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読書面に連載中。ササキバラ・ゴウさん、南信長さん、山脇麻生さんがリレー連載。

バックナンバー:2011年2010年2009年2008年2007年2006年

あとかたの街(1) [作]おざわゆき

あとかたの街(1) [作]おざわゆき

■名古屋大空襲を少女の視点で  実父のシベリア抑留体験を元に描いた『凍りの掌』で、第16回文化庁メディア芸術祭新人賞を受賞した著者。「私の子供の頃の戦争の話もいつかマンガにしてくれたらいーねー」という実母の言葉をきっか………[もっと読む]

[文]山脇麻生(ライター) [掲載]2014年06月22日

レストー夫人 [作]三島芳治

レストー夫人 [作]三島芳治

■怖く美しく温かい不条理劇  その学校では、毎年2年生が「レストー夫人」という劇をやる。七つのクラスが7種類の「レストー夫人」を上演するのだ——という導入部を読んで、吉田秋生『櫻(さくら)の園』のようなものを想像したら………[もっと読む]

[文]南信長(マンガ解説者) [掲載]2014年06月15日

羊の木 全5巻 [原作]山上たつひこ [作画]いがらしみきお

羊の木 全5巻 [原作]山上たつひこ [作画]いがらしみきお

■圧倒させられる心理ドラマ  隣人がわからない。時々見かけるが、どんな人なのか。普段何をしていて、何を考えているのか。近所づきあいが減り、生活の多様化が進む時代に、隣人はますます正体不明で不気味な存在になっていく。そん………[もっと読む]

[文]ササキバラ・ゴウ(まんが編集者) [掲載]2014年06月08日

いちえふ(1) [作]竜田一人

いちえふ(1) [作]竜田一人

■原発作業員たちの日常とは  すでにひとしきり話題となった作品なので、ご存じの方も多いかも。福島第一原発で作業員として働いた著者が、その経験を基に描いたルポマンガだ。  といっても、「原発の闇を暴く!」みたいな告発調の………[もっと読む]

[文]南信長(マンガ解説者) [掲載]2014年06月01日

火線上のハテルマ(1)(2) [作]せきやてつじ

火線上のハテルマ(1)(2) [作]せきやてつじ

■世界駆けるボディーガード  ストロングタイプの作品だ。著者は熱血料理マンガ『バンビ〜ノ!』のせきやてつじ。  8人の死亡者を出した吉祥寺通り魔事件。現場に居ながら犯人を止めることができず、警察官を辞職した失意の梶恭司………[もっと読む]

[文]山脇麻生(ライター) [掲載]2014年05月18日

近づいたり離れたり [作]水元ローラ

近づいたり離れたり [作]水元ローラ

■名前をめぐってあれこれと  私事で恐縮だが、「信長」は本名である。初対面の人には高確率で由来を聞かれるし、下の名前で呼ばれることも多い。おかげで子供の頃から名前について意識せざるをえなかった。しかし、程度の差こそあれ………[もっと読む]

[文]南信長(マンガ解説者) [掲載]2014年05月11日

あれよ星屑(1) [作]山田参助

あれよ星屑(1) [作]山田参助

■欲と虚しさの戦後 鮮やかに  久しぶりにずしりと手応えのある劇画を読んだ、という気がする。ここでいう「劇画」とは、戦後のある時期、まんが界で渦巻いた大きな潮流のことだ。この作品にただよう「戦後」の空気が、それを連想さ………[もっと読む]

[文]ササキバラ・ゴウ(まんが編集者) [掲載]2014年05月04日

SK8R’S(スケーターズ) [作]トジツキハジメ

SK8R’S(スケーターズ) [作]トジツキハジメ

■クールに熱い今風の青春譚  スケートはスケートでも氷の上ではなく路上が舞台。スケートボードに魅せられた少年の物語である——と言われてもスケボーに興味ないし、なんか不良っぽいイメージあるし、と敬遠する人もいるかもしれな………[もっと読む]

[文]南信長(マンガ解説者) [掲載]2014年04月20日

いちばんいいスカート [作]谷和野

いちばんいいスカート [作]谷和野

■想像の先にふわりと運ぶ  特に霊感があるわけではないが、大きな木を見るとグッとくる。何かが宿っている気がして、少し敬虔(けいけん)な気持ちにもなる。この短編集に収められた「みんなの、大きなかわいい子」にも、街の広場に………[もっと読む]

[文]山脇麻生(ライター) [掲載]2014年04月13日

モリミテ [作]中野シズカ

モリミテ [作]中野シズカ

■読めば読むほど発見がある  前作『星匠』から4年ぶりの新刊。なぜそれだけの時間を要したかは、ページを開けばすぐわかる。切り絵のようにスクリーントーンを幾重にも重ねた美麗な画面。以前よりはシンプルだが、恐ろしく手がかか………[もっと読む]

[文]南信長(マンガ解説者) [掲載]2014年04月06日

フォトグラフ [作]エマニュエル・ギベール

フォトグラフ [作]エマニュエル・ギベール

■緊迫のアフガニスタンルポ  いろいろな意味で破格の本だ。画集のように大きく、重くて、全編フルカラー印刷。まんがなのに、あちこちのコマやページに実写のモノクロ写真が組みこまれていて、あまり類を見ない表現方法だ。内容は、………[もっと読む]

[文]ササキバラ・ゴウ(まんが編集者) [掲載]2014年03月23日

さよなら金太郎 伊達家の人々 [作]成松幸世

さよなら金太郎 伊達家の人々 [作]成松幸世

■生きる喜び増進させる家族  金太郎は主人公の名前じゃない。副題「伊達家の人々」のほうが内容を端的に示している。  飄々(ひょうひょう)としながら頑固な父、天真爛漫(らんまん)な母、勝ち気だがちょっと抜けてる姉、一本気………[もっと読む]

[文]南信長(マンガ解説者) [掲載]2014年03月16日

先生の白い嘘(1) [作]鳥飼茜

先生の白い嘘(1) [作]鳥飼茜

■性の本能と意識の関係描く  他人から投げかけられたモヤモヤする一言。空気を読みつつ、その違和感を曖昧(あいまい)な苦笑いでやりすごすうち、「本当はこうしたかった」という後付けの理想と現実はずれてゆく。誰にだって起こり………[もっと読む]

[文]山脇麻生(ライター) [掲載]2014年03月09日

中学性日記 [作]シモダアサミ

中学性日記 [作]シモダアサミ

■第二次性徴の姿に身もだえ  一度でも中学生を経験したことのある人なら、痛痒(がゆ)い感覚に身悶(もだ)えするに違いない。もし今まさに中学生なら、保健体育の教科書より役に立つかも。  言い得て妙なタイトルどおり第二次性………[もっと読む]

[文]南信長(マンガ解説者) [掲載]2014年03月02日

漫喫漫玉日記 四コマ便 [作]桜玉吉

漫喫漫玉日記 四コマ便 [作]桜玉吉

■心に刺さる今の時代の空気  今の世の中はどこか狂っている。一体みんなどうしてしまったんだ。そんなふうに感じるのは年を食った証拠かもしれない。それは今に始まったことでなく、昔から繰り返されてきたことだろう。ただ自分が時………[もっと読む]

[文]ササキバラ・ゴウ(まんが編集者) [掲載]2014年02月16日

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