科学・生物

サルなりに思い出す事など 神経科学者がヒヒと暮らした奇天烈な日々 [著]ロバート・M・サポルスキー

サルなりに思い出す事など 神経科学者がヒヒと暮らした奇天烈な日々 [著]ロバート・M・サポルスキー

■アフリカとの裸のつきあい  ケニヤの森で20年以上にわたりヒヒの群れを観察した神経科学者の回想録だ。裏表紙にある「抱腹絶倒のノンフィクション」という謳(うた)い文句は看板倒れではない。ニヤニヤ笑いが込み上げるという点………[もっと読む]

[評者]角幡唯介(ノンフィクション作家・探検家)
[掲載]2014年07月20日
[ジャンル]科学・生物 社会

好奇心の赴くままに——ドーキンス自伝1——私が科学者になるまで [著]リチャード・ドーキンス

好奇心の赴くままに——ドーキンス自伝1——私が科学者になるまで [著]リチャード・ドーキンス

■自然に誕生した『利己的な遺伝子』  ドーキンスは、世界の見方を変えた人である。彼の退官記念論文集の副題は、「ひとりの科学者が私たちの思考様式をどのように変えたか」という。優秀な科学者は大勢いるが、世界観を変えることが………[もっと読む]

[評者]佐倉統(東京大学大学院情報学環長・科学技術社会論)
[掲載]2014年07月13日
[ジャンル]科学・生物 社会

雲の中では何が起こっているのか [著]荒木健太郎

雲の中では何が起こっているのか [著]荒木健太郎

 雲をつかむといえば、物事が漠然としている様子をさすが、気象学の最前線ではまさに雲をつかもうとする研究が進む。その全容がわかりやすく説かれる。著者が所属する気象庁の気象研究所には「雲生成チャンバー」という装置がある。内部………[もっと読む]

[評者]
[掲載]2014年07月06日
[ジャンル]科学・生物

エピジェネティクス 新しい生命像をえがく [著]仲野徹

エピジェネティクス 新しい生命像をえがく [著]仲野徹

■メカニズムと実例わかりやすく  生命科学領域で注目を集めているエピジェネティクスについての、格好の入門書。  エピジェネティクスとは、遺伝子(DNA)の塩基配列は変化しないけれども、生物の形や生理などの表現型に安定的………[もっと読む]

[評者]佐倉統(東京大学大学院情報学環長・科学技術社会論)
[掲載]2014年07月06日
[ジャンル]科学・生物

人類進化700万年の物語―私たちだけがなぜ生き残れたのか [著]チップ・ウォルター

人類進化700万年の物語―私たちだけがなぜ生き残れたのか [著]チップ・ウォルター

■手間をかけた教育、命運分ける  絶滅危惧種の保護と生物多様性の維持に努力するのは、地球上でもっともはびこった人類の罪滅ぼしかもしれない。しかし、当の人類はといえば、ほかの動物のように種の多様性を保つことができなかった………[もっと読む]

[評者]島田雅彦(作家・法政大学教授)
[掲載]2014年06月29日
[ジャンル]科学・生物

ペンギンが教えてくれた物理のはなし [著]渡辺佑基

ペンギンが教えてくれた物理のはなし [著]渡辺佑基

■動物に発信器つけ、生活の実態さぐる  バイオロギングを知っていますか? 動物に小型の発信器を装着し、その行動を記録する研究分野だ。渡り鳥の長距離移動や魚の潜水など、今までデータが取りにくかった行動について、正確で詳細………[もっと読む]

[評者]佐倉統(東京大学大学院情報学環長・科学技術社会論)
[掲載]2014年06月22日
[ジャンル]科学・生物

エンジニアリングの真髄——なぜ科学だけでは地球規模の危機を解決できないのか [著]ヘンリー・ペトロスキー

エンジニアリングの真髄——なぜ科学だけでは地球規模の危機を解決できないのか [著]ヘンリー・ペトロスキー

■科学と技術の違いを深く考察  幼稚園のころ、レタスとキャベツの区別がつかなかった。間違えて笑われたことがある。分かっている人からしたら当然でも、そうでない人には違いがまったく分からない——。そういう存在、結構あるよう………[もっと読む]

[評者]佐倉統(東京大学大学院情報学環長・科学技術社会論)
[掲載]2014年06月01日
[ジャンル]科学・生物

世界の見方の転換 [著]山本義隆

世界の見方の転換 [著]山本義隆

■近代科学が開いた「無限成長」への道  経済学を専門とする評者が、なぜ近代科学の道を開いたコペルニクスやケプラーらを扱った本書を取り上げるのか。2001年の9・11(米国同時多発テロ)や11年の3・11による東京電力福………[もっと読む]

[評者]水野和夫(日本大学教授・経済学)
[掲載]2014年05月25日
[ジャンル]科学・生物

地球温暖化論争―標的にされたホッケースティック曲線 [著]マイケル・E・マン

地球温暖化論争―標的にされたホッケースティック曲線 [著]マイケル・E・マン

■産業界との「戦争」、科学者の告発の書  本書は、「クライメートゲート事件」に巻き込まれた気候学者により、憤りをもって書かれた告発の書である。著者は、ペンシルベニア州立大学気象学教授で、IPCC(気候変動に関する政府間………[もっと読む]

[評者]諸富徹(京都大学教授・経済学)
[掲載]2014年05月11日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能 科学・生物

いちから聞きたい放射線のほんとう [著]菊池誠・小峰公子 [絵]おかざき真里/原発事故と放射線のリスク学 [著]中西準子

いちから聞きたい放射線のほんとう [著]菊池誠・小峰公子 [絵]おかざき真里/原発事故と放射線のリスク学 [著]中西準子

■データを積み重ね、落としどころ提案  東京電力福島第一原子力発電所における甚大な事故発生から3年が経過した。事故は大量の論点を放出し、私たちはそれぞれの立場に分断された。再稼働やエネルギー基本計画を巡っては、容認と反………[もっと読む]

[評者]荻上チキ(「シノドス」編集長・評論家)
[掲載]2014年04月27日
[ジャンル]科学・生物

MAKINO [編]高知新聞社

MAKINO [編]高知新聞社

■植物に愛と情熱を注いだ「天才」  牧野富太郎は、生涯で40万点の植物標本を収集し、1500種類の植物を命名した、偉大な植物学者だ。彼が監修した植物図鑑は、細密でうつくしいカラー図版が魅力で、いまも愛用されている。「う………[もっと読む]

[評者]三浦しをん(作家)
[掲載]2014年04月27日
[ジャンル]科学・生物 ノンフィクション・評伝

女のからだ フェミニズム以後 [著]荻野美穂

女のからだ フェミニズム以後 [著]荻野美穂

■女性の自由と、産む性との相剋  昨年、妊娠や出産の知識を広める目的で政府が導入を検討したものの、「余計なお世話」と散々な不評をもって終息した「女性手帳」問題は記憶に新しい。ライフスタイルの押し付けという批判はしごくま………[もっと読む]

[評者]水無田気流(詩人・社会学者)
[掲載]2014年04月27日
[ジャンル]科学・生物 社会

図説 人体イメージの変遷 西洋と日本 古代ギリシャから現代まで [著]坂井建雄

図説 人体イメージの変遷 西洋と日本 古代ギリシャから現代まで [著]坂井建雄

■自らの内側をどう描いてきたか  人はみずからの〈内側〉を、どのように描いてきたのか? 著者が収集した古今東西大量の人体解剖図の特徴を、編年的に総覧したのがこの本だ。百数十点の図版を眺めているだけでも、描き手が何を考え………[もっと読む]

[評者]佐倉統(東京大学大学院情報学環長・科学技術社会論)
[掲載]2014年04月20日
[ジャンル]科学・生物 ノンフィクション・評伝

人間と動物の病気を一緒にみる—医療を変える汎動物学の発想 [著]バーバラ・N・ホロウィッツ キャスリン・バウアーズ

人間と動物の病気を一緒にみる—医療を変える汎動物学の発想 [著]バーバラ・N・ホロウィッツ キャスリン・バウアーズ

■疾病の治療・予防に新たな展開  がんや心臓病、性感染症、自傷行為や摂食障害など、人間だけが罹(かか)ると思いがちの、病気、実は多くの動物も罹患(りかん)したり、よく似た症状を見せるという。乳がんに罹るジャガー、捕獲の………[もっと読む]

[評者]内澤旬子(文筆家・イラストレーター)
[掲載]2014年03月30日
[ジャンル]科学・生物

ブラックホールに近づいたらどうなるか? [著]二間瀬敏史

ブラックホールに近づいたらどうなるか? [著]二間瀬敏史

■二度と戻れぬツアー、疑似体験  今年の春(つまり今この瞬間にも)、我々の天の川銀河の中心「いて座Aスター」にある巨大ブラックホールに、地球の3倍の質量を持ったガス雲の一部が落ち、爆発的に輝くと予想されている。見た目に………[もっと読む]

[評者]川端裕人(作家)
[掲載]2014年03月16日
[ジャンル]科学・生物

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