ニュースの本棚

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朝日新聞・毎週日曜日の読書面に連載。時事的なテーマを理解するためのオススメ本3冊を、各分野の専門家が紹介しています。

バックナンバー:2011年

南北の信頼をどうつくるか 木宮正史さんが選ぶ本

南北の信頼をどうつくるか 木宮正史さんが選ぶ本

■朝鮮戦争停戦60年  2013年7月27日は朝鮮戦争停戦協定の締結から60周年に当たる。戦争を完全に終結させる平和協定が締結されないまま「停戦状態」が60年も続いている。核ミサイル問題をめぐって高まった緊張局面が、4………[もっと読む]

[掲載]2013年07月14日

医師が提起する「穏やかな最期」 六車由実さんが選ぶ本

医師が提起する「穏やかな最期」 六車由実さんが選ぶ本

■自然な死とは  介護施設で働く私は、以前、利用者さんたちに七夕の短冊を2枚ずつ書いてもらったことがある。すると、多くの方が、「早く死にたい」と自らの置かれた現状を嘆き、死を願望する言葉を1枚に書く一方で、もう1枚には………[もっと読む]

[文]六車由実(民俗研究者・介護福祉士) [掲載]2013年07月07日

自民党の基本政策を問う 齋藤純一さんが選ぶ本

自民党の基本政策を問う 齋藤純一さんが選ぶ本

■参院選の争点  参議院選挙が間もなく公示される。政権与党はすでに衆議院において3分の2を越える議席を占めている。来月の選挙は、今後約3年にわたって与党が手にする力を決めるだけでなく、日本の社会がどのような方向にむかう………[もっと読む]

[文]齋藤純一 [掲載]2013年06月30日

理論研究から歴史の教訓を 我部政明さんが選ぶ本

理論研究から歴史の教訓を 我部政明さんが選ぶ本

■沖縄の戦後  同時代の空気を共有した者の間では、すぐに了解できる表現がある。しかし、当時の空気を共有していない者には理解できない。そのため、その後に起きた事実から遡(さかのぼ)ってかつて意味したところを解釈しようとす………[もっと読む]

[文]我部政明(琉球大学教授・国際政治学) [掲載]2013年06月23日

寺山修司没後30年 穂村弘さんが選ぶ本

寺山修司没後30年 穂村弘さんが選ぶ本

■「多面体」を取り巻いた人々  寺山修司の書いた本を何冊読んでも、寺山本人のことはわからない。いや、読めば読むほどわからなくなる。そしてますます惹(ひ)きつけられる。それこそが表現者としての彼の特質だと云(い)ってもい………[もっと読む]

[文]穂村弘(歌人) [掲載]2013年06月16日

男性が老親と向き合うとき 諸橋泰樹さんが選ぶ本

男性が老親と向き合うとき 諸橋泰樹さんが選ぶ本

■息子介護の時代  一昨年、母を看取(みと)った。約40年、母と二人暮らしだった。  「介護殺人 加害者の7割は男性」(2012年7月11日夕刊)、「虐待の6割 孤立介護」「独り 母と向き合い」(13年4月7日朝刊)。………[もっと読む]

[文]諸橋泰樹 [掲載]2013年06月09日

サッチャーの遺産 橋本努さんが選ぶ本

サッチャーの遺産 橋本努さんが選ぶ本

■「社会的なるもの」の再興  4月に死去したサッチャー英国元首相は、1979年から11年以上にわたって異例の長期政権を築いた。その実力から彼女は英国の歴代首相で初めて名前に「イズム(主義)」を献上される。電気、ガス、水………[もっと読む]

[文]橋本努(北海道大教授) [掲載]2013年06月02日

アフリカ文学は闘う 福島富士男さんが選ぶ本

アフリカ文学は闘う 福島富士男さんが選ぶ本

■苛酷な歴史に立ち向かう  今年3月にナイジェリアのチヌア・アチェベが82歳で亡くなった。『崩れゆく絆』(古川博巳訳、門土社、品切れ)の原著は1958年の出版。現代アフリカ文学の始まりを告げる画期的な小説である。英語圏………[もっと読む]

[文]福島富士男(首都大学東京教授・アフリカ文学) [掲載]2013年05月26日

アベノミクス 加藤出さんが選ぶ本

アベノミクス 加藤出さんが選ぶ本

■病理への正しい治療法か  日本で昨秋以来、金融緩和策で経済を復活させるという期待が異様に高まったのは、金融政策にリアリティーを感じるのが難しくなっていたことの裏返しと見なすこともできる。また、マネタリーベース(銀行券………[もっと読む]

[文]加藤出(東短リサーチ社長・チーフエコノミスト) [掲載]2013年05月19日

ワーグナーを読む 山崎太郎さんが選ぶ本

ワーグナーを読む 山崎太郎さんが選ぶ本

■「疎外された心」祈りの調べに  今年生誕200年を迎えるワーグナー(1813〜83)は、「タンホイザー」「ニーベルングの指環(ゆびわ)」などの作品で知られるが、単なるオペラの作曲家ではない。台本はもちろん、文化や社会………[もっと読む]

[文]山崎太郎(東京工業大学教授・ドイツオペラ研究) [掲載]2013年05月12日

常盤新平さん 白石公子さんが選ぶ本

常盤新平さん 白石公子さんが選ぶ本

■初夏の日に思い出す“女たち”  地下鉄を降り、階段を駆け上がって外に出れば、久々の青空が広がっていた。バスが光を跳ねながら、ゆっくりとロータリーに入ってくる。午後、生暖かい風が吹き、女性たちの春色のブラウスやスカート………[もっと読む]

[文]白石公子(詩人) [掲載]2013年05月05日

憲法改正論 阪口正二郎さんが選ぶ本

憲法改正論 阪口正二郎さんが選ぶ本

■多数決で決められないこと  政治家の間で改憲論議が盛り上がっている。  自民党が昨年4月に発表した改正草案は国家と国民の関係を根本的に変えようとしている。ジョン・ロック以来の立憲主義思想は、国家は諸個人が自由を守るた………[もっと読む]

[文]阪口正二郎穂(一橋大学教授(憲法学)) [掲載]2013年04月28日

技術進歩は何をもたらすか 荻野美穂さんが選ぶ本

技術進歩は何をもたらすか 荻野美穂さんが選ぶ本

■出生前診断  昨年来議論を呼んできた新しい出生前診断が、今月から一部の医療機関で始まった。妊婦の血液検査によって胎児にダウン症などの染色体異常がある確率を判定するもので、アメリカなどではすでに実施されている。採血だけ………[もっと読む]

[文]荻野美穂(同志社大学教授・性と生殖の歴史) [掲載]2013年04月21日

「女の子」の今 松谷創一郎さんが選ぶ本

「女の子」の今 松谷創一郎さんが選ぶ本

■傍流が主流を侵食する混沌  2013年の現在、「女の子」を一括(ひとくく)りに語るのは難しい。00年代には、エビちゃんこと蛯原友里のような強力なロールモデルがいた。フェミニン路線が特徴の女性ファッション誌「CanCa………[もっと読む]

[文]松谷創一郎(ライター) [掲載]2013年04月14日

歌舞伎を楽しむ 酒井順子さんが選ぶ本

歌舞伎を楽しむ 酒井順子さんが選ぶ本

■謎が多いのにひかれる理由  結婚は、お世継ぎは、日々の生活は……? 私たちが歌舞伎役者さんを見る目は、皇室を見る目と似ています。ほとんどが親戚同士の男性だけが演じる、よく考えるととても変わった謎の演劇・歌舞伎。しかし………[もっと読む]

[文]酒井順子(エッセイスト) [掲載]2013年04月07日

ここに掲載されている記事や書評などの情報は、原則的に初出時のものです。

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