経済

MAKERS―21世紀の産業革命が始まる [著]クリス・アンダーソン

MAKERS―21世紀の産業革命が始まる [著]クリス・アンダーソン

■誰でも製造業を起こせる時代に  インターネットがもたらす経済の構造変化を解き明かしたベストセラー『ロングテール』『フリー』に続き、著者が今回、世に問うキーワードは「メイカームーブメント」つまり、ものづくり革命だ。  ………[もっと読む]

[評者]原真人(本社編集委員)
[掲載]2012年11月25日
[ジャンル]経済 IT・コンピューター

かつての超大国アメリカ [著]トーマス・フリードマン、マイケル・マンデルバウム

かつての超大国アメリカ [著]トーマス・フリードマン、マイケル・マンデルバウム

■リスク厭わぬ意志こそが希望  ピュリツァー賞を3度受賞した著名ジャーナリストと国際関係論の泰斗が診断する今日の米国社会。  それが本書の直接的なテーマだが、その先に照射されているのはより大きな、先進国全体の近未来とい………[もっと読む]

[評者]渡辺靖(慶応大学教授・文化人類学)
[掲載]2012年11月11日
[ジャンル]経済

和牛詐欺 人を騙す犯罪はなぜなくならないのか [著]斉藤友彦

和牛詐欺 人を騙す犯罪はなぜなくならないのか [著]斉藤友彦

 マネー雑誌や節約雑誌には、長きにわたって「安愚楽牧場」の広告が掲載されていた。金融商品がリスキーなマネーゲームと化していく中で「安愚楽」のシステムは、懐かしい実体経済の色合いを残し異彩を放った。出資者は、実在の牧場で草………[もっと読む]

[掲載]2012年10月21日
[ジャンル]経済 ノンフィクション・評伝

天草の豪商・石本平兵衛 1787—1843 [著]河村哲夫

天草の豪商・石本平兵衛 1787—1843 [著]河村哲夫

■忘れられた大商人の素顔  三井・住友・鴻池に次ぐ江戸期の豪商だが、この人の名を知る人は多くないだろう。  薩摩を始め九州諸藩の御用商人として活躍し、唐津藩主だった水野忠邦に取り立てられる。水野の金主となり、彼の昇進を………[もっと読む]

[評者]出久根達郎(作家)
[掲載]2012年10月21日
[ジャンル]歴史 経済

ヘッジファンド 1・2 投資家たちの野望と興亡 [著]セバスチャン・マラビー

ヘッジファンド 1・2 投資家たちの野望と興亡 [著]セバスチャン・マラビー

■“ハゲタカ”の知られざる実態  市場の大相場の陰でうごめくヘッジファンドはハゲタカに例えられ、死骸にたかる凶暴な脇役とみられてきた。だが近年、国家に真正面から挑んで勝利するファンドもあった。勝負どころで数兆円規模の資………[もっと読む]

[評者]原真人(本社編集委員)
[掲載]2012年10月14日
[ジャンル]経済

修羅の宴 [著]楡周平

修羅の宴 [著]楡周平

■人生と経済の盛衰を重ねる  これは、第一次オイルショックさなかの1974年から、バブル景気崩壊までの約20年間を疾走する、重厚長大な経済小説である。  いづみ銀行の取締役、滝本哲夫は業績の悪化した繊維商社、浪速物産の………[もっと読む]

[評者]逢坂剛(作家)
[掲載]2012年09月23日
[ジャンル]文芸 経済

世界の99%を貧困にする経済 [著]ジョセフ・E・スティグリッツ

世界の99%を貧困にする経済 [著]ジョセフ・E・スティグリッツ

■進む不平等の階層化 逆転難しく  リーマン・ショックによる大量失業の惨状を尻目に、巨額のボーナスを手にしながら罪にも問われぬ銀行家たち。人々は大いに怒って、ウォール街に抗議行動に出た。それがやがて不平等を問う運動へと………[もっと読む]

[評者]原真人(本社編集委員)
[掲載]2012年09月09日
[ジャンル]経済

なぜ、1%が金持ちで、99%が貧乏になるのか? [著]ピーター・ストーカー [訳]北村京子

なぜ、1%が金持ちで、99%が貧乏になるのか? [著]ピーター・ストーカー [訳]北村京子

■理不尽な状況を変えるために  難解な専門用語が飛び交う金融は、専門家たちにまかせておけばいい世界だった。きっと彼らがうまくやってくれる、と人々は信じていた。それは甘すぎる期待だった。  2008年のリーマン・ショック………[もっと読む]

[評者]原真人(本社編集委員)
[掲載]2012年08月26日
[ジャンル]経済

ナリワイをつくる―人生を盗まれない働き方 [著]伊藤洋志

ナリワイをつくる―人生を盗まれない働き方 [著]伊藤洋志

■就職の対極にある生き方を  仕事に困っている人、必読である。とにかく面白いし、力が湧く。  ナリワイとは生活そのもの、あるいはそのための仕事の意味だ。本書での定義を要約すると、時間と健康をお金に換えるのではなく、頭と………[もっと読む]

[評者]田中優子(法政大学教授・近世比較文化)
[掲載]2012年08月12日
[ジャンル]経済

「東京電力」研究―排除の系譜 [著]斎藤貴男

「東京電力」研究―排除の系譜 [著]斎藤貴男

■体質や構造から浮かぶ〈日本〉  大事故が起きれば、優良企業は一転、欠陥企業となり、「社長」「会長」の座にあるものは社会の糾弾を浴びる。社長・会長が予見しうる過失を見逃す無能者であり、悪意をもった背徳者であるなら話は簡………[もっと読む]

[評者]後藤正治(ノンフィクション作家)
[掲載]2012年07月22日
[ジャンル]経済

世界を救う処方箋―「共感の経済学」が未来を創る [著]ジェフリー・サックス

世界を救う処方箋―「共感の経済学」が未来を創る [著]ジェフリー・サックス

■米国の再興策、具体的に提案  国際経済学の権威である著者は過去の著作で、人口、環境、貧困など地球規模の問題をとりあげ、解決を主導することが期待される米国がそれを果たしていないと批判してきた。今回はそのほこ先を米国社会………[もっと読む]

[評者]原真人(本社編集委員)
[掲載]2012年07月22日
[ジャンル]経済

それをお金で買いますか―市場主義の限界 [著]マイケル・サンデル

それをお金で買いますか―市場主義の限界 [著]マイケル・サンデル

■道徳的に正しいか、熟議の場へ  米ハーバード大学「白熱教室」のサンデル教授と言えば今や日本でもおなじみ。とびきりの講義の名手である。  ベストセラー『これからの「正義」の話をしよう』に続く今回の著作のテーマは「道徳」………[もっと読む]

[評者]原真人(本社編集委員)
[掲載]2012年07月15日
[ジャンル]経済 社会

商店街はなぜ滅びるのか―社会・政治・経済史から探る再生の道 [著]新雅史

商店街はなぜ滅びるのか―社会・政治・経済史から探る再生の道 [著]新雅史

■排他的経営脱し、公共空間再生を  商店街と聞くと、我々は日本の伝統的存在だと考えがちだが、本書はその常識を崩していく。  時は大正期。当時の日本は第1次世界大戦の終結と共に、深刻な不況に陥った。各地の農村は苦しみ、離………[もっと読む]

[評者]中島岳志(北海道大学准教授・南アジア地域研究、政治思想史)
[掲載]2012年06月24日
[ジャンル]経済

収奪の星 天然資源と貧困削減の経済学 [著]ポール・コリアー

収奪の星 天然資源と貧困削減の経済学 [著]ポール・コリアー

■後代に責任とる 合意形成の道  資源は途上国にとって両刃の剣だ。収入は増えるが、利権と汚職の温床になったり、資源収入への過度の依存で国民の勤労意欲まで消えたり。この「天然資源の呪い」を指摘した一人が、本書の著者コリア………[もっと読む]

[評者]山形浩生(評論家)
[掲載]2012年06月03日
[ジャンル]経済 国際

食の終焉―グローバル経済がもたらしたもうひとつの危機 [著]ポール・ロバーツ

食の終焉―グローバル経済がもたらしたもうひとつの危機 [著]ポール・ロバーツ

■楽観できない、もろいシステム  今やスーパーの食品売り場では世界中のあらゆる食材が手に入る。それを支えるのは大量生産・低価格化の流通をひたすら追求する食のサプライチェーンだ。だが筆者はこの食システムの基盤は極めてもろ………[もっと読む]

[評者]原真人(本社編集委員)
[掲載]2012年05月13日
[ジャンル]経済

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