読書面に連載中。毎週一冊、書店で売れている本、話題の本を、瀧井朝世さん、佐々木敦さん、佐々木俊尚さん、速水健朗さんの4人の筆者がリレーでとりあげています。
■激しい愛憎と情念の世界 ソフトバンク孫正義社長の半生を極貧の生い立ちにまでさかのぼり、血統までをも取材した強烈に面白いノンフィクションだ。 しかし物語としては面白い一方で、本書には強烈な違和感………[もっと読む]
[文]佐々木俊尚(ジャーナリスト) [掲載]2012年02月12日
■稚気と知略に富んだ遊び心 綾辻行人の「館シリーズ」の第9作である。デビュー作『十角館の殺人』から始まったこのシリーズは、全10編と予告されているので、ついに最後から2作目となる。終幕に向けて盛………[もっと読む]
[文]佐々木敦(批評家) [掲載]2012年02月05日
■言葉への愛を込め辞書作り 今月20日に発表になった「キノベス! 2012」で堂々の第1位。紀伊国屋書店スタッフが過去1年間の新刊(文庫化タイトルは除く)から選んだオススメ本のランキングトップで………[もっと読む]
[文]瀧井朝世(ライター) [掲載]2012年01月29日
■国民大衆の「実感」を見直す 行き過ぎた消費社会の反省や経済成長の不要を主張する本は多い。このご時世、この主張は支持されやすいだろう。題名で本書を手にした読者も、それを期待しているかも知れない。………[もっと読む]
[文]速水健朗(フリーライター) [掲載]2012年01月22日
■統治の在り方を論じる時期 昨年11月、大阪市長に当選した橋下徹氏の「大阪都構想」は、本書を読めば非常に明快だ。この国を立て直すためには、政策転換や政権交代ではなく体制そのものを一新すべきだと。………[もっと読む]
[文]佐々木俊尚(ジャーナリスト) [掲載]2012年01月15日
■驚きが待つ切ない恋物語 交通広告代理店に勤める奥田浩介は、取引先のランジェリーメーカーの営業社員として、中学の同級生だった渡来真緒と再会する。10年前、あまりにも勉強が出来ないせいで「学年有数………[もっと読む]
[文]佐々木敦(批評家) [掲載]2012年01月08日
■貧乏球団の大胆な組織改革 年俸の低い選手ばかりの集まりなのに、いつしか強豪チームと互角にわたりあうようになっていた大リーグの貧乏球団アスレチックス。その裏にはゼネラルマネジャーのビリー・ビーン………[もっと読む]
[文]瀧井朝世(ライター) [掲載]2011年12月25日
■愛の総量増やす「政策提言」 本書は事実婚の普及を促すもの。なぜそれをこの小説家が著す必要があったのか。著者が事実婚を推す理由は二つある。 ひとつは、若い世代を巡る問題である。急速に若い男女の未………[もっと読む]
[文]速水健朗(フリーライター) [掲載]2011年12月18日
■不良債権と寝た男の回顧録 元三井住友銀行頭取が書いたこの本は、二重の意味できわめて稀有(けう)な存在である。 第一には、日本の巨大銀行の頭取が単なる人生の自慢話としてではなく、暴露的な回顧録を………[もっと読む]
[文]佐々木俊尚(ジャーナリスト) [掲載]2011年12月11日
■主人公の人生観に味わい 米国の新進ミステリー作家デイヴィッド・ゴードンによるデビュー作である。全くの無名ながら、刊行後じわじわと版を重ね、本欄に登場と相成った。 主人公のハリーは題名通りの「二………[もっと読む]
[文]佐々木敦(批評家) [掲載]2011年12月04日
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