政治

宝塚・やおい、愛の読み替え―女性とポピュラーカルチャーの社会学 [著]東園子

宝塚・やおい、愛の読み替え―女性とポピュラーカルチャーの社会学 [著]東園子

■同性の友愛、サブカルが映す  女性が「男役」と「娘役」を演じる宝塚歌劇に女性観客が嬌声(きょうせい)をあげる。漫画やアニメの男性キャラクターを同性愛関係に仕立て直した「やおい」を女性が同人誌に投稿し、多くの女性読者を………[もっと読む]

[評者]武田徹(評論家・ジャーナリスト)
[掲載]2015年06月28日
[ジャンル]政治 アート・ファッション・芸能 社会

賢者ガルシアロブレス伝 [著]木下郁夫

賢者ガルシアロブレス伝 [著]木下郁夫

 中南米はなぜ非核地帯となり得たのか。第2次大戦後、米ソの核軍拡が影を落とす冷戦期の世界情勢のなか、国連など国際会議の場で1人の外交官が優れた外交手腕を発揮し、世界の核軍縮の行方に影響を及ぼした。「核大国の首脳はヒロシマ………[もっと読む]

[評者]
[掲載]2015年06月28日
[ジャンル]政治 社会 国際

多数決を疑うー社会的選択理論とは何か [著]坂井豊貴

多数決を疑うー社会的選択理論とは何か [著]坂井豊貴

■「選挙で勝ったから民意」の危険  2000年の米大統領選では優勢だったゴアがブッシュに敗れた。支持者が重なる市民運動家ネーダーの出馬で票が割れた結果だった。  多数決は必ずしも多数の意思を反映しない。いち早くそれに気………[もっと読む]

[評者]武田徹(評論家・ジャーナリスト)
[掲載]2015年06月14日
[ジャンル]政治 社会

「反米」日本の正体 [著]冷泉彰彦

「反米」日本の正体 [著]冷泉彰彦

 米国に滞在して22年の著者が、日米の間にある矛盾や「ねじれ」を解説した。  著者は自民党の「親米保守」は、打算的な日米協調と反米的なイデオロギーが貼りあわされた不安定な路線と分析。一方で、リベラル勢力にも、米国に対する………[もっと読む]

[評者]
[掲載]2015年06月07日
[ジャンル]政治 社会 新書

戦艦大和講義―私たちにとって太平洋戦争とは何か [著]一ノ瀬俊也

戦艦大和講義―私たちにとって太平洋戦争とは何か [著]一ノ瀬俊也

■欲と運命背負い、今も飛び立つ  海に沈んだ大和が宇宙戦艦ヤマトになって、人類を救う。子供のとき、この奇妙なアニメに没頭し、大人になって、これは敗戦した日本の精神を満足させる壮大なSF偽史だったのではないかと考えるよう………[もっと読む]

[評者]五十嵐太郎(建築批評家・東北大学教授)
[掲載]2015年06月07日
[ジャンル]政治 社会

ヘイト・スピーチという危害 [著]ジェレミー・ウォルドロン

ヘイト・スピーチという危害 [著]ジェレミー・ウォルドロン

■抑圧にならぬ規制は可能か  特定の人種・民族・宗教集団を差別し排撃するヘイト・スピーチは、近年、日本社会でも見られ、問題となっている。ヘイト・スピーチ規制はカナダ、デンマーク、ドイツ、ニュージーランド、イギリスなどに………[もっと読む]

[評者]杉田敦(政治学者・法政大学教授)
[掲載]2015年05月31日
[ジャンル]政治 社会

「衝動」に支配される世界―我慢しない消費者が社会を食いつくす [著]ポール・ロバーツ [訳]東方雅美

「衝動」に支配される世界―我慢しない消費者が社会を食いつくす [著]ポール・ロバーツ [訳]東方雅美

■直感的で配慮のない社会を裁断  現代文明論というべき書である。「インパルス・ソサエティ(衝動に支配される社会)」という語を剣として「社会経済システム全体が自己破壊に向かっている様子」を裁断している。  「欲しい」とい………[もっと読む]

[評者]保阪正康(ノンフィクション作家)
[掲載]2015年05月24日
[ジャンル]政治 経済 社会

宗教と政治の転轍点 保守合同と政教一致の宗教社会学 [著] 塚田穂高

宗教と政治の転轍点 保守合同と政教一致の宗教社会学 [著] 塚田穂高

■政党作る団体に切り込む行動力  泡沫(ほうまつ)候補という言葉がある。選挙で当選する見込みがきわめて薄い候補者のことだ。彼らは、たとえ一時的に話題に上がることはあっても、時間がたつにつれ忘れ去られてゆく。政治学の世界………[もっと読む]

[評者]原武史(放送大学教授・政治思想史)
[掲載]2015年05月17日
[ジャンル]政治 人文 社会

西太后秘録―近代中国の創始者(上・下) [著]ユン・チアン

西太后秘録―近代中国の創始者(上・下) [著]ユン・チアン

■「悪役」の像崩し、人間性浮き彫り  20世紀初頭までの中国の歴史のなかで、女性が皇帝となったのは武則天(則天武后)しかいない。だが、19世紀から20世紀にかけての清末の時代、事実上の皇帝の座に40年近くも君臨し続けた………[もっと読む]

[評者]原武史(放送大学教授・政治思想史)
[掲載]2015年04月12日
[ジャンル]歴史 政治 社会

無人暗殺機ドローンの誕生 [著]リチャード・ウィッテル

無人暗殺機ドローンの誕生 [著]リチャード・ウィッテル

 革命的に新しい発明・技術は、初めは無視され、時には邪魔されるものだが、有用性がひとたび認知されれば歴史を変える。イスラエル出身の天才技術者の発想になる無人機「プレデター」も例外ではない。当初、軍は重視しなかったがボスニ………[もっと読む]

[評者]
[掲載]2015年04月12日
[ジャンル]政治 社会

正義はどう論じられてきたか―相互性の歴史的展開 [著]デイヴィッド・ジョンストン

正義はどう論じられてきたか―相互性の歴史的展開 [著]デイヴィッド・ジョンストン

■連帯立て直す人びとの「感覚」  正義とは何か。アメリカの哲学者ジョン・ロールズの多大な影響の下に、近年では正義は、ある社会全体での富の正しい分配の仕方として論じられてきた。これに対してジョンストンは、歴史をひもとけば………[もっと読む]

[評者]杉田敦(政治学者・法政大学教授)
[掲載]2015年04月12日
[ジャンル]政治 社会

風俗で働いたら人生変わったwww [著]水嶋かおりん

風俗で働いたら人生変わったwww [著]水嶋かおりん

■売春「非犯罪化」でリスク抑止  まとめサイトのようなタイトルだが中身は濃厚。風俗嬢である著者が、風俗業界の生態系を構造的に描き出す。著者は、風俗嬢という職業一般が「性の被害者」であるかのような語りを一笑に付し、逆に風………[もっと読む]

[評者]荻上チキ(「シノドス」編集長・評論家)
[掲載]2015年04月12日
[ジャンル]政治 社会

オートメーション・バカ―先端技術がわたしたちにしていること [著]ニコラス・G・カー

オートメーション・バカ―先端技術がわたしたちにしていること [著]ニコラス・G・カー

■機械任せで加速度的に能力が劣化  ネット検索、スマホにカーナビ。近年、加速度的に進化する情報技術により我々の生活は大きな変貌(へんぼう)をとげた。だが変わったのは生活だけではない。あらゆる作業が自動化(オートメーショ………[もっと読む]

[評者]角幡唯介(ノンフィクション作家・探検家)
[掲載]2015年03月29日
[ジャンル]政治 社会

すべては1979年から始まった―21世紀を方向づけた反逆者たち [著]クリスチャン・カリル

すべては1979年から始まった―21世紀を方向づけた反逆者たち [著]クリスチャン・カリル

■「革命」「進歩」の近代に幕引き  本書によれば、21世紀は1979年から始まった。この年、五つの出来事(物語)が17〜20世紀を規定してきた近代に挑戦したのだった。  それは、中国文化大革命を終わらせた前年の「第十一………[もっと読む]

[評者]水野和夫(日本大学教授・経済学)
[掲載]2015年03月22日
[ジャンル]政治 社会

日本まんが〈壱〜参〉 [編著]荒俣宏

日本まんが〈壱〜参〉 [編著]荒俣宏

■生きた歴史語る、巨人たちの肉声  一大表現ジャンルとなった「日本まんが」。だが、誕生から変遷に至る道筋は平坦(へいたん)ではなく、下位文化としての逆風にさらされてきた。今日のような隆盛を可能にしたのは、描き手の才能と………[もっと読む]

[評者]水無田気流(詩人・社会学者)
[掲載]2015年03月22日
[ジャンル]政治 社会

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