売れてる本

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読書面に連載中。書店で売れている本、話題の本を、市川真人さん、武田砂鉄さん、佐々木俊尚さん、速水健朗さん、山口文憲さん、阿部嘉昭さん、瀧本哲史さんたちが取り上げ、評しています。

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「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由 [著]汐街コナ [監修]ゆうきゆう

「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由 [著]汐街コナ [監修]ゆうきゆう

■学習性無力感の体験と対応策  毎日のように終電まで働いていた著者は、駅のホームで電車を待っていた時にふと「今一歩踏み出せば明日は会社に行かなくていい」という衝動にかられる。その経験談を短いマンガに描き、ツイッターに投………[もっと読む]

[文]佐々木俊尚(ジャーナリスト) [掲載]2017年06月25日

あなたの人生の物語  [著]テッド・チャン [訳]浅倉久志・他

あなたの人生の物語  [著]テッド・チャン [訳]浅倉久志・他

■言語と思考があやなすSF  二〇〇三年にハヤカワ文庫で初版の出たテッド・チャンの短編集『あなたの人生の物語』。その表題作が「メッセージ」として映画化され、版を重ねて累計何と15万部という。難解の誉れ高い短編集としては………[もっと読む]

[文]阿部嘉昭(評論家・北海道大学准教授) [掲載]2017年06月18日

ゲンロン0 観光客の哲学 [著]東浩紀

ゲンロン0 観光客の哲学 [著]東浩紀

■ふまじめな言葉で理想照らす  このところ「哲学」を掲げる本が目立つ。『いま世界の哲学者が考えていること』(岡本裕一朗著・ダイヤモンド社)は、刊行後九カ月経っても店頭の目立つ位置を占め、今年四月に出た『勉強の哲学』(千………[もっと読む]

[文]市川真人(批評家・早稲田大学准教授) [掲載]2017年06月11日

ウニはすごい バッタもすごい [著]本川達雄

ウニはすごい バッタもすごい [著]本川達雄

■なぜこんなに多様な動物が?  本川センセイがまたまたヒットを飛ばしてるらしい。『ゾウの時間 ネズミの時間』がベストセラーとなったのは四半世紀前のことだった。ご本人は、「税金ばっかり取られて、ベストセラーなんて書くもん………[もっと読む]

[文]渡辺政隆(サイエンスライター) [掲載]2017年06月04日

イノセント・デイズ [著]早見和真

イノセント・デイズ [著]早見和真

■えぐり出す「私たち」の残忍さ  凶悪事件を前にしたマスコミは「心を痛めたフリ」をしているのか。急ぎ足で被害者に同情し、容疑者の残忍さを知らせるエピソードを集め、パッチワークのように物語を仕上げていく。「疑わしきは罰せ………[もっと読む]

[文]武田砂鉄(ライター) [掲載]2017年05月28日

魂でもいいから、そばにいて―3・11後の霊体験を聞く [著]奥野修司

魂でもいいから、そばにいて―3・11後の霊体験を聞く [著]奥野修司

■愛する人を思う、語りの記録  東日本大震災で家族を喪(うしな)った人々の霊体験を集めた本書が版を重ねている。津波で流された祖母に会った、伯父が電話に出たなど不思議な話ばかりだ。  災害による精神的後遺症として知られる………[もっと読む]

[文]最相葉月(ノンフィクションライター) [掲載]2017年05月21日

野村證券第2事業法人部 [著]横尾宣政

野村證券第2事業法人部 [著]横尾宣政

■バブル期の“稼ぎ方”克明に  バブル回想本がブームだ。最初に火をつけた『住友銀行秘史』が13万部を突破。『バブル 日本迷走の原点』が4万3千部、『野村證券第2事業法人部』8万部……。1980年代後半から90年代初頭に………[もっと読む]

[文]原真人(本社編集委員) [掲載]2017年05月14日

うつヌケ―うつトンネルを抜けた人たち [著]田中圭一

うつヌケ―うつトンネルを抜けた人たち [著]田中圭一

■しんどい、でもあせらずに  私が精神科医になって30年余、最も変わったのは、心の病を患った当事者たちが体験談を語るようになったことだ。それは精神科医が書く本などより何倍もの力で闘病中の人や家族を励まし、受診をためらう………[もっと読む]

[文]香山リカ(精神科医) [掲載]2017年05月07日

サイコパス [著]中野信子

サイコパス [著]中野信子

■「語りえぬもの」をめぐって  現代人は、自分自身の性格に確信をもてない。たとえば、常識では理解できない政治事件や犯罪事件の当事者、ネットでのブログ「荒らし」たちと、自分が本当に似ていないのか。テレビドラマで見た、ママ………[もっと読む]

[文]阿部嘉昭(評論家・北海道大学准教授) [掲載]2017年04月23日

僕らが毎日やっている最強の読み方―新聞・雑誌・ネット・書籍から「知識と教養」を身につける70の極意 [著]池上彰・佐藤優

僕らが毎日やっている最強の読み方―新聞・雑誌・ネット・書籍から「知識と教養」を身につける70の極意 [著]池上彰・佐藤優

■知った気になってませんか?  15年前、警察担当の新聞記者として社会人生活を始めた私は、朝から深夜まで事件・事故を追い掛け、上司に怒られ、刑事に怒鳴られる日々を送っていた。  腰が引けた姿勢で働く私に、当時のデスクが………[もっと読む]

[文]塩田武士(作家) [掲載]2017年04月16日

一九八四年[新訳版] [著]ジョージ・オーウェル [訳]高橋和久

一九八四年[新訳版] [著]ジョージ・オーウェル [訳]高橋和久

■絶望が誘う「二重思考」の社会    「売れた」ことと社会的事象の健全な因果関係がこれほど明確な本も珍しい。1949年に近未来ディストピア小説として発表された『一九八四年』は、ある時期には反共の象徴として、またある時期………[もっと読む]

[文]市川真人(批評家・早稲田大学准教授) [掲載]2017年04月09日

アンダーアース・アンダーウォーター 地中・水中図絵 [作・絵]アレクサンドラ・ミジェリンスカ&ダニエル・ミジェリンスキ

アンダーアース・アンダーウォーター 地中・水中図絵 [作・絵]アレクサンドラ・ミジェリンスカ&ダニエル・ミジェリンスキ

■絵本で広がる地球への好奇心  子どもの頃、原っぱにある大きな石を見つけてはひっくり返していた。その湿った土を少し掘ると、見たことのない世界が広がっていた。ダンゴムシやミミズだけではなく、名も知らぬ生き物が蠢(うごめ)………[もっと読む]

[文]武田砂鉄(ライター) [掲載]2017年04月02日

タテ社会の人間関係 [著]中根千枝

タテ社会の人間関係 [著]中根千枝

■アイデアが明快、応用もきく  半世紀にわたり本書が読まれ続けている理由はなにか。  第一に、学問の裏付けがしっかりしていること。著者はイギリスに留学して社会人類学を学び、それを踏まえて日本社会を考察した。カギは社会構………[もっと読む]

[文]橋爪大三郎(社会学者) [掲載]2017年03月26日

老いへの「ケジメ」 [著]斎藤茂太

老いへの「ケジメ」 [著]斎藤茂太

■晩年の「お手本」を求めて  高齢者に向けて、老後の生き方を指南する本が目立つようになった。本書もそのひとつで、2006年に逝去した著名な精神科医の生前の本をまとめ直したものである。すっきりと気持ちよく過ごすためには、………[もっと読む]

[文]佐々木俊尚(ジャーナリスト) [掲載]2017年03月19日

発達障害の僕が輝ける場所をみつけられた理由 [著]栗原類

発達障害の僕が輝ける場所をみつけられた理由 [著]栗原類

■「できた」ことをよしとする  栗原類くん、22歳。イギリス人の父、日本人の母をもち、竹久夢二が描く少女のように儚(はかな)げな目をした面長の美青年だ。パリコレのモデルのほか、タレントや俳優として活躍している。  類く………[もっと読む]

[文]最相葉月(ノンフィクションライター) [掲載]2017年03月12日

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