科学・生物

パンダが来た道—人と歩んだ150年 [著]ヘンリー・ニコルズ

パンダが来た道—人と歩んだ150年 [著]ヘンリー・ニコルズ

■稀少動物と人間の関係を面白く  上野動物園のパンダが発情したらしい。果たして交配がうまくいくかどうか。ファンはかたずを呑(の)んで朗報を待っている。こんなことも、いまだ研究途上なのである。ようやく、幼い時の母との関わ………[もっと読む]

[評者]出久根達郎(作家)
[掲載]2014年03月16日
[ジャンル]科学・生物

セラピスト [著]最相葉月

セラピスト [著]最相葉月

■心理療法への問い、自分巻き込み取材  競輪選手、絶対音感、青いバラ、生命倫理、東大応援団、そして星新一。最相葉月がこれまで集中的に取材してきた対象だ。ノンフィクション作家としての最相の、七変化のようなテーマの交替にい………[もっと読む]

[評者]鷲田清一(大谷大学教授・哲学)
[掲載]2014年02月23日
[ジャンル]科学・生物 ノンフィクション・評伝

科学をいまどう語るか―啓蒙から批評へ [著]尾関章

科学をいまどう語るか―啓蒙から批評へ [著]尾関章

 朝日新聞で科学分野の社説や記事を長く書いてきた元記者が、戦後日本の科学ジャーナリズムの歩みをたどった。きっかけは重大な被害をもたらした福島第一原発事故。だが省みるべき問題は、より深いところで科学報道全般に根をはってきた………[もっと読む]

[評者]
[掲載]2014年02月23日
[ジャンル]科学・生物 社会

科学VS.キリスト教―世界史の転換 [著]岡崎勝世

科学VS.キリスト教―世界史の転換 [著]岡崎勝世

■真実追究に命賭けたロマン  既存の価値観を変える意識革命は一人の天才によってなし遂げられるものではない。本書は17世紀の「科学革命」から「博物学の世紀」(18世紀)に至るまで、多くの天才がいかにして「世界(宇宙を含む………[もっと読む]

[評者]水野和夫(日本大学教授・経済学)
[掲載]2014年02月16日
[ジャンル]人文 科学・生物 新書

気が遠くなる未来の宇宙のはなし [著]佐藤勝彦

気が遠くなる未来の宇宙のはなし [著]佐藤勝彦

■「存在」の不思議を問うこと  一晩に一章ずつ読めば、最新の研究に基づく宇宙の姿を、六晩で楽しくわかりやすく把握できる、というつくりの本。なかなか寝つかれぬ夜には、「老後の貯蓄が……」など、つい悶々(もんもん)としてし………[もっと読む]

[評者]三浦しをん(作家)
[掲載]2014年02月02日
[ジャンル]科学・生物

鮭鱸鱈鮪 食べる魚の未来 [著]ポール・グリーンバーグ

鮭鱸鱈鮪 食べる魚の未来 [著]ポール・グリーンバーグ

■生存可能な環境と方策を検証  もうすぐ鮪(まぐろ)が食べられなくなるようだ。その前に一度だけ大トロを食べてみたいと、始発電車に乗って築地卸売市場内にある寿司屋(すしや)に行った。  あれから10年近く経つ。鮪は相変わ………[もっと読む]

[評者]内澤旬子(文筆家・イラストレーター)
[掲載]2014年01月26日
[ジャンル]科学・生物

医学的根拠とは何か [著]津田敏秀

医学的根拠とは何か [著]津田敏秀

■身近で難解な問題を問い直す  福島第一原発事故以降、私たちはこれまで耳に馴染(なじ)まなかった「シーベルト」「ベクレル」等の単位を聞く機会が増えた。一般市民の関心は何より健康への影響だが、専門家の回答は釈然としないも………[もっと読む]

[評者]水無田気流(詩人・社会学者)
[掲載]2014年01月26日
[ジャンル]科学・生物

寿命100歳以上の世界―20××年、仕事・家族・社会はこう変わる [著]ソニア・アリソン

寿命100歳以上の世界―20××年、仕事・家族・社会はこう変わる [著]ソニア・アリソン

■150歳まで死なない未来を予測  もし私たちの平均寿命が150歳になったら、生き方や社会のあり方はどのように変わるだろうか。働き方ひとつとっても、65歳定年とはいかなくなるだろう。家族についても、孫やひ孫だけでなく玄………[もっと読む]

[評者]萱野稔人(津田塾大学教授・哲学)
[掲載]2014年01月19日
[ジャンル]科学・生物 社会

うな丼の未来―ウナギの持続的利用は可能か [編]東アジア鰻資源協議会日本支部

うな丼の未来―ウナギの持続的利用は可能か [編]東アジア鰻資源協議会日本支部

■絶滅に瀕した稀少種どう食べる  ついこの前までスーパーの惣菜(そうざい)コーナーにあると思っていたら、急に高騰したうなぎの蒲焼(かばや)き。養殖で安定供給されていると思い込んでいたニホンウナギが、絶滅の危機に瀕(ひん………[もっと読む]

[評者]内澤旬子(文筆家・イラストレーター)
[掲載]2014年01月19日
[ジャンル]科学・生物

そして最後にヒトが残った [著]クライブ・フィンレイソン

そして最後にヒトが残った [著]クライブ・フィンレイソン

■もうひとつの人類、なぜ絶滅したのか  ネアンデルタール人と聞くだけで心が動かされるのはなぜだろう。たぶん気づかないうちに想像してしまうのだ。我々の他に高い知能をもつ人類が生きていた、その時代の、その風景のことを。  ………[もっと読む]

[評者]角幡唯介(ノンフィクション作家・探検家)
[掲載]2013年12月22日
[ジャンル]科学・生物

脳病院をめぐる人びと 帝都・東京の精神病理を探索する [著]近藤祐

脳病院をめぐる人びと 帝都・東京の精神病理を探索する [著]近藤祐

■別角度の文学史が見えてくる  日本近代の精神科病院は、公立施設に限定するならば、都市の美観と治安を守るために路上生活者を一掃する政策から誕生した。明治5年にロシア皇太子が訪日するのに合わせ、困窮者や病者を収容すべく設………[もっと読む]

[評者]荒俣宏(作家)
[掲載]2013年12月22日
[ジャンル]科学・生物 医学・福祉

キノコ切手の博物館 [著]石川博己

キノコ切手の博物館 [著]石川博己

■鮮やかな美術書のような味わい  40年近くも「世界のキノコ切手」を収集しつづけている著者による、キノコ愛&切手愛あふれる本。キノコをモチーフにした各国の切手が、フルカラーで紹介される。  著者は、実物のキノコを野山で………[もっと読む]

[評者]三浦しをん(作家)
[掲載]2013年12月22日
[ジャンル]文芸 科学・生物

ミツバチの会議―なぜ常に最良の意思決定ができるのか [著] トーマス・D・シーリー

ミツバチの会議―なぜ常に最良の意思決定ができるのか [著] トーマス・D・シーリー

■多様な解答を探り、優れた結論へ  コーネル大学で学科長をしている著者は教授会を極めて民主的に運営している。それはミツバチから学んだことなのだ。ではいったいどんな風にミツバチは社会を運営しているのだろう。  本書は、働………[もっと読む]

[評者]田中優子(法政大学教授・近世比較文化)
[掲載]2013年12月15日
[ジャンル]科学・生物

スズメ つかず・はなれず・二千年 [著]三上修

スズメ つかず・はなれず・二千年 [著]三上修

■身近な鳥には驚きがいっぱい  部屋の窓から、スズメが遊ぶ姿を眺めるのが好きだ。ある日、スズメのヒナが地面をよちよち歩いているのを発見した。おおいに気を揉(も)むも、親スズメがちゃんと餌を運んでおり、翌朝にはヒナも見事………[もっと読む]

[評者]三浦しをん(作家)
[掲載]2013年12月08日
[ジャンル]科学・生物

フラクタリスト―マンデルブロ自伝 [著]ベノワ・B・マンデルブロ

フラクタリスト―マンデルブロ自伝 [著]ベノワ・B・マンデルブロ

 一見、無秩序に見える自然をとらえる幾何学。逆に、簡単な数式が複雑で不思議な図形を描く——フラクタル理論を「発見」したのがマンデルブロだ。1924年、ポーランド生まれのユダヤ人。ナチの手を逃れる青年期までの足跡もスリリン………[もっと読む]

[評者]
[掲載]2013年12月01日
[ジャンル]科学・生物

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