話題の新刊(週刊朝日)

話題の新刊(週刊朝日)

話題の新刊(週刊朝日)

週刊朝日の新刊案内コーナー。幅広いジャンルから、話題の本をピックアップして紹介しています。

バックナンバー:2011年

月の満ち欠け [著]佐藤正午

月の満ち欠け [著]佐藤正午

 東京駅のカフェで初老の男が店員に注文を伝えると、先に着席していた小学生の女の子が「どら焼きのセットにすればいいのに」と言い、かつて3人で食べたよねと畳みかける。  再読すると、少女が初対面の男を知悉していることを強調す………[もっと読む]

[文]朝山実 [掲載]2017年06月20日

いい空気を一瞬でつくる [著]秀島史香

いい空気を一瞬でつくる [著]秀島史香

 人見知りであがり症だった過去から抜け出した人気DJが、コミュニケーションにまつわる42の法則を皆伝する。  著者はネガティブ&記録気質が功を奏し、失敗をひとつずつ「ダメ出しリスト」にメモすることで、小さな気づきが浮かび………[もっと読む]

[文]前田伸也 [掲載]2017年06月20日

フランス人の部屋にはゴミ箱がない [著]MIKA POSA

フランス人の部屋にはゴミ箱がない [著]MIKA POSA

 フォトグラファーとして東京とパリを拠点に活動している著者が、フランス流の暮らし方に接してきた体験をもとに“パリの生活術”を紹介するエッセイ。一見、華やかな生活がイメージされるフランス人のライフスタイルは、実は倹約的で合………[もっと読む]

[文]相原透 [掲載]2017年06月20日

ある日うっかりPTA [著]杉江松恋

ある日うっかりPTA [著]杉江松恋

 黒眼鏡にヒゲ面。「団体行動が嫌い」という著者が都内公立小学校のPTA会長に選ばれた。その3年間の顛末ノンフィクションだ。  会長のなり手がいないため、男気を出して引き受けたものの、区の広報誌に顔写真を掲載するから金髪を………[もっと読む]

[文]朝山実 [掲載]2017年06月13日

おもちゃ絵芳藤 [著]谷津矢車

おもちゃ絵芳藤 [著]谷津矢車

 本書は歌川芳藤という売れない浮世絵師の生き様を描き、時代に取り残されていった人々に光を当てた時代小説だ。  師、国芳の亡き後画塾を継いだ芳藤。筆は丁寧だが華がない彼には役者絵や美人画の依頼がなく、もっぱら子供向けの「玩………[もっと読む]

[文]石原さくら [掲載]2017年06月13日

情熱のナポリタン―BAR追分 [著]伊吹有喜

情熱のナポリタン―BAR追分 [著]伊吹有喜

 昼はコーヒーや定食、夜は本格的なカクテルを提供する新宿の「BAR追分」が舞台のシリーズ第3弾。  計4話を収めた本書は、脚本家をめざす青年を軸に物語が進んでいく。コンクールに送るためのシナリオを書き上げた青年は、応募前………[もっと読む]

[文]相原透 [掲載]2017年06月13日

なぜメリル・ストリープはトランプに噛みつき、オリバー・ストーンは期待するのか [著]藤えりか

なぜメリル・ストリープはトランプに噛みつき、オリバー・ストーンは期待するのか [著]藤えりか

 幼少時からアメリカ映画に触れ、ハリウッドの映画人に取材を重ねてきた著者が、朝日新聞「GLOBE」で連載した記事を一冊にまとめた。 「ハリウッドを通して見えてくるものは、その時代を表すまさにアメリカ」と語る著者。例えば「………[もっと読む]

[文]若林良 [掲載]2017年06月06日

「ごじゃ」の一分 竹中武 最後の任侠ヤクザ [著]牧村康正

「ごじゃ」の一分 竹中武 最後の任侠ヤクザ [著]牧村康正

 山口組4代目組長竹中正久の実弟で超武闘派で鳴らした竹中武の評伝だ。  昭和60年に正久が射殺され、お家騒動に発展した「山一抗争」の政治的決着に不満を持った武は山口組を離脱。山口組の激しい切り崩し工作にあい、組員が2千人………[もっと読む]

[文]栗下直也 [掲載]2017年06月06日

小辞譚 [著]加藤ジャンプ ほか

小辞譚 [著]加藤ジャンプ ほか

 辞書をめぐるアンソロジー。大修館書店のPR誌「辞書のほん」に発表された九つの物語に、一つの書き下ろしを加えた。  執筆陣は小説家だけでなく、詩人・文月悠光や落語家・三遊亭白鳥など様々な言葉のプロたち。物語も、辞書そのも………[もっと読む]

[文]後藤明日香 [掲載]2017年06月06日

フランス料理の歴史 [著]ジャン=ピエール・プーラン、エドモン・ネランク [訳・解説]山内秀文

フランス料理の歴史 [著]ジャン=ピエール・プーラン、エドモン・ネランク [訳・解説]山内秀文

 本来プロの料理人向けだった書籍が、加筆修正のうえ文庫化されたもの。めずらしさから手にとったのだが、その内容の豊かさと面白さに驚いた。科学や社会思想と関連づけた料理の分析(進歩主義の補完としての田舎風料理の称揚!など)に………[もっと読む]

[文]石原さくら [掲載]2017年05月30日

うた燦燦 [著]道浦母都子

うた燦燦 [著]道浦母都子

 内容は大きく二つに分類される。一つは現代短歌や百人一首などの案内・入門的な読み物。もう一つは「歌」に関連して、時代と本と人と自身を語った随想風なものだ。  学生時代、全共闘運動に関わった著者の第1歌集『無援の抒情』に共………[もっと読む]

[文]村上玄一 [掲載]2017年05月30日

京舞つれづれ [著]井上八千代

京舞つれづれ [著]井上八千代

 毎年4月に京都の祇園甲部歌舞練場で「都をどり」を披露する井上流。五世家元の八千代が祇園の四季をはじめ、家のことや祖母の四世のことなどを語った。  父親が観世流の能楽師である片山家に生まれた。代々、男は能、女は京舞を継ぐ………[もっと読む]

[文]西條博子 [掲載]2017年05月30日

なぜ、残業はなくならないのか [著]常見陽平

なぜ、残業はなくならないのか [著]常見陽平

「電通過労自死事件」を契機に政府は残業時間に関する上限規制を設けようとしている。だが、著者はサービス残業などが横行し労働者を逆に苦しめることになるのではと投げかける。政府から企業まで「働き方改革」の大合唱だが、現状の「働………[もっと読む]

[文]栗下直也 [掲載]2017年05月23日

はたらく動物と [文と絵]金井真紀

はたらく動物と [文と絵]金井真紀

 農作物被害対策として猿を追い払うモンキードッグとその訓練士。鵜と鵜匠、馬で田畑を耕して暮らす一家など、動物と人間をめぐる物語が収められたルポだ。  何より動物と暮らす人たちの言葉に含蓄がある。犬の訓練士は「ほんとは猿、………[もっと読む]

[文]土屋敦 [掲載]2017年05月23日

人はなぜ物語を求めるのか [著]千野帽子

人はなぜ物語を求めるのか [著]千野帽子

 人は真実を手に取ることができない。ましてやその手触りを他者と共有することは不可能である。そこで、思考の枠組みとして導入されるのが「物語」だ。そう、本書の指す「物語」はしばしば「演劇」や「小説」ではなく、事実の羅列に因果………[もっと読む]

[文]福永奈津美 [掲載]2017年05月23日

ここに掲載されている記事や書評などの情報は、原則的に初出時のものです。

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