の欲が多数の市民の命を脅かし奪っているという主張は、ひとごとでは済………[もっと読む]

[評者]常田景子
[掲載]2008年07月06日
[ジャンル]経済 科学・生物 医学・福祉

生命徴候あり [著]久間十義

生命徴候あり [著]久間十義

■今、病院は安全で感動の場であるのか  心臓の冠動脈が詰まってしまった。さあどうするか。  心臓外科では胸を切り開き、詰まった冠動脈にちがう血管をつないで、バイパスをつくる手術をする。  ところが最近、画期的な心カテー………[もっと読む]

[評者]松本仁一(ジャーナリスト)
[掲載]2008年06月01日
[ジャンル]医学・福祉

脳は奇跡を起こす [著]ノーマン・ドイジ

脳は奇跡を起こす [著]ノーマン・ドイジ

■自ら修復していく機能を活用  脳研究は、まさしく日進月歩で、新発見が次々となされている。現代科学の初期にあった「脳は精密な機械のようなものだ」という考え方が、今日では塗り替えられつつある。機械は変化や成長をしないが、………[もっと読む]

[評者]常田景子
[掲載]2008年05月04日
[ジャンル]科学・生物 医学・福祉

母に歌う子守唄―その後 わたしの介護日誌 [著]落合恵子

母に歌う子守唄―その後 わたしの介護日誌 [著]落合恵子

■母への愛に満ちた献身と奮闘の記録  介護の渦中にあった頃は、介護体験の本を読むのはつらかった。自分の中がもういっぱい、いっぱいで、入る余地はありません、という感じ。  でも、長い介護の日々に終止符が打たれてしまったら………[もっと読む]

[評者]久田恵(ノンフィクション作家)
[掲載]2008年04月20日
[ジャンル]医学・福祉

エピデミック [著]川端裕人/感染地図-歴史を変えた未知の病原体 [著]スティーヴン・ジョンソン

エピデミック [著]川端裕人/感染地図-歴史を変えた未知の病原体 [著]スティーヴン・ジョンソン

■疫学のスリリングな歴史とドラマ  寒い季節になると必ずインフルエンザの流行が話題になる。それに加えて最近は、鳥インフルエンザなど新しいタイプの感染症に対する不安も語られるようになってきた。  疫病でも、人類との付き合………[もっと読む]

[評者]渡辺政隆(サイエンスライター)
[掲載]2008年01月27日
[ジャンル]医学・福祉

わたしのリハビリ闘争-最弱者の生存権は守られたか [著]多田富雄

わたしのリハビリ闘争-最弱者の生存権は守られたか [著]多田富雄

■弱者のために振り絞った声  『免疫の意味論』などの著作でも知られる著者が脳梗塞(こうそく)に見舞われ、懸命のリハビリで後遺症と闘う姿は、これまでもしばしば伝えられてきた。ところが厚労省は06年4月、リハビリ医療に上限………[もっと読む]

[評者]香山リカ(精神科医、立教大学教授)
[掲載]2008年01月20日
[ジャンル]医学・福祉

老いてゆくアジア―繁栄の構図が変わるとき [著]大泉啓一郎

老いてゆくアジア―繁栄の構図が変わるとき [著]大泉啓一郎

■福祉が調わぬまま加速する少産化    アジアに若々しい成長社会のイメージを抱く一方、少子高齢化社会を日本や一部の成熟した先進国に固有の課題だとお考えの読者には、まず認識を改めていただかねばならない。05年のデータで、………[もっと読む]

[評者]山下範久(立命館大学教授)
[掲載]2007年11月18日
[ジャンル]医学・福祉 新書 国際

新薬、ください! ドラッグラグと命の狭間で [著]湯浅次郎

新薬、ください! ドラッグラグと命の狭間で [著]湯浅次郎

■ここにも薬事行政の問題が    ムコ多糖症とは、新生児5万人に1人が発症する進行性の難病。テレビの報道カメラマンである著者は、医師から「取り上げてもらえないか」と相談された。しかし国内の患者がほんの300人ほどと聞い………[もっと読む]

[評者]多賀幹子
[掲載]2007年11月18日
[ジャンル]医学・福祉

龍の棲む家 [著]玄侑宗久 

龍の棲む家 [著]玄侑宗久 

■父が認知症になったとき  親が突然、別人になってしまう。カフカの『変身』さながらの不条理な出来事が、身辺で日常茶飯のように起きている。虫に変身するわけでなく、外見はまったく変わらぬだけに、対処の仕方がむずかしい。  ………[もっと読む]

[評者]杉山正樹
[掲載]2007年11月11日
[ジャンル]文芸 医学・福祉

内臓感覚―脳と腸の不思議な関係 [著]福土審

内臓感覚―脳と腸の不思議な関係 [著]福土審

■「たかが腸」と言うなかれ  毎朝、通勤電車に乗ろうとすると、おなかがゴロゴロしてきてトイレに行きたくなる。腹痛、冷や汗、動悸(どうき)が耐えがたく、次第に気持ちも滅入(めい)ってくる。消化器科で検査しても、「異常なし………[もっと読む]

[評者]香山リカ(精神科医、立教大学教授)
[掲載]2007年10月21日
[ジャンル]医学・福祉

「尊厳死」に尊厳はあるか―ある呼吸器外し事件から [著]中島みち

「尊厳死」に尊厳はあるか―ある呼吸器外し事件から [著]中島みち

■最後の一瞬まで手を尽くしてこそ  昨年春、富山県のある医師が7人の末期患者を「脳死状態」にあると判断し、人工呼吸器を外して死に至らしめる事件が明らかになった。  前年秋から、病院内で調査していた結果を発表したのだ。そ………[もっと読む]

[評者]小林良彰(慶應大学教授)
[掲載]2007年10月21日
[ジャンル]医学・福祉 ノンフィクション・評伝 新書

「愛されたい」を拒絶される子どもたち 椎名篤子著 虐待された心癒やす現場

「愛されたい」を拒絶される子どもたち 椎名篤子著 虐待された心癒やす現場

 児童虐待防止活動に取り組む著者が、傷ついた子どもをケアする現場を追った。  取材先は、虐待を受けた乳幼児を育て直す「ペンギンハウス」、児童精神科の入院病棟を持つ「あすなろ学園」などだ。  6歳で“発見”された舞ちゃん………[もっと読む]

[評者]多賀幹子
[掲載]2007年09月23日
[ジャンル]医学・福祉

ヒバクシャの心の傷を追って 中澤正夫著 未曽有の「心の被害」を知る義務

ヒバクシャの心の傷を追って 中澤正夫著 未曽有の「心の被害」を知る義務

 相撲協会から厳しい処分を受けた横綱・朝青龍は、「解離性障害」と呼ばれる心の病に陥ったという。協会の処分が、心の崩壊の危機を招くほどの心的外傷になったというのだろうか。にわかには信じがたいが、もしそれが本当だとしたら、………[もっと読む]

[評者]香山リカ(精神科医、立教大学教授)
[掲載]2007年09月16日
[ジャンル]医学・福祉

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