ベストセラー解読(週刊朝日)

ベストセラー解読(週刊朝日)

ヒット作の秘密は何か? 今売れている本を分析した週刊朝日のコラム。永江朗さんと長薗安浩さんが交代で連載。

バックナンバー:2011年

子の無い人生 [著]酒井順子

子の無い人生 [著]酒井順子

■最期は誰が看取る? 2月に出たこの本がいまだに売れ続け、話題になっているのは、「保育園落ちた」事件があったからだろう。子育ても大変だけど、産まなかった女性の苦しさや後ろめたさも大きいよ、という………[もっと読む]

[文]永江朗 [掲載]2016年05月17日

ねこはすごい [著]山根明弘

ねこはすごい [著]山根明弘

■人との良き共存は 世は猫ブームである。神保町には猫に関する本の専門書店ができ、猫カフェは定着し、テレビを見れば多くのCMに猫が登場する。実際、各家庭で飼われる猫の数は増加の一途で、ついには犬と………[もっと読む]

[文]長薗安浩 [掲載]2016年05月09日

村に火をつけ、白痴になれ [著]栗原康

村に火をつけ、白痴になれ [著]栗原康

■因習なんて蹴っ飛ばせ カップ麺のパロディーCMが放映中止になったと聞いて、どんよりした気分になる。まるで一億総風紀委員社会。 栗原康の『村に火をつけ、白痴になれ』は、そんな空気に一撃を与える本………[もっと読む]

[文]永江朗 [掲載]2016年04月26日

蘇我氏 古代豪族の興亡 [著]倉本一宏

蘇我氏 古代豪族の興亡 [著]倉本一宏

■政略結婚の威力を思い知る 剣を振りかざした中大兄皇子の前で倒れこむ蘇我入鹿。刎ねられた首からは血が噴きだし、その頭部は舞いあがるように宙に浮かんでいる──教科書にあった大化改新(乙巳の変)を描………[もっと読む]

[文]長薗安浩 [掲載]2016年04月19日

弘兼憲史流「新老人」のススメ [著]弘兼憲史

弘兼憲史流「新老人」のススメ [著]弘兼憲史

■「新人類」から「新老人」へ 「下流老人」という言葉のインパクトは強かった。貧窮する老人に関心を向け、警鐘を鳴らしたのはよかったが、過剰な不安と怯えも広がっている。 年をとるのはしょうがない。肉………[もっと読む]

[文]永江朗 [掲載]2016年04月12日

まく子 [著]西加奈子

まく子 [著]西加奈子

■肉体の変化に直面した子どもたち 西加奈子の直木賞受賞後第1作となる『まく子』は、小さな温泉街に暮らす小学5年生の男子、慧が主人公だ。 全校生徒50人、クラスメイトは12人。ほとんどが幼なじみの………[もっと読む]

[文]長薗安浩 [掲載]2016年04月05日

サイロ・エフェクト [著]ジリアン・テット [訳]土方奈美

サイロ・エフェクト [著]ジリアン・テット [訳]土方奈美

■「たこつぼ化」が行きすぎると… 生産性を上げるには、分業が基本だといわれる。作業を細分化し、一人ひとりの専門性を高める。しかし、これが行きすぎるととんでもないことになる、と『サイロ・エフェクト………[もっと読む]

[文]永江朗 [掲載]2016年03月29日

愛国と信仰の構造 [著]中島岳志、島薗進

愛国と信仰の構造 [著]中島岳志、島薗進

■宗教ナショナリズム運動の危険性 昨年、ほとんどの憲法学者が「違憲である」と断じた安保法制が強行採決で成立し、日本の立憲主義は危機に陥った。憲法遵守の義務を負っている国会議員が数の論理で憲法を歪………[もっと読む]

[文]長薗安浩 [掲載]2016年03月22日

哲学な日々 [著]野矢茂樹

哲学な日々 [著]野矢茂樹

■哲学とは、考え続けること アメリカの大統領選でトランプが快進撃と聞くと、「アメリカ人は何を考えているんだ?」と思う。何も考えていないのかもしれない。もっとも、日本人だって五十歩百歩。甘利スキャ………[もっと読む]

[文]永江朗 [掲載]2016年03月12日

日本人はどこから来たのか? [著]海部陽介

日本人はどこから来たのか? [著]海部陽介

■遺跡地図をもとにルートを探る 海部陽介『日本人はどこから来たのか?』は、タイトルどおり、古くからある大いなる問いに対して独自の新説を展開する。海部は、国立科学博物館で人類史研究グループ長を務め………[もっと読む]

[文]長薗安浩 [掲載]2016年03月07日

ここに掲載されている記事や書評などの情報は、原則的に初出時のものです。

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