著者に会いたい

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読書面に連載中。今話題の新刊本の著者が、作品が出来るまでの思いやエピソードを語ります。

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男であれず、女になれない 鈴木信平さん

男であれず、女になれない 鈴木信平さん

■私は何者? 答えを求め悩み抜く  ユニセックスな服に、大きなピアスとネックレス。彩り豊かな十指の爪。記者とは少し高く柔らかな声であいさつを交わした。  36歳の時に男性器を摘出。男性をやめたが、ホルモン注射は打たず女………[もっと読む]

[文]塩原賢 [掲載]2017年06月18日

知らなかった、ぼくらの戦争 アーサー・ビナードさん

知らなかった、ぼくらの戦争 アーサー・ビナードさん

■知ろうとしなかった歴史を知る  東日本大震災が起こってから「知らなかった」と人が話すのをよく耳にしたという。「『日本にこんなに原発があるなんて』とかね。でも、原発の数は公表されていた。『知らなかった』という言葉には、………[もっと読む]

[文]真田香菜子 [掲載]2017年06月11日

本性 黒木渚さん

本性 黒木渚さん

■声を奪われ、湧きだしてきた言葉  「あなた、一年後に死ぬわよ」。冒頭から、挑戦的なセリフに胸ぐらをつかまれる。「普通すぎてつまらない」と難癖をつけられ彼氏にフラれた女の子が、非凡を目指して奇行に走る短編「超不自然主義………[もっと読む]

[文]板垣麻衣子 [掲載]2017年06月04日

ネガティブ・ケイパビリティ 答えの出ない事態に耐える力 帚木蓬生さん

ネガティブ・ケイパビリティ 答えの出ない事態に耐える力 帚木蓬生さん

■解決しにくい状況に焦らずつきあう  聞き慣れない横文字の書名。「すぐには答えの出ない、どうにも対処しようのない事態に耐える能力」のことを言うそうだ。何かが「できる能力」ではなく、「できない状況を受け止める能力」とも言………[もっと読む]

[文]上原佳久 [掲載]2017年05月28日

「白い恋人」 奇跡の復活物語 石水創さん

「白い恋人」 奇跡の復活物語 石水創さん

■安心・安全への努力も伝えたい  北海道のお菓子「白い恋人」をつくっている石屋製菓の社長。10年前の2007年夏に起きた賞味期限改ざんによる信頼失墜、父である当時の社長の辞任、倒産の危機に直面したのは、創業家の一員とし………[もっと読む]

[文]西秀治 [掲載]2017年05月21日

今日の人生 益田ミリさん

今日の人生 益田ミリさん

■これまでの私が支える、明日の私  「どうしようもなく腐ってしまいそうな日も、明日の自分がまた新しい人生を始めてくれる」  益田ミリさんが、タイトル「今日の人生」に込めた思いだ。  幼い頃に作った切り絵をモチーフにした………[もっと読む]

[文]真田香菜子 [掲載]2017年05月14日

創作あーちすとNON のんさん

創作あーちすとNON のんさん

■感じるままに描く、欲張りな表現者  頭をちょこんと下げながら、能年です、と取材の部屋に入ってきた。本名、能年玲奈。今はのん。  出版社は最初、のんをゲストに迎えたファンブックを作ろうと提案した。「こっちの方が面白いで………[もっと読む]

[文]中村真理子 [掲載]2017年05月07日

オリジナル版 さっちん 荒木経惟さん

オリジナル版 さっちん 荒木経惟さん

■60年代の子供たち、「私写真」の原点    天才アラーキーの出世作といえば、第1回太陽賞(1964年)を受けた「さっちん」。東京・下町のやんちゃな子供たちを活写し、94年の写真集や個展の場で、見る人を魅了してきた。し………[もっと読む]

[文]大西若人 [掲載]2017年04月23日

小さき生きものたちの国で 中村桂子さん

小さき生きものたちの国で 中村桂子さん

■いのちの歴史物語に耳傾け60年  20歳のとき、遺伝子を記録するDNAという物質に出会って以来60年、生命の本質に迫ってきた。「伝えたいのは、人間も自然のなかで見れば、実は『小さき生きもの』だということ」。雑誌や新聞………[もっと読む]

[文]佐々波幸子 [掲載]2017年04月16日

日本の近代とは何であったか―問題史的考察 三谷太一郎さん

日本の近代とは何であったか―問題史的考察 三谷太一郎さん

■現在を歴史に位置づける総論  「自分のこれまでの各論的研究を土台にして、日本近代についてできるだけコンパクトで、わかりやすい総論を目指しました」  ヨーロッパ近代をモデルとした日本で、政党政治・資本主義・植民地帝国・………[もっと読む]

[文]石田祐樹 [掲載]2017年04月09日

いのちの車窓から 星野源さん

いのちの車窓から 星野源さん

■ひとりではない瞬間の、大切さ  出演したドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」は、主題歌「恋」とそのダンスも含め社会現象に。いまや「時の人」だが、「口をぽかんと開けてみていて、なんだかすごいなって」。ふわりとした、あの笑顔………[もっと読む]

[文]滝沢文那 [掲載]2017年04月02日

家族最後の日 植本一子さん

家族最後の日 植本一子さん

■日常も感情も瞬間で切り取る  本業が写真家であることも文体に影響を与えているのか。目にした出来事や、繊細な感情を瞬間的に切り取る。ミュージシャンで24歳年上の夫「石田さん」と娘2人との東京での暮らし、広島の実母との絶………[もっと読む]

[文]後藤洋平 [掲載]2017年03月19日

私のつづりかた―銀座育ちのいま・むかし 小沢信男さん

私のつづりかた―銀座育ちのいま・むかし 小沢信男さん

■父が残してくれていた「昔」  「みんな、まずおやじを褒めてくれるんですよ。よく残しておいてくれたな、って」  そう言って小沢さんは「私のつづりかた」と書いた茶色い表紙の古い冊子を取り出した。80年以上昔、小学2年生の………[もっと読む]

[文]大上朝美 [掲載]2017年03月12日

我が名は、カモン 犬童一心さん

我が名は、カモン 犬童一心さん

■「熱さ」にあこがれ、歯止めなく  原作ものが増え、オリジナル作品を撮る機会が減った。でも、アイデアは次々と浮かぶ。映画を撮る予定が飛んで時間が空いた時、編集者から小説の世界へと誘われた。  「それなら映画でなく小説で………[もっと読む]

[文]太田匡彦 [掲載]2017年03月05日

教養としての「世界史」の読み方 本村凌二さん

教養としての「世界史」の読み方 本村凌二さん

■現代の問題、過去に投げかける  世界史を概観する本が人気を集めているが、歴史家によるものは意外と少ない。専門の地域・時代を越えて発言することをはばかるからだ。古代ローマ史の泰斗が、満を持してブームに応えた。  「教養………[もっと読む]

[文]吉川一樹 [掲載]2017年02月19日

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