売れてる本

売れてる本

読書面に連載中。書店で売れている本、話題の本を、市川真人さん、武田砂鉄さん、佐々木俊尚さん、速水健朗さん、山口文憲さん、阿部嘉昭さん、瀧本哲史さんたちが取り上げ、評しています。

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トヨトミの野望―小説・巨大自動車企業 [著]梶山三郎

トヨトミの野望―小説・巨大自動車企業 [著]梶山三郎

■情報と娯楽を両立させる奇書 ノンフィクションのようで実は全くのフィクション。以前紹介した『プライベートバンカー』とは正反対の本だ。 架空の日本の自動車会社を舞台に、国内のみならず米国でも次々と………[もっと読む]

[文]瀧本哲史(京都大学客員准教授) [掲載]2017年02月19日

応仁の乱 [著]呉座勇一

応仁の乱 [著]呉座勇一

■日本史上最も重要な大混乱 応仁の乱は、日本史上最も重要な出来事かもしれない。少なくとも東洋史学の泰斗、内藤湖南はそう言っていた。現在の日本につながる歴史、「我々の身体骨肉に直接触れた歴史」はこ………[もっと読む]

[文]大澤真幸(社会学者) [掲載]2017年02月12日

カラスの教科書 [著]松原始

カラスの教科書 [著]松原始

■むしろ人間を怖がっている 「カラス なぜ鳴くの カラスの勝手でしょ」との替え歌があるが、カラス側に立てば、そうやってネガティブキャンペーンを続ける人間こそ勝手だ。 「何もしていないのに急に」襲………[もっと読む]

[文]武田砂鉄(ライター) [掲載]2017年02月05日

そして生活はつづく [著]星野源

そして生活はつづく [著]星野源

■コンプレックスを引きずって 顔がいいわけではないし歌唱力も微妙なのになぜ人気者? そう思っていたが、昨年末の紅白歌合戦を観(み)て転じた。「こんばんは星野源です」と歌い出す。紅白出場歌手の顔と………[もっと読む]

[文]速水健朗(コラムニスト) [掲載]2017年01月29日

日本人の9割が知らない遺伝の真実 [著]安藤寿康

日本人の9割が知らない遺伝の真実 [著]安藤寿康

■冷静な観察と温かな対処示す 個人的な話で恐縮だが、空間把握が絶望的に下手だ。何度通った道でも向きが違えばまるでわからぬ。俯瞰(ふかん)的な方角の把握や動画的な空間の記憶ができる人もいようが、私………[もっと読む]

[文]市川真人(批評家・早稲田大学准教授) [掲載]2017年01月22日

山怪―山人が語る不思議な話 [著]田中康弘

山怪―山人が語る不思議な話 [著]田中康弘

■マタギの奇妙な体験に導かれ 巻頭のエピグラム風の一文によると〈日本の山には何かがいる〉。〈誰もが存在を認めているが、それが何かは誰にも分からない〉ものがいるらしい。 写真家として全国の山村を歩………[もっと読む]

[文]山口文憲(エッセイスト) [掲載]2017年01月15日

ハリネズミの願い [著]トーン・テレヘン [訳]長山さき

ハリネズミの願い [著]トーン・テレヘン [訳]長山さき

■人づきあいをそっと後押し 日本ではあまり知られていないオランダの作家。過去に翻訳された2冊は、某通販サイトに高値で出品されている。ちょっと手が出ない、遠い本だ。 そんなわけで『ハリネズミの願い………[もっと読む]

[文]最相葉月(ノンフィクションライター) [掲載]2017年01月08日

ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン(上・下) [著]ピーター・トライアス [訳]中原尚哉

ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン(上・下) [著]ピーター・トライアス [訳]中原尚哉

■肉感ちりばめた歴史改変SF 第2次大戦で枢軸国が勝利、戦後、米国東部をナチスドイツが、西部を大日本帝国が統治したら——という歴史改変SF。踏襲されているのはP・K・ディックの同設定の傑作『高い………[もっと読む]

[文]阿部嘉昭(評論家・北海道大学准教授) [掲載]2016年12月25日

人口と日本経済―長寿、イノベーション、経済成長 [著]吉川洋

人口と日本経済―長寿、イノベーション、経済成長 [著]吉川洋

■生産性伸ばす革新は可能か 人口が減っていく日本の未来は暗いと、日本人は漠然と不安に感じている。そういう論を明確に否定した本書は、硬めの経済学の本であるにもかかわらずベストセラーになっている。「………[もっと読む]

[文]佐々木俊尚(ジャーナリスト) [掲載]2016年12月18日

LIFE SHIFT(ライフ・シフト) [著]リンダ・グラットン、アンドリュー・スコット [著]池村千秋

LIFE SHIFT(ライフ・シフト) [著]リンダ・グラットン、アンドリュー・スコット [著]池村千秋

■「人生100年」のモデル示す 年末になると今年を振り返る企画が増える。2016年のキーワードは「生き方、働き方の再構築」かもしれない。働き方改革、副業の推奨、過労自殺、トランプ大統領誕生の背景………[もっと読む]

[文]瀧本哲史(京都大学客員准教授) [掲載]2016年12月11日

ここに掲載されている記事や書評などの情報は、原則的に初出時のものです。

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