子どもの本棚

不思議な実、あったら楽しい

2018年04月28日

■「4ミリ同盟」
 この本を読みながら、地球上のどこかに不思議な「フラココノ実」がたわわに実っている島があって、それを食べたくなる人たちが本当に存在するとしたら楽しいだろうなあと、幸せな気持ちになりました。
 主人公のポイット氏が住む街の人たちは、成長していく過程で、必ずフラココノ実を食べたくなるという独特の体質をしていました。ところが、ポイット氏は中年になった今でも、まだその実を食べたことはありません。そのせいで、彼は地面から4ミリ浮いたまま歩いていたのです。他にも同じ歩き方をしている仲間を見つけ、いよいよいかだに乗って島をめざしますが――。「4ミリ同盟」の仲間は、その実を食べることができるのでしょうか。(ちいさいおうち書店店長 越高一夫)
 ★高楼方子著、大野八生画、福音館書店、税抜き1200円、小学校高学年から

4ミリ同盟 (福音館創作童話シリーズ)

著者:高楼 方子、大野 八生
出版社:福音館書店

表紙画像

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