ベストセラー解読(週刊朝日)

ベストセラー解読(週刊朝日)

ヒット作の秘密は何か? 今売れている本を分析した週刊朝日のコラム。永江朗さんと長薗安浩さんが交代で連載。

バックナンバー:2011年

下町ロケット2―ガウディ計画 [著]池井戸潤

下町ロケット2―ガウディ計画 [著]池井戸潤

■医療界に挑む愚直な技術者たち TBS日曜劇場で放送中のドラマ「下町ロケット」は、池井戸潤が4年前に直木賞を受賞した同名タイトルの作品を原作としている。東京の下町、大田区にある佃製作所が得意のバ………[もっと読む]

[文]長薗安浩 [掲載]2015年12月11日

さらばアホノミクス [著]浜矩子

さらばアホノミクス [著]浜矩子

■貧困と格差を放置する経済政策 アベノミクスって効果があったのだろうか。少なくとも、ぼくが生息する出版界では微塵も感じられない。雑誌の売れ行きは低迷し、休刊も続いている。書店の身売り話や閉店も多………[もっと読む]

[文]永江朗 [掲載]2015年12月08日

娘になった妻、のぶ代へ [著]砂川啓介

娘になった妻、のぶ代へ [著]砂川啓介

■妻の認知症を受け容れていく 誰もがガンになる可能性があるように、誰もが認知症になる可能性がある。不摂生だから認知症になるのではないし、確実な予防策もない。しかし、だからといって、人はなかなか受………[もっと読む]

[文]永江 朗 [掲載]2015年12月04日

骨風 [著]篠原勝之

骨風 [著]篠原勝之

■作者の諦観に救われる 「ゲージツ家のクマさん」こと篠原勝之の短篇集『骨風』は、「オレ」にまつわる8通りの死を描いている。 全作の語り部である「オレ」は、生まれてくるなりジフテリアを患って嗅覚と………[もっと読む]

[文]長薗安浩 [掲載]2015年11月27日

あこがれ [著] 川上未映子

あこがれ [著] 川上未映子

■無垢な少年と大人びた少女の対比 もういちど会っておくんだった、と思うことがときどきある。会いたい、会わなきゃ、と思ううちに月日が流れ、訃報を聞いて悔やむ。年齢を重ねると、そんなことが増えた。「………[もっと読む]

[文]永江朗 [掲載]2015年11月20日

ママがおばけになっちゃった! [著] のぶみ

ママがおばけになっちゃった! [著] のぶみ

■シリアスな題材をユーモラスに描く 叔母が40代なかばで死んだとき、のこされた従弟は「幽霊になってでもいいから、お母さんにまた会いたい」とつぶやいた。やんちゃ坊主だった彼だけに、周囲の涙をさそっ………[もっと読む]

[文]永江朗 [掲載]2015年11月13日

空海 [著]高村薫

空海 [著]高村薫

■直観と論理が一体化した宗教家 ことしは空海が高野山を開いて1200年目。南海電車をはじめ、あちこちにポスターが貼られている。しかし、高村薫の『空海』は、たんなる1200年記念企画ではない。彼は………[もっと読む]

[文]永江朗 [掲載]2015年10月30日

服従 [著]ミシェル・ウエルベック [訳]大塚桃

服従 [著]ミシェル・ウエルベック [訳]大塚桃

■西洋は何にひざまずくのか ミシェル・ウエルベック『服従』がフランスで発売された今年の1月7日、イスラム過激派の若者たちがシャルリー・エブド紙を襲撃し、12人を殺害した。その日発売された同紙の表………[もっと読む]

[文]長薗安浩 [掲載]2015年10月23日

集団的自衛権はなぜ違憲なのか [著]木村草太

集団的自衛権はなぜ違憲なのか [著]木村草太

■安倍政権は立憲主義を捨てたも同然 安全保障関連法(やっぱり「戦争法」)が成立したが、もちろんこれで終わりではない。政権交代があればこの法律は廃止されるかもしれないし、最高裁が憲法違反だと判断す………[もっと読む]

[文]永江朗 [掲載]2015年10月16日

職業としての小説家 [著]村上春樹

職業としての小説家 [著]村上春樹

■自由人であるために 村上春樹『職業としての小説家』は、初刷だけで10万部を印刷したり、紀伊國屋書店が大量の買い取りによる新たな販売方法にトライしたりして話題になった。どちらも、日本を代表する小………[もっと読む]

[文]長薗安浩 [掲載]2015年10月09日

ここに掲載されている記事や書評などの情報は、原則的に初出時のものです。

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