コミック

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読書面に連載中。ササキバラ・ゴウさん、南信長さん、山脇麻生さんがリレー連載。

バックナンバー:2011年2010年2009年2008年2007年2006年

あれよ星屑(1) [作]山田参助

あれよ星屑(1) [作]山田参助

■欲と虚しさの戦後 鮮やかに  久しぶりにずしりと手応えのある劇画を読んだ、という気がする。ここでいう「劇画」とは、戦後のある時期、まんが界で渦巻いた大きな潮流のことだ。この作品にただよう「戦後」の空気が、それを連想さ………[もっと読む]

[文]ササキバラ・ゴウ(まんが編集者) [掲載]2014年05月04日

SK8R’S(スケーターズ) [作]トジツキハジメ

SK8R’S(スケーターズ) [作]トジツキハジメ

■クールに熱い今風の青春譚  スケートはスケートでも氷の上ではなく路上が舞台。スケートボードに魅せられた少年の物語である——と言われてもスケボーに興味ないし、なんか不良っぽいイメージあるし、と敬遠する人もいるかもしれな………[もっと読む]

[文]南信長(マンガ解説者) [掲載]2014年04月20日

いちばんいいスカート [作]谷和野

いちばんいいスカート [作]谷和野

■想像の先にふわりと運ぶ  特に霊感があるわけではないが、大きな木を見るとグッとくる。何かが宿っている気がして、少し敬虔(けいけん)な気持ちにもなる。この短編集に収められた「みんなの、大きなかわいい子」にも、街の広場に………[もっと読む]

[文]山脇麻生(ライター) [掲載]2014年04月13日

モリミテ [作]中野シズカ

モリミテ [作]中野シズカ

■読めば読むほど発見がある  前作『星匠』から4年ぶりの新刊。なぜそれだけの時間を要したかは、ページを開けばすぐわかる。切り絵のようにスクリーントーンを幾重にも重ねた美麗な画面。以前よりはシンプルだが、恐ろしく手がかか………[もっと読む]

[文]南信長(マンガ解説者) [掲載]2014年04月06日

フォトグラフ [作]エマニュエル・ギベール

フォトグラフ [作]エマニュエル・ギベール

■緊迫のアフガニスタンルポ  いろいろな意味で破格の本だ。画集のように大きく、重くて、全編フルカラー印刷。まんがなのに、あちこちのコマやページに実写のモノクロ写真が組みこまれていて、あまり類を見ない表現方法だ。内容は、………[もっと読む]

[文]ササキバラ・ゴウ(まんが編集者) [掲載]2014年03月23日

さよなら金太郎 伊達家の人々 [作]成松幸世

さよなら金太郎 伊達家の人々 [作]成松幸世

■生きる喜び増進させる家族  金太郎は主人公の名前じゃない。副題「伊達家の人々」のほうが内容を端的に示している。  飄々(ひょうひょう)としながら頑固な父、天真爛漫(らんまん)な母、勝ち気だがちょっと抜けてる姉、一本気………[もっと読む]

[文]南信長(マンガ解説者) [掲載]2014年03月16日

先生の白い嘘(1) [作]鳥飼茜

先生の白い嘘(1) [作]鳥飼茜

■性の本能と意識の関係描く  他人から投げかけられたモヤモヤする一言。空気を読みつつ、その違和感を曖昧(あいまい)な苦笑いでやりすごすうち、「本当はこうしたかった」という後付けの理想と現実はずれてゆく。誰にだって起こり………[もっと読む]

[文]山脇麻生(ライター) [掲載]2014年03月09日

中学性日記 [作]シモダアサミ

中学性日記 [作]シモダアサミ

■第二次性徴の姿に身もだえ  一度でも中学生を経験したことのある人なら、痛痒(がゆ)い感覚に身悶(もだ)えするに違いない。もし今まさに中学生なら、保健体育の教科書より役に立つかも。  言い得て妙なタイトルどおり第二次性………[もっと読む]

[文]南信長(マンガ解説者) [掲載]2014年03月02日

漫喫漫玉日記 四コマ便 [作]桜玉吉

漫喫漫玉日記 四コマ便 [作]桜玉吉

■心に刺さる今の時代の空気  今の世の中はどこか狂っている。一体みんなどうしてしまったんだ。そんなふうに感じるのは年を食った証拠かもしれない。それは今に始まったことでなく、昔から繰り返されてきたことだろう。ただ自分が時………[もっと読む]

[文]ササキバラ・ゴウ(まんが編集者) [掲載]2014年02月16日

ナナのリテラシー(1) [作]鈴木みそ

ナナのリテラシー(1) [作]鈴木みそ

■電子書籍を個人で出してみた  著者は、ネット書店アマゾンで電子書籍を個人出版し、異例の売り上げを記録した漫画家。あとがきにいわく、〈千部売れれば御の字、と思っていた本が、トータル5万部を売り、印税は11月現在で900………[もっと読む]

[文]南信長(マンガ解説者) [掲載]2014年02月09日

デモクラティア(1) [作]間瀬元朗

デモクラティア(1) [作]間瀬元朗

■ネットの民意が混じり合い…  ひとたびコトが起きれば、あらゆる知識と経験とモラルに則(のっと)った意見がネットから溢(あふ)れ出す。それらの民意は混じり合うことなく流れ去っていく。しかしもし、集団の英知を集約し、具現………[もっと読む]

[文]山脇麻生(ライター) [掲載]2014年02月02日

あの商店街の、本屋の、小さな奥さんのお話。 [作]高橋しん

あの商店街の、本屋の、小さな奥さんのお話。 [作]高橋しん

■こんな書店が近所に欲しい  よく「本棚を見ればその人がわかる」と言う。それは書店も同様で、棚には人格ならぬ“店格”が如実に表れるものだ。特に個人経営の店はそうだろう。  本作は、まさにそんな「町の本屋さん」が舞台。昭………[もっと読む]

[文]南信長(マンガ解説者) [掲載]2014年01月19日

スティッチ―あるアーティストの傷の記憶 [作]D・スモール

スティッチ―あるアーティストの傷の記憶 [作]D・スモール

■言葉にならない何かを表現  イラストレーターとして活躍する著者が子供時代を回想した自叙伝。6歳から15歳までの多感な時代が主に描かれている。一見アメリカの普通の家庭のようでいて、主人公の置かれた境遇は精神的にも肉体的………[もっと読む]

[文]ササキバラ・ゴウ(まんが編集者) [掲載]2014年01月12日

祈りと署名 [作]森泉岳土

祈りと署名 [作]森泉岳土

■奇抜な才能、読むほどに深い  異能作家ぞろいの「コミックビーム」誌上でも明らかに異質で目を引く画面。版画っぽくもあるが、本人によれば水と墨と爪楊枝(つまようじ)で描いているとか。そう言われてもピンとこないが、肝心なの………[もっと読む]

[文]南信長(マンガ解説者) [掲載]2013年12月22日

異法人(1) [作]山本松季

異法人(1) [作]山本松季

■法は人から求められるもの  歴史上の人物のタイムスリップを描いた作品は数あれど、本作ではとうとうアノ人が現代日本に出現! 彼の名はバビロニア国王・ハンムラビ。無限の報復を禁じた「目には目を」の記述でお馴染(なじ)み、………[もっと読む]

[文]山脇麻生(ライター) [掲載]2013年12月15日

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