新書の小径(週刊朝日)

新書の小径(週刊朝日)

新書の小径(週刊朝日)

週刊朝日に連載されている、話題の新書を取り上げたコラム。執筆者は青木るえかさん。

バックナンバー:2011年

近藤理論に嵌まった日本人へ 医者の言い分 [著]村田幸生

近藤理論に嵌まった日本人へ 医者の言い分 [著]村田幸生

■近藤誠理論を考える  近藤誠氏の理論についてはいろいろな意見がある。無用な治療ががん患者を苦しめるという近藤説と、ほっといたら症状が進行してもっと患者を苦しめるという反対派。シロートにとってはそれぐらいの理解だ。「近………[もっと読む]

[文]青木るえか [掲載]2015年05月01日

名前でよむ天皇の歴史 [著]遠山美都男

名前でよむ天皇の歴史 [著]遠山美都男

■天皇の名前の深い意味  ありそうでなかった視点の本。  昔は、名前というものに、今以上の意味も重みもあり、そうそう気安く名前を口に出すものではなく、身分の高い人は名前を呼ばれることもなかった。などという話を聞くと、そ………[もっと読む]

[文]青木るえか [掲載]2015年04月24日

和食は福井にあり鯖街道からコシヒカリまで [著]向笠千恵子

和食は福井にあり鯖街道からコシヒカリまで [著]向笠千恵子

■コシヒカリは福井生まれだった!  いきなり和食は福井にありと言われても、越前ガニぐらいしか思い浮かばない。福井の銘菓で羽二重餅というのはあるけど、カニと餅だけで「福井にあり」とは言わないだろう。それほど福井はすごいの………[もっと読む]

[文]青木るえか [掲載]2015年04月17日

イスラーム 生と死と聖戦 [著]中田考

イスラーム 生と死と聖戦 [著]中田考

■イスラームの教え方を知る  新書界でも「イスラーム国」商売が盛んである。それぐらい「イスラーム国」というものが日本人にとってワケがわからず、何を考えてる集団なのかハッキリさせてくれ!というニーズがあるのだろう。数ある………[もっと読む]

[文]青木るえか [掲載]2015年04月10日

四国遍路―八八ヶ所巡礼の歴史と文化 [著]森正人

四国遍路―八八ヶ所巡礼の歴史と文化 [著]森正人

■四国八十八カ所は永遠です  読んでるだけでへとへとになる。四国八十八カ所を回った気分だ。しかし同時に、疲労の果てにハイな気分で寺から寺へと飛んで回ってるような気にもなる。  四国遍路がいつから始まり、どのように発展し………[もっと読む]

[文]青木るえか [掲載]2015年04月03日

全国駅そば名店100選 [著]鈴木弘毅

全国駅そば名店100選 [著]鈴木弘毅

■駅そば道は深い  1日3食「駅そば」でいい。  ……と、カバーに印刷してある。こういうのはふつう帯に印刷してあるのだが、あえてカバーに刷り込んだところに著者のやる気が伝わる。「これだけ美味くて安い食べ物はない!」とも………[もっと読む]

[掲載]2015年03月27日

大軍都・東京を歩く [著]黒田涼

大軍都・東京を歩く [著]黒田涼

■ドキドキする首都東京の戦争遺跡  古いものをたどって東京の街を歩く、という本が最近多い。「古いもの」が戦争関係であったらどうか。それも楽しいのだ。もちろんウキウキする楽しさではないが、「忘れ去られた、あるいは忘れてほ………[もっと読む]

[文]青木るえか [掲載]2015年03月20日

教室のいじめとたたかう―大津いじめ事件・女性市長の改革 [著]越直美

教室のいじめとたたかう―大津いじめ事件・女性市長の改革 [著]越直美

■大津市長の強い意志  いじめ事件が起きると「いじめたやつの親はどういう教育してたんだ」という話題が激しく燃え上がった後、反動のように「でも自殺したやつ本人および家庭もけっこう変わってたし」的な話が広がり、そのうち人び………[もっと読む]

[文]青木るえか [掲載]2015年03月13日

日本史の森をゆく 史料が語るとっておきの42話 [編]東京大学史料編纂所

日本史の森をゆく 史料が語るとっておきの42話 [編]東京大学史料編纂所

■歴史家の作業に感動する  文庫や新書で、歴史ミニ知識が、わかりやすい短いストーリーでいっぱい収録されて、一冊読むと物知りになったような気にさせられるという本はけっこうある。この本も、つくりとしてはそうなのだが、中公新………[もっと読む]

[文]青木るえか [掲載]2015年03月06日

やきとりと日本人—屋台から星付きまで [著]土田美登世

やきとりと日本人—屋台から星付きまで [著]土田美登世

■「なるほどなあ」の連続  日本におけるやきとりの誕生とかやきとり屋の成り立ちなんて考えたこともなく、ただ「テキトーに行く外食の場」として「テキトーに食べてテキトーに満足」しているだけなのだが、こうやってやきとりの歴史………[もっと読む]

[文]青木るえか [掲載]2015年02月27日

将軍と側近室鳩巣の手紙を読む [著]福留真紀

将軍と側近室鳩巣の手紙を読む [著]福留真紀

■側近の仕事はいろいろめんどくさい  徳川6代将軍7代将軍というと、5代犬公方綱吉、8代暴れん坊将軍吉宗にはさまれて地味なことこの上ない。だが地味だろうがなんだろうが、その時代にはそれなりに大事や小事があり、細かく見て………[もっと読む]

[文]青木るえか [掲載]2015年02月20日

学校で教えてくれない音楽 [著]大友良英

学校で教えてくれない音楽 [著]大友良英

■聞いたことのない音楽が鳴った  大友良英という人は『あまちゃん』の音楽をつくった人だ。やさしい声でニコニコしていて、感じ良さそうで、おまけに『あまちゃん』なので、親しみやすい作曲家なのかと思うとそうはいかない。相当聞………[もっと読む]

[文]青木るえか [掲載]2015年02月13日

縁の切り方絆と孤独を考える [著]中川淳一郎

縁の切り方絆と孤独を考える [著]中川淳一郎

■借金と友人の深い関係  本書にはすごくタメになることが書いてあるのだが、いかにも冷笑しつつ水をぶっかけるような書き方に、「なんかこのヒト感じ悪いわ~」と本を閉じてしまう人が多いんではないか。でも、最後までぜひ読んでい………[もっと読む]

[文]青木るえか [掲載]2015年02月06日

作家のごちそう帖―悪食・鯨飲・甘食・粗食 [著] 大本泉

作家のごちそう帖―悪食・鯨飲・甘食・粗食 [著] 大本泉

■文に旨さがしみこんでいる!  いわゆる文豪と言われる人の、食に関してのうんちくを拾い出している。鴎外、漱石、熊楠、子規と始まって、三島由紀夫と向田邦子と開高健でシメる、という構成。各作家について、「こんな生まれでこん………[もっと読む]

[文]青木るえか [掲載]2015年01月30日

人とミルクの1万年 [著]平田昌弘

人とミルクの1万年 [著]平田昌弘

■“過酷な乳製品”がいっぱい  ミルク。たった3文字なのにもうこれだけで美味しそう。かつ温かく豊かなイメージが広がる。著者は帯広畜産大学の先生で、バター、クリーム、ヨーグルト、チーズなど、ミルク由来の食品の歴史を書いて………[もっと読む]

[文]青木るえか [掲載]2015年01月23日

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