経済

なぜ、1%が金持ちで、99%が貧乏になるのか? [著]ピーター・ストーカー [訳]北村京子

なぜ、1%が金持ちで、99%が貧乏になるのか? [著]ピーター・ストーカー [訳]北村京子

■理不尽な状況を変えるために  難解な専門用語が飛び交う金融は、専門家たちにまかせておけばいい世界だった。きっと彼らがうまくやってくれる、と人々は信じていた。それは甘すぎる期待だった。  2008年のリーマン・ショック………[もっと読む]

[評者]原真人(本社編集委員)
[掲載]2012年08月26日
[ジャンル]経済

ナリワイをつくる―人生を盗まれない働き方 [著]伊藤洋志

ナリワイをつくる―人生を盗まれない働き方 [著]伊藤洋志

■就職の対極にある生き方を  仕事に困っている人、必読である。とにかく面白いし、力が湧く。  ナリワイとは生活そのもの、あるいはそのための仕事の意味だ。本書での定義を要約すると、時間と健康をお金に換えるのではなく、頭と………[もっと読む]

[評者]田中優子(法政大学教授・近世比較文化)
[掲載]2012年08月12日
[ジャンル]経済

「東京電力」研究―排除の系譜 [著]斎藤貴男

「東京電力」研究―排除の系譜 [著]斎藤貴男

■体質や構造から浮かぶ〈日本〉  大事故が起きれば、優良企業は一転、欠陥企業となり、「社長」「会長」の座にあるものは社会の糾弾を浴びる。社長・会長が予見しうる過失を見逃す無能者であり、悪意をもった背徳者であるなら話は簡………[もっと読む]

[評者]後藤正治(ノンフィクション作家)
[掲載]2012年07月22日
[ジャンル]経済

世界を救う処方箋―「共感の経済学」が未来を創る [著]ジェフリー・サックス

世界を救う処方箋―「共感の経済学」が未来を創る [著]ジェフリー・サックス

■米国の再興策、具体的に提案  国際経済学の権威である著者は過去の著作で、人口、環境、貧困など地球規模の問題をとりあげ、解決を主導することが期待される米国がそれを果たしていないと批判してきた。今回はそのほこ先を米国社会………[もっと読む]

[評者]原真人(本社編集委員)
[掲載]2012年07月22日
[ジャンル]経済

それをお金で買いますか―市場主義の限界 [著]マイケル・サンデル

それをお金で買いますか―市場主義の限界 [著]マイケル・サンデル

■道徳的に正しいか、熟議の場へ  米ハーバード大学「白熱教室」のサンデル教授と言えば今や日本でもおなじみ。とびきりの講義の名手である。  ベストセラー『これからの「正義」の話をしよう』に続く今回の著作のテーマは「道徳」………[もっと読む]

[評者]原真人(本社編集委員)
[掲載]2012年07月15日
[ジャンル]経済 社会

商店街はなぜ滅びるのか―社会・政治・経済史から探る再生の道 [著]新雅史

商店街はなぜ滅びるのか―社会・政治・経済史から探る再生の道 [著]新雅史

■排他的経営脱し、公共空間再生を  商店街と聞くと、我々は日本の伝統的存在だと考えがちだが、本書はその常識を崩していく。  時は大正期。当時の日本は第1次世界大戦の終結と共に、深刻な不況に陥った。各地の農村は苦しみ、離………[もっと読む]

[評者]中島岳志(北海道大学准教授・南アジア地域研究、政治思想史)
[掲載]2012年06月24日
[ジャンル]経済

収奪の星 天然資源と貧困削減の経済学 [著]ポール・コリアー

収奪の星 天然資源と貧困削減の経済学 [著]ポール・コリアー

■後代に責任とる 合意形成の道  資源は途上国にとって両刃の剣だ。収入は増えるが、利権と汚職の温床になったり、資源収入への過度の依存で国民の勤労意欲まで消えたり。この「天然資源の呪い」を指摘した一人が、本書の著者コリア………[もっと読む]

[評者]山形浩生(評論家)
[掲載]2012年06月03日
[ジャンル]経済 国際

食の終焉―グローバル経済がもたらしたもうひとつの危機 [著]ポール・ロバーツ

食の終焉―グローバル経済がもたらしたもうひとつの危機 [著]ポール・ロバーツ

■楽観できない、もろいシステム  今やスーパーの食品売り場では世界中のあらゆる食材が手に入る。それを支えるのは大量生産・低価格化の流通をひたすら追求する食のサプライチェーンだ。だが筆者はこの食システムの基盤は極めてもろ………[もっと読む]

[評者]原真人(本社編集委員)
[掲載]2012年05月13日
[ジャンル]経済

歴史学者 経営の難問を解く/電力改革―エネルギー政策の歴史的大転換 [著]橘川武郎

歴史学者 経営の難問を解く/電力改革―エネルギー政策の歴史的大転換 [著]橘川武郎

■「リアルな原発のたたみ方」とは  『歴史学者~』と言っても、著者は応用経営史というジャンルを専門とする経済学者だ。産業ごとの歴史から発展のダイナミズムを探り、そこから今日的な問題の解決策を導き出す。その手法を携えて採………[もっと読む]

[評者]原真人(本社編集委員)
[掲載]2012年04月08日
[ジャンル]経済 社会

資本主義が嫌いな人のための経済学 [著]ジョセフ・ヒース

資本主義が嫌いな人のための経済学 [著]ジョセフ・ヒース

■左派こそ勉強を  2008年金融危機に始まる世界不況、さらには震災後には特に、「資本主義はもう終わり」みたいな物言いを無数に見かけてきた。これは特に左派に多いし、その人たちは資本主義の理論的根拠(と思っている)経済学………[もっと読む]

[評者]山形浩生(評論家)
[掲載]2012年03月18日
[ジャンル]経済 社会

刑務所の経済学 [著]中島隆信

刑務所の経済学 [著]中島隆信

 300円のパンを万引きして逮捕、裁判を受け、6カ月服役したら130万円の税金を使うという。果たしてこれは社会全体にとって「割に合う」のか。刑罰の犯罪抑止力はよく論じられるが、刑罰の社会的コストについても実証研究をすべき………[もっと読む]

[評者]
[掲載]2012年01月15日
[ジャンル]経済

比較のエートス 冷戦の終焉以後のマックス・ウェーバー [著]野口雅弘

比較のエートス 冷戦の終焉以後のマックス・ウェーバー [著]野口雅弘

■専門の砦から「現実」の戦場へ  M・ウェーバーの遺(のこ)した仕事が、規模の点でも濃度の点でも、読む者を圧倒する凄(すご)みを備えていることは、その理論構築に対し否定的な見解を抱く者を含め、認めぬわけにいかぬだろう。………[もっと読む]

[評者]奥泉光(作家)
[掲載]2012年01月15日
[ジャンル]経済 社会 国際

贈与の歴史学―儀礼と経済のあいだ [著]桜井英治

贈与の歴史学―儀礼と経済のあいだ [著]桜井英治

■合理的でドライだった中世人  お歳暮の手配が終わったら年賀状を書き、出していない人から賀状が来たら慌てて返す。たとえそれが、すぐに顔を合わせる人であってもだ。もらったからにはお返ししなければならない、という意識は、現………[もっと読む]

[評者]田中貴子(甲南大学教授)
[掲載]2012年01月15日
[ジャンル]歴史 経済 社会 新書

バフェットとグレアムとぼく―インドの13歳少年が書いた投資入門 [著]アリャマン・ダルミア [訳]前田俊一

バフェットとグレアムとぼく―インドの13歳少年が書いた投資入門 [著]アリャマン・ダルミア [訳]前田俊一

■13歳少年が説く、投資のイロハ  あるヘッジファンドの親玉(インド人)が、片言の日本語で「日本人は金融の知識も経験もユダヤ人に全然かなわない。多分、中国人にもインド人にも。真っ向から勝負しないで、彼らと仲良くしておこ………[もっと読む]

[評者]植田和男(東京大学教授)
[掲載]2011年12月11日
[ジャンル]経済

計画と無計画のあいだ―「自由が丘のほがらかな出版社」の話 [著]三島邦弘

計画と無計画のあいだ―「自由が丘のほがらかな出版社」の話 [著]三島邦弘

■本作り楽しむ小出版社の「熱」  東京・自由が丘にある築50年の小さな民家。ここにミシマ社がある。取次店を通さず、直接、書店に卸し、手作りのPOPで売り出す。社員数人の小出版社ながら、オリジナリティーの高い話題の本を次………[もっと読む]

[評者]中島岳志(北海道大学准教授・南アジア地域研究、政治思想史)
[掲載]2011年11月20日
[ジャンル]経済

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