この人に聞きたい 本の話

「本を読んでカッコイイと思われたい」 デーブ・スペクターさん

2011年02月18日

シカゴ出身。放送プロデューサー、タレント、放送作家と多彩な顔を持つ。ポイントを押さえた的確なコメント、鋭い批評は多方面から好評を博し、2009年度オリコン「好きなコメンテーター」ランキング1位。本人の爆笑ツイッターはこちら http://twitter.com/dave_spector

情報通コメンテーターとして活躍し、日々流行の最先端を追いかけるデーブ・スペクターさん。電子書籍が先行している米国事情にも精通し、新しいもの好きのデーブさんに、電子書籍について聞いてみました。


純喫茶で本を読みたいけど…

――普段どのくらい本を読んでいますか?

 いつも情報収集でブログやツイッターをチェックしているけど、最近はゆっくり本を読むということが出来なくなりました。ボクの場合は専門的なコメントより瞬発力を求められるから、じっくり本を読むというより新聞や雑誌を読むことが多いですね。新聞は1日で20紙程度目を通しています。
 あと、本を読む場所も減ってきているしね。東京は純喫茶も少なくなってスタバばっかりだし、スタバだとせわしなくてボクはじっくり本を読めない。ルノアールのような純喫茶だったら本を読むのにはぴったりなんだけどね(笑)。
 でも、若い頃は時間もあったし、日本語が大好きだから井上靖さんや五木寛之さんの本をたくさん読みました。米作家だとマイケル・クライトンが好きでしたね。
 なかなか時間がなくて難しいとは思うけど、川端康成みたいな作家が出てくればまた本を読みたいね。あと、もし長期入院することになれば読む予定。普段愛用している携帯電話もパソコンも使ったら看護士さんに怒られちゃうだろうけど、紙の本ならOKでしょ(笑)。

――過去に著作を出版されていますが、電子化で復活させる予定は?

 出すことも考えたんだけど、出版社からオファーが来ないんだよね(笑)。


アメリカの事情、日本の事情

――米国では日本より早い時期から電子書籍端末が流行となっています

 アメリカは本の値段が高いし重いから、安くて持ち運びやすい電子書籍も受け入れられた要因だろうね。あと、本をプレゼントする文化があるから、電子書籍端末をプレゼントするというのもよかったのかもしれない。
 日本はアメリカに比べたら家が狭いから収納場所も少ないし、通勤時間も長いし、読書好きな人が多いと感じる。だから電子書籍がもっと流行ってもいい気がするよね。でも、「本は本屋さんで買う」という文化もあるし、一気にシフトするというよりはソフトランディングになると思う。

――最近は日本でも電子書籍が読める端末がいろいろ発売されています

 もともと機械は好きで、iPhoneもiPadも日本で一番最初に手に入れたのもボクだと思います。飽きっぽいから使わなくなるのも早くて今は漬物石になっちゃっているのもあるけど(笑)。だから、電子書籍端末もすぐにチェックしたよ。読書が趣味の人にとっては、AmazonのKindleや、SONYのReaderのような専用端末のほうがいいだろうね。本を読むなら、じっくり読みたいだろうし。昔は友達に本を貸すとき、最後のページだけ破って、あとから送るっていういたずらをしていたけど、電子書籍ではそれが出来ないのは残念だなぁ(笑)。
 本を読んでいる人は偉い。長い時間をかけて1冊読むんだもん。ボクは落ち着きが無いから30秒でメールやツイッターをしちゃいそう(笑)。それに、本を読むってカッコイイよね。『ノルウェイの森』とか『1Q84』とか『KAGEROU』とか、その時々だけど、読んでいる本のカバーが見えるとかっこよく思われる。ボクも「読書が好きな人なんだな」とか、「流行に敏感なんだな」とか思われたい(笑)。でも電子書籍だとそれがわからないから、端末の裏面でカバーが表示できたら面白いね。

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