政治

中国 狂乱の「歓楽街」 [著]富坂聰 性からよむ中国史 [著]スーザン・マン

中国 狂乱の「歓楽街」 [著]富坂聰 性からよむ中国史 [著]スーザン・マン

■類似と差異、考えるヒントに  性の観点から中国をみる。同コンセプト、だが異なるアプローチの本が同時期に出た。どちらも、日本と中国の「類似」と「差異」について考えるヒントにもなろう。  『中国 狂乱の「歓楽街」』の著者………[もっと読む]

[評者]荻上チキ(「シノドス」編集長・評論家)
[掲載]2015年08月23日
[ジャンル]政治 社会

ヴェール論争―リベラリズムの試練 [著]クリスチャン・ヨプケ

ヴェール論争―リベラリズムの試練 [著]クリスチャン・ヨプケ

■自由か抑圧か、欧州のジレンマ  イスラム女性が身に着けるヴェールをめぐって、ヨーロッパ各地で法的・政治的な紛争が起きた。特にヨーロッパで論争が激しいのはなぜか。ヨプケによれば、そこで世俗化が進み、自律性を重視するリベ………[もっと読む]

[評者]杉田敦(政治学者・法政大学教授)
[掲載]2015年08月16日
[ジャンル]政治 社会

田園回帰1%戦略―地元に人と仕事を取り戻す [著]藤山浩

田園回帰1%戦略―地元に人と仕事を取り戻す [著]藤山浩

■「田舎の田舎」が示す人口増の光  日本創成会議の人口予測に基づく「地方消滅論」は、人々に衝撃を与え、多くの議論を呼んだ。だが、本当にこの報告書の結論は正しいのか。著者は、使用されたデータや前提に問題があると指摘し、予………[もっと読む]

[評者]諸富徹(京都大学教授・経済学)
[掲載]2015年08月16日
[ジャンル]政治 社会

暴力と適応の政治学 インドネシア民主化と地方政治の安定 [著]岡本正明

暴力と適応の政治学 インドネシア民主化と地方政治の安定 [著]岡本正明

■「やくざ」社会を体張って考察  インドネシアの世論を二分した大統領選挙から1年になる。軍や政治家一族ではない庶民派として、地方政治家からのぼり詰めたジョコ・ウィドド氏の当選は、民主化の定着と安定を示す象徴とも持ち上げ………[もっと読む]

[評者]吉岡桂子(本社編集委員)
[掲載]2015年08月02日
[ジャンル]政治 社会

寺院消滅―失われる「地方」と「宗教」』 [著]鵜飼秀徳

寺院消滅―失われる「地方」と「宗教」』 [著]鵜飼秀徳

■25年後に35%減!? 実情率直に  若年女性の減少や、都市への人口流出を理由として2040年までに消滅する可能性のある都市(市区町村)のことを消滅可能性都市といい、その数は896になる。  都道府県(福島県をのぞく………[もっと読む]

[評者]本郷和人(東京大学教授・日本中世史)
[掲載]2015年07月12日
[ジャンル]政治 人文 社会

百貨店で〈趣味〉を買う―大衆消費文化の近代 [著] 神野由紀

百貨店で〈趣味〉を買う―大衆消費文化の近代 [著] 神野由紀

■紳士が愛したキッチュな「国風」  かつて百貨店は女性のものではなかった。現在は化粧品や婦人服の売り場が中心になっているように、女性の消費に支えられている。だが、著者が論じるのは、近代都市に出現した新中間層、すなわち「………[もっと読む]

[評者]五十嵐太郎(建築批評家・東北大学教授)
[掲載]2015年07月12日
[ジャンル]政治 社会

国際協調の先駆者たち―理想と現実の200年 [著] マーク・マゾワー

国際協調の先駆者たち―理想と現実の200年 [著] マーク・マゾワー

■教科書的通史離れ、歴史を再構築  ギリシャの近現代史や20世紀の欧州史を専門とする気鋭の歴史家として、数々の話題作を生み出してきたマーク・マゾワー氏の著書が、初めて邦訳された。ナポレオン後から現在まで、世界の平和を目………[もっと読む]

[評者]吉岡桂子(本社編集委員)
[掲載]2015年07月12日
[ジャンル]歴史 政治 社会

宝塚・やおい、愛の読み替え―女性とポピュラーカルチャーの社会学 [著]東園子

宝塚・やおい、愛の読み替え―女性とポピュラーカルチャーの社会学 [著]東園子

■同性の友愛、サブカルが映す  女性が「男役」と「娘役」を演じる宝塚歌劇に女性観客が嬌声(きょうせい)をあげる。漫画やアニメの男性キャラクターを同性愛関係に仕立て直した「やおい」を女性が同人誌に投稿し、多くの女性読者を………[もっと読む]

[評者]武田徹(評論家・ジャーナリスト)
[掲載]2015年06月28日
[ジャンル]政治 アート・ファッション・芸能 社会

賢者ガルシアロブレス伝 [著]木下郁夫

賢者ガルシアロブレス伝 [著]木下郁夫

 中南米はなぜ非核地帯となり得たのか。第2次大戦後、米ソの核軍拡が影を落とす冷戦期の世界情勢のなか、国連など国際会議の場で1人の外交官が優れた外交手腕を発揮し、世界の核軍縮の行方に影響を及ぼした。「核大国の首脳はヒロシマ………[もっと読む]

[掲載]2015年06月28日
[ジャンル]政治 社会 国際

多数決を疑うー社会的選択理論とは何か [著]坂井豊貴

多数決を疑うー社会的選択理論とは何か [著]坂井豊貴

■「選挙で勝ったから民意」の危険  2000年の米大統領選では優勢だったゴアがブッシュに敗れた。支持者が重なる市民運動家ネーダーの出馬で票が割れた結果だった。  多数決は必ずしも多数の意思を反映しない。いち早くそれに気………[もっと読む]

[評者]武田徹(評論家・ジャーナリスト)
[掲載]2015年06月14日
[ジャンル]政治 社会

「反米」日本の正体 [著]冷泉彰彦

「反米」日本の正体 [著]冷泉彰彦

 米国に滞在して22年の著者が、日米の間にある矛盾や「ねじれ」を解説した。  著者は自民党の「親米保守」は、打算的な日米協調と反米的なイデオロギーが貼りあわされた不安定な路線と分析。一方で、リベラル勢力にも、米国に対する………[もっと読む]

[掲載]2015年06月07日
[ジャンル]政治 社会 新書

戦艦大和講義―私たちにとって太平洋戦争とは何か [著]一ノ瀬俊也

戦艦大和講義―私たちにとって太平洋戦争とは何か [著]一ノ瀬俊也

■欲と運命背負い、今も飛び立つ  海に沈んだ大和が宇宙戦艦ヤマトになって、人類を救う。子供のとき、この奇妙なアニメに没頭し、大人になって、これは敗戦した日本の精神を満足させる壮大なSF偽史だったのではないかと考えるよう………[もっと読む]

[評者]五十嵐太郎(建築批評家・東北大学教授)
[掲載]2015年06月07日
[ジャンル]政治 社会

ヘイト・スピーチという危害 [著]ジェレミー・ウォルドロン

ヘイト・スピーチという危害 [著]ジェレミー・ウォルドロン

■抑圧にならぬ規制は可能か  特定の人種・民族・宗教集団を差別し排撃するヘイト・スピーチは、近年、日本社会でも見られ、問題となっている。ヘイト・スピーチ規制はカナダ、デンマーク、ドイツ、ニュージーランド、イギリスなどに………[もっと読む]

[評者]杉田敦(政治学者・法政大学教授)
[掲載]2015年05月31日
[ジャンル]政治 社会

「衝動」に支配される世界―我慢しない消費者が社会を食いつくす [著]ポール・ロバーツ [訳]東方雅美

「衝動」に支配される世界―我慢しない消費者が社会を食いつくす [著]ポール・ロバーツ [訳]東方雅美

■直感的で配慮のない社会を裁断  現代文明論というべき書である。「インパルス・ソサエティ(衝動に支配される社会)」という語を剣として「社会経済システム全体が自己破壊に向かっている様子」を裁断している。  「欲しい」とい………[もっと読む]

[評者]保阪正康(ノンフィクション作家)
[掲載]2015年05月24日
[ジャンル]政治 経済 社会

宗教と政治の転轍点 保守合同と政教一致の宗教社会学 [著] 塚田穂高

宗教と政治の転轍点 保守合同と政教一致の宗教社会学 [著] 塚田穂高

■政党作る団体に切り込む行動力  泡沫(ほうまつ)候補という言葉がある。選挙で当選する見込みがきわめて薄い候補者のことだ。彼らは、たとえ一時的に話題に上がることはあっても、時間がたつにつれ忘れ去られてゆく。政治学の世界………[もっと読む]

[評者]原武史(放送大学教授・政治思想史)
[掲載]2015年05月17日
[ジャンル]政治 人文 社会

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