売れてる本

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読書面に連載中。書店で売れている本、話題の本を、市川真人さん、武田砂鉄さん、佐々木俊尚さん、速水健朗さん、山口文憲さん、阿部嘉昭さん、瀧本哲史さんたちが取り上げ、評しています。

バックナンバー:2011年2010年2009年2008年2007年2006年

観応の擾乱 [著]亀田俊和

観応の擾乱 [著]亀田俊和

■図式化せず歴史を読み解く  観応の擾乱は、観応年間(1350〜52)にピークに達した初期室町幕府の内紛である。初代将軍・足利尊氏(たかうじ)の弟で政務を主導していた足利直義(ただよし)と、足利将軍家の執事(筆頭家老)………[もっと読む]

[文]呉座勇一(歴史学者) [掲載]2017年10月08日

往復書簡―初恋と不倫 [著]坂元裕二

往復書簡―初恋と不倫 [著]坂元裕二

■会話の不自然そのままに  いつの頃からか、会話に「オチ」が求められるようになった気がする。誰もがひな壇に並ぶお笑い芸人のように話す必要などないはずだが、話を落とすことを期待される。その風土の中で量産されるドラマは、設………[もっと読む]

[文]武田砂鉄(ライター) [掲載]2017年10月01日

SLEEP―最高の脳と身体をつくる睡眠の技術 [著]ショーン・スティーブンソン

SLEEP―最高の脳と身体をつくる睡眠の技術 [著]ショーン・スティーブンソン

■様々な論文もとに実用的提案  売れる実用書の条件は何か。  一つはその本の扱う問題が普遍的に関心が高く方法が容易なことだ。ダイエットや部屋片付けは骨董(こっとう)鑑定より売れる。手を回すだけで痩せる、ともかく行動しろ………[もっと読む]

[文]瀧本哲史(京都大学客員准教授) [掲載]2017年09月24日

未来の年表 [著]河合雅司

未来の年表 [著]河合雅司

■砕かれる楽観、明快な処方箋  少子高齢化社会で日本の人口は減っていく。今さら改めて言われなくても、日本人なら誰でも知っている話だ。とはいえ、そうは言っても何とかなるだろうと楽観的に考えている人も少なくないのではないか………[もっと読む]

[文]佐々木俊尚(ジャーナリスト) [掲載]2017年09月17日

ボクたちはみんな大人になれなかった [著]燃え殻

ボクたちはみんな大人になれなかった [著]燃え殻

■匿名でつむぐ記憶への共鳴  スマホで書かれた小説が評判だ。読了後、改めてオビでの各界有名人のコメントをみる。女優・吉岡里帆以外、全員が男。男こそ回想が好きで、泣き虫なんだな。文中にも「男は過去の自分に用がある、女は未………[もっと読む]

[文]阿部嘉昭(評論家・北海道大学准教授) [掲載]2017年09月10日

あるかしら書店 [著]ヨシタケシンスケ

あるかしら書店 [著]ヨシタケシンスケ

■本を読むって何なのかしら  不思議な書店を訪れたお客さんの「こんなのってあるかしら?」の求めに応じて、本にまつわるあれこれが飛び出す。  たとえば、月の光に反応して文字が浮き出る「月光本」。「バタ足入門の本」は読んだ………[もっと読む]

[文]辻村深月(作家) [掲載]2017年09月03日

若い読者のための第三のチンパンジー [著]ジャレド・ダイアモンド [編著]レベッカ・ステフォフ [訳]秋山勝

若い読者のための第三のチンパンジー [著]ジャレド・ダイアモンド [編著]レベッカ・ステフォフ [訳]秋山勝

■「人間とは何か」問う世界観  ジャレド・ダイアモンドは、『銃・病原菌・鉄』でピュリツァー賞を受賞した進化生物学者である。同書は朝日新聞が実施した「ゼロ年代の50冊」の一位にも選ばれ、話題となった。  主張は明快だ。人………[もっと読む]

[文]最相葉月(ノンフィクションライター) [掲載]2017年08月27日

超 暇つぶし図鑑 [著]ARuFa

超 暇つぶし図鑑 [著]ARuFa

■くだらないことを綿密に  文字通り、超くだらない暇つぶしの方法を写真付きでたくさん説明した、それだけの本です。ネットで人気のライターさんによるもの。  非凡なくだらないことを思いつく人、というのはわりとよくいると思う………[もっと読む]

[文]能町みね子(コラムニスト) [掲載]2017年08月20日

多動力 [著]堀江貴文

多動力 [著]堀江貴文

■時代が求める“肩書越境力”  僕は、お笑い芸人をやりながら、絵本やビジネス書を出版したり、町を作ったり、学校を作ったり、上場企業の顧問なんかもやっている。そんなことをしていると、世間の皆様から批判を受けることも少なく………[もっと読む]

[文]西野亮廣(芸人) [掲載]2017年08月13日

女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと [著]西原理恵子

女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと [著]西原理恵子

■幸せを人任せにしないで  昔のサイバラはトガってた。自分を「誰にでも噛(か)みつく犬」に譬(たと)え、政治家から名店や画伯まであらゆる権威を吠(ほ)えて噛み、その姿が風刺や批評となって噛まれた相手も笑わせる「野良漫画………[もっと読む]

[文]市川真人(批評家・早稲田大学准教授) [掲載]2017年08月06日

「司馬遼太郎」で学ぶ日本史 [著]磯田道史

「司馬遼太郎」で学ぶ日本史 [著]磯田道史

■死にかけて考えた軍の不合理  〈「なぜ日本陸軍は異常な組織になってしまったのか」という疑問〉が、司馬遼太郎にはあったと、磯田さんは語りはじめる。  明治は徳川を倒してできた。その倒された徳川は織豊(織田・豊臣)から権………[もっと読む]

[文]姫野カオルコ(作家) [掲載]2017年07月30日

宝くじで1億円当たった人の末路 [著]鈴木信行

宝くじで1億円当たった人の末路 [著]鈴木信行

■同調圧力なんて関係ない  現在放送されている、芸能人の同級生の現在を追うTV番組「あいつ今何してる?」(テレビ朝日系)と、終電を逃した人々に声をかけて自宅を訪問する番組「家、ついて行ってイイですか?」(テレビ東京系)………[もっと読む]

[文]武田砂鉄(ライター) [掲載]2017年07月23日

裸足で逃げる―沖縄の夜の街の少女たち [著]上間陽子

裸足で逃げる―沖縄の夜の街の少女たち [著]上間陽子

■受け止め、聞くということ  沖縄で暴力を受けて育った女性たちの個人史を、聞き取り調査をもとに描いた記録である。  何度読んでも、私はまた泣きながら読むことになる。「泣ける話」なのではない。凄絶(せいぜつ)すぎる体験を………[もっと読む]

[文]星野智幸(小説家) [掲載]2017年07月16日

ブラタモリ(1)〜(8) [監修]NHK「ブラタモリ」制作班

ブラタモリ(1)〜(8) [監修]NHK「ブラタモリ」制作班

■いつも同じ、ブレないのだ  キーワードは高齢社会と健康寿命の二つか。JR東日本(のCM)の吉永小百合が旅するおば(あ)さんの理想像なら、NHKブラタモリのタモリはなんだろう。こちらは、好奇心と健脚のおもむくまま、かた………[もっと読む]

[文]山口文憲(エッセイスト) [掲載]2017年07月09日

バッタを倒しにアフリカへ [著]前野ウルド浩太郎

バッタを倒しにアフリカへ [著]前野ウルド浩太郎

■人生賭けた若手研究者の挑戦  子供の頃ファーブル昆虫記を読んで昆虫学者に憧れた読者も多かろう。昨今の若手研究者の環境悪化は夢を容易に打ち砕く。だが、著者は違う。バッタの研究という一見何に役立つかわからない研究は、実は………[もっと読む]

[文]瀧本哲史(京都大学客員准教授) [掲載]2017年07月02日

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