売れてる本

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読書面に連載中。書店で売れている本、話題の本を、市川真人さん、武田砂鉄さん、佐々木俊尚さん、速水健朗さん、山口文憲さん、阿部嘉昭さん、瀧本哲史さんたちが取り上げ、評しています。

バックナンバー:2011年2010年2009年2008年2007年2006年

哲学用語図鑑 [著]田中正人、[編集・監修]斎藤哲也

哲学用語図鑑 [著]田中正人、[編集・監修]斎藤哲也

■思想体系を芋づる式に解説  哲学、思想の本がヒット中。近年の『超訳 ニーチェの言葉』のヒットやサンデルブームなども記憶に新しく、いまさら珍しくない現象ではある。  本書は「生得観念」「啓蒙(けいもう)主義」「功利主義………[もっと読む]

[文]速水健朗(フリーライター) [掲載]2015年04月19日

ブラック企業2 「虐待型管理」の真相 [著]今野晴貴

ブラック企業2 「虐待型管理」の真相 [著]今野晴貴

■社会デザインの変更が必要  ベストセラーとなった前著『ブラック企業 日本を食いつぶす妖怪』は、社員を劣悪な条件で働かせ使い捨てにする企業の実態を明らかにし、日本社会を震撼(しんかん)させた。本書ではさらにそうした企業………[もっと読む]

[文]佐々木俊尚(ジャーナリスト) [掲載]2015年04月12日

後妻業 [著]黒川博行

後妻業 [著]黒川博行

■成熟した資本主義と符合  かつてハヤった「親業」あたりとはまるで違う。「後妻業」は夫の財産をしゃにむに奪う。もうけに毒された職種だ。  本書には、参照文献として婚活練炭殺人事件の裁判記録が挙げられているが、刊行後、も………[もっと読む]

[文]鈴木繁(本社編集委員) [掲載]2015年04月05日

今日も嫌がらせ弁当—反抗期ムスメに向けたキャラ弁ママの逆襲 [著]ttkk(Kaori)

今日も嫌がらせ弁当—反抗期ムスメに向けたキャラ弁ママの逆襲 [著]ttkk(Kaori)

■母娘問題を克服するヒント  弁当に泣かされたのは初めてだ。  八丈島に住む40代シングルマザーと、反抗期に差し掛かった高校生の次女。素直じゃない娘の言動に抵抗すべく、母は奇想天外な報復を思いつく。“キャラ弁作り”だ。………[もっと読む]

[文]斎藤環(精神科医) [掲載]2015年03月29日

二人が睦まじくいるためには [著]吉野弘

二人が睦まじくいるためには [著]吉野弘

■生きる哀歓をつづった詩集  〈二人が睦(むつ)まじくいるためには/愚かでいるほうがいい/立派すぎないほうがいい/立派すぎることは/長持ちしないことだと気付いているほうがいい〉  これは「祝婚歌」の冒頭。結婚式によく読………[もっと読む]

[文]瀧井朝世(ライター) [掲載]2015年03月22日

地方消滅の罠 「増田レポート」と人口減少社会の正体』 [著]山下祐介

地方消滅の罠 「増田レポート」と人口減少社会の正体』 [著]山下祐介

■「一極集中」か「地方創生」か  「地方消滅」が話題を呼ぶきっかけとなった「増田レポート」への反論である。  「増田レポート」が載る『地方消滅』(増田寛也編著)は、本欄でも取り上げた。「二〇一〇年から四〇年までの間に『………[もっと読む]

[文]速水健朗(フリーライター) [掲載]2015年03月15日

ゴーマニズム宣言SPECIAL—新戦争論1 [著]小林よしのり

ゴーマニズム宣言SPECIAL—新戦争論1 [著]小林よしのり

■左派も右派も批判する保守  左派からは「歴史修正主義者」と批判され、右派からは「エセ右翼」と非難される著者が、1990年代末の大ベストセラーの続編として再びイデオロギーを論じている。  グローバリゼーションを推進し、………[もっと読む]

[文]佐々木俊尚(ジャーナリスト) [掲載]2015年03月08日

人生を変える 修造思考! [著]松岡修造

人生を変える 修造思考! [著]松岡修造

■自分と勝負、破格のアツさ  修造。分かりやすいキャラクターだ。とにかくアツい。前向きで底抜けに明るく、トゲトゲしさも気取りもない。「松岡さん」より「シューゾー」と呼び捨てが似合う。本書でも「修造、何言ってんだ!」と読………[もっと読む]

[文]鈴木繁(本社編集委員) [掲載]2015年03月01日

捏造の科学者—STAP細胞事件 [著]須田桃子

捏造の科学者—STAP細胞事件 [著]須田桃子

■他者を巻き込み増殖した嘘  真性の嘘(うそ)つきとは、自分自身の嘘に騙(だま)されてしまう人間であるという。  この一年間というもの、一人の不正を発端とする“STAP狂騒曲”に日本中が振り回された。日本を代表する一つ………[もっと読む]

[文]斎藤環(精神科医) [掲載]2015年02月22日

夜の床屋 [著]沢村浩輔

夜の床屋 [著]沢村浩輔

■予想外の壮大な展開に脱帽  山道に迷い、無人駅に一泊することにした2人の青年。深夜に駅近くの理髪店に明かりがともるのを見て、不思議に思った彼らが店を訪ねると——第4回ミステリーズ!新人賞受賞作を巻頭に置いた連作ミステ………[もっと読む]

[文]瀧井朝世(ライター) [掲載]2015年02月15日

ニューヨークの女性の「強く美しく」生きる方法 [著]エリカ

ニューヨークの女性の「強く美しく」生きる方法 [著]エリカ

■努力しない「セルフヘルプ」  著者はニューヨークでも活躍するアパレル女性起業家。ニューヨークでの生活を綴(つづ)ったブログの著者でもある。ビジネスの成功者による「ニューヨーク」流仕事術を期待して読んでみたらどうも様子………[もっと読む]

[文]速水健朗(フリーライター) [掲載]2015年02月08日

マップス—新・世界図絵 [作・絵]A・ミジェリンスカ、D・ミジェリンスキ

マップス—新・世界図絵 [作・絵]A・ミジェリンスカ、D・ミジェリンスキ

■「幸せな世界」で多くの発見  ポーランドの絵本作家夫妻が、まる3年をかけて世界の国々を地図とイラストにまとめた大判の本。巨大なサイズと分量でこの価格というのは、かなりお買い得な感じもある。  さまざまな発見がある。な………[もっと読む]

[文]佐々木俊尚(ジャーナリスト) [掲載]2015年02月01日

昆虫はすごい [著]丸山宗利

昆虫はすごい [著]丸山宗利

■「イヤ気」か自然の驚異か  「ジャポニカ学習帳」の表紙から消えたことでも分かるように昨今昆虫は人気がない。キライだイヤだという人が多いからむしろ「イヤ気がある」と言ったほうがいいのかもしれない。  本書を読むと、その………[もっと読む]

[文]鈴木繁(本社編集委員) [掲載]2015年01月25日

沈みゆく大国 アメリカ [著]堤未果

沈みゆく大国 アメリカ [著]堤未果

■賛否わかれる「オバマケア」  オバマ大統領の悲願だったアメリカの国民皆保険制度、通称「オバマケア」が施行されて約1年が過ぎようとしている。アメリカは医療後進国だ。高額な医療費や保険料のため、国民の6人に1人が医療保険………[もっと読む]

[文]斎藤環(精神科医) [掲載]2015年01月18日

その女アレックス [著]ピエール・ルメートル

その女アレックス [著]ピエール・ルメートル

■好奇心を煽る予想外の展開  昨年発表の「週刊文春ミステリーベスト10」「ミステリが読みたい!」「このミステリーがすごい!」それぞれの海外部門、「IN☆POCKET」の「文庫翻訳ミステリー・ベスト10」で第1位を獲得。………[もっと読む]

[文]瀧井朝世(ライター) [掲載]2015年01月11日

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