絵本箱

アン・ブルイヤール作「ねこ さんびき」(長新太さんの絵本箱)

2000年04月24日

 すえもりブックス 1,500円
 
 この絵本は文字が無い。子どもはネコのセリフなどを自分でつくってしまい、声に出して楽しむと思うが、大人はどうするだろう。
 「狂言」には面白い三人組が出てくるから、狂言でやるのがいいのではないだろうか。三匹のネコの話なのでちょうどよい。
 狂言でやると、以下のようになる。「アアこれこれ、わたしは太郎ネコじゃ」「わたしは次郎ネコじゃ」「わたしは三郎ネコじゃ」「みんなそろって、サカナを食べよう。エイエイ、ヤットナ、ヤットナ」——こんなアンバイに絵本を読む。この絵本は、そういった面白さがある。「さてさて、大人のセンスが問われる絵本ではないか。こまった、こまった。エイエイ、ヤットナ」。
 (絵本作家)

ねこさんびき

著者:アン ブルイヤール、Anne Brouillard
出版社:すえもりブックス

表紙画像

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