「男の子のふり」リアルな描写

2017年01月28日

■「ジョージと秘密のメリッサ」

 4年生のジョージは、体は男の子でも自分は女の子(メリッサ)なのだと感じている。しかし、学校でも家でもそのことは秘密にしている。学年で「シャーロットのおくりもの」の劇を上演することになっても、ジョージがやりたいシャーロットの役は、女子の役という理由でやらせてもらえない。でも、やがて親友のケリーがあるがままのジョージを受け入れて、午後の部の役をひそかに代わってくれたり、女の子同士の楽しい時間を設けたりしてくれる。家族も徐々にジョージを理解するようになる。自らもトランスジェンダーである作家が書いただけに、「男の子のふりをするのは、ほんとうに苦しいんだ」というジョージの叫びも心理描写もリアルだ。
 ★アレックス・ジーノ作、島村浩子訳、偕成社、税抜き1400円、小学校中学年から

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