売れてる本

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読書面に連載中。書店で売れている本、話題の本を、市川真人さん、武田砂鉄さん、佐々木俊尚さん、速水健朗さん、山口文憲さん、阿部嘉昭さん、瀧本哲史さんたちが取り上げ、評しています。

バックナンバー:2011年2010年2009年2008年2007年2006年

超 暇つぶし図鑑 [著]ARuFa

超 暇つぶし図鑑 [著]ARuFa

■くだらないことを綿密に  文字通り、超くだらない暇つぶしの方法を写真付きでたくさん説明した、それだけの本です。ネットで人気のライターさんによるもの。  非凡なくだらないことを思いつく人、というのはわりとよくいると思う………[もっと読む]

[文]能町みね子(コラムニスト) [掲載]2017年08月20日

多動力 [著]堀江貴文

多動力 [著]堀江貴文

■時代が求める“肩書越境力”  僕は、お笑い芸人をやりながら、絵本やビジネス書を出版したり、町を作ったり、学校を作ったり、上場企業の顧問なんかもやっている。そんなことをしていると、世間の皆様から批判を受けることも少なく………[もっと読む]

[文]西野亮廣(芸人) [掲載]2017年08月13日

女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと [著]西原理恵子

女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと [著]西原理恵子

■幸せを人任せにしないで  昔のサイバラはトガってた。自分を「誰にでも噛(か)みつく犬」に譬(たと)え、政治家から名店や画伯まであらゆる権威を吠(ほ)えて噛み、その姿が風刺や批評となって噛まれた相手も笑わせる「野良漫画………[もっと読む]

[文]市川真人(批評家・早稲田大学准教授) [掲載]2017年08月06日

「司馬遼太郎」で学ぶ日本史 [著]磯田道史

「司馬遼太郎」で学ぶ日本史 [著]磯田道史

■死にかけて考えた軍の不合理  〈「なぜ日本陸軍は異常な組織になってしまったのか」という疑問〉が、司馬遼太郎にはあったと、磯田さんは語りはじめる。  明治は徳川を倒してできた。その倒された徳川は織豊(織田・豊臣)から権………[もっと読む]

[文]姫野カオルコ(作家) [掲載]2017年07月30日

宝くじで1億円当たった人の末路 [著]鈴木信行

宝くじで1億円当たった人の末路 [著]鈴木信行

■同調圧力なんて関係ない  現在放送されている、芸能人の同級生の現在を追うTV番組「あいつ今何してる?」(テレビ朝日系)と、終電を逃した人々に声をかけて自宅を訪問する番組「家、ついて行ってイイですか?」(テレビ東京系)………[もっと読む]

[文]武田砂鉄(ライター) [掲載]2017年07月23日

裸足で逃げる―沖縄の夜の街の少女たち [著]上間陽子

裸足で逃げる―沖縄の夜の街の少女たち [著]上間陽子

■受け止め、聞くということ  沖縄で暴力を受けて育った女性たちの個人史を、聞き取り調査をもとに描いた記録である。  何度読んでも、私はまた泣きながら読むことになる。「泣ける話」なのではない。凄絶(せいぜつ)すぎる体験を………[もっと読む]

[文]星野智幸(小説家) [掲載]2017年07月16日

ブラタモリ(1)〜(8) [監修]NHK「ブラタモリ」制作班

ブラタモリ(1)〜(8) [監修]NHK「ブラタモリ」制作班

■いつも同じ、ブレないのだ  キーワードは高齢社会と健康寿命の二つか。JR東日本(のCM)の吉永小百合が旅するおば(あ)さんの理想像なら、NHKブラタモリのタモリはなんだろう。こちらは、好奇心と健脚のおもむくまま、かた………[もっと読む]

[文]山口文憲(エッセイスト) [掲載]2017年07月09日

バッタを倒しにアフリカへ [著]前野ウルド浩太郎

バッタを倒しにアフリカへ [著]前野ウルド浩太郎

■人生賭けた若手研究者の挑戦  子供の頃ファーブル昆虫記を読んで昆虫学者に憧れた読者も多かろう。昨今の若手研究者の環境悪化は夢を容易に打ち砕く。だが、著者は違う。バッタの研究という一見何に役立つかわからない研究は、実は………[もっと読む]

[文]瀧本哲史(京都大学客員准教授) [掲載]2017年07月02日

「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由 [著]汐街コナ [監修]ゆうきゆう

「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由 [著]汐街コナ [監修]ゆうきゆう

■学習性無力感の体験と対応策  毎日のように終電まで働いていた著者は、駅のホームで電車を待っていた時にふと「今一歩踏み出せば明日は会社に行かなくていい」という衝動にかられる。その経験談を短いマンガに描き、ツイッターに投………[もっと読む]

[文]佐々木俊尚(ジャーナリスト) [掲載]2017年06月25日

あなたの人生の物語  [著]テッド・チャン [訳]浅倉久志・他

あなたの人生の物語  [著]テッド・チャン [訳]浅倉久志・他

■言語と思考があやなすSF  二〇〇三年にハヤカワ文庫で初版の出たテッド・チャンの短編集『あなたの人生の物語』。その表題作が「メッセージ」として映画化され、版を重ねて累計何と15万部という。難解の誉れ高い短編集としては………[もっと読む]

[文]阿部嘉昭(評論家・北海道大学准教授) [掲載]2017年06月18日

ゲンロン0 観光客の哲学 [著]東浩紀

ゲンロン0 観光客の哲学 [著]東浩紀

■ふまじめな言葉で理想照らす  このところ「哲学」を掲げる本が目立つ。『いま世界の哲学者が考えていること』(岡本裕一朗著・ダイヤモンド社)は、刊行後九カ月経っても店頭の目立つ位置を占め、今年四月に出た『勉強の哲学』(千………[もっと読む]

[文]市川真人(批評家・早稲田大学准教授) [掲載]2017年06月11日

ウニはすごい バッタもすごい [著]本川達雄

ウニはすごい バッタもすごい [著]本川達雄

■なぜこんなに多様な動物が?  本川センセイがまたまたヒットを飛ばしてるらしい。『ゾウの時間 ネズミの時間』がベストセラーとなったのは四半世紀前のことだった。ご本人は、「税金ばっかり取られて、ベストセラーなんて書くもん………[もっと読む]

[文]渡辺政隆(サイエンスライター) [掲載]2017年06月04日

イノセント・デイズ [著]早見和真

イノセント・デイズ [著]早見和真

■えぐり出す「私たち」の残忍さ  凶悪事件を前にしたマスコミは「心を痛めたフリ」をしているのか。急ぎ足で被害者に同情し、容疑者の残忍さを知らせるエピソードを集め、パッチワークのように物語を仕上げていく。「疑わしきは罰せ………[もっと読む]

[文]武田砂鉄(ライター) [掲載]2017年05月28日

魂でもいいから、そばにいて―3・11後の霊体験を聞く [著]奥野修司

魂でもいいから、そばにいて―3・11後の霊体験を聞く [著]奥野修司

■愛する人を思う、語りの記録  東日本大震災で家族を喪(うしな)った人々の霊体験を集めた本書が版を重ねている。津波で流された祖母に会った、伯父が電話に出たなど不思議な話ばかりだ。  災害による精神的後遺症として知られる………[もっと読む]

[文]最相葉月(ノンフィクションライター) [掲載]2017年05月21日

野村證券第2事業法人部 [著]横尾宣政

野村證券第2事業法人部 [著]横尾宣政

■バブル期の“稼ぎ方”克明に  バブル回想本がブームだ。最初に火をつけた『住友銀行秘史』が13万部を突破。『バブル 日本迷走の原点』が4万3千部、『野村證券第2事業法人部』8万部……。1980年代後半から90年代初頭に………[もっと読む]

[文]原真人(本社編集委員) [掲載]2017年05月14日

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