売れてる本

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売れてる本

読書面に連載中。書店で売れている本、話題の本を、市川真人さん、武田砂鉄さん、佐々木俊尚さん、速水健朗さん、山口文憲さん、阿部嘉昭さん、瀧本哲史さんたちが取り上げ、評しています。

バックナンバー:2011年2010年2009年2008年2007年2006年

億男 [著]川村元気

億男 [著]川村元気

■お金と幸せの難しい関係  お金って結局のところ、私たちにとって何なのか? ということを、本書は小説の形で問いかけている。弟の借金を肩代わりし、妻子には逃げられてしまい、昼夜働く地道で平凡な主人公にある日、宝くじで当た………[もっと読む]

[文]佐々木俊尚(ジャーナリスト) [掲載]2014年12月21日

フランス人は10着しか服を持たない―パリで学んだ“暮らしの質”を高める秘訣 [著]ジェニファー・L・スコット

フランス人は10着しか服を持たない―パリで学んだ“暮らしの質”を高める秘訣 [著]ジェニファー・L・スコット

■米国人が共感する「シック」  毎週末、新聞チラシをチェックしては「日曜限定ラムウールセーター1290円! 安い」といそいそ買いに行き、似たような服で衣装棚をぎゅうぎゅうにしている人はいませんか。  本書によれば、基本………[もっと読む]

[文]鈴木繁(本社編集委員) [掲載]2014年12月14日

紙の月 [著]角田光代

紙の月 [著]角田光代

■ヒロイン動かす欲望の正体  2012年に出版された本作を原作とする映画が、14年11月に公開された。映画の好評もあって、文庫版となった本書は再びベストセラーに返り咲いた。勤務先の銀行から不倫相手に貢ぐために1億円を横………[もっと読む]

[文]斎藤環(精神科医) [掲載]2014年12月07日

最後のトリック [著]深水黎一郎

最後のトリック [著]深水黎一郎

■「読者が犯人」のミステリー  オビの惹句(じゃっく)は「読者全員が犯人」。一行でも読めば、あなたも共犯者になるという。絶対不可能と思われる仕掛けに、果敢に挑んだミステリー作品である。  スランプに悩む作家のもとに「『………[もっと読む]

[文]瀧井朝世(ライター) [掲載]2014年11月30日

ホット・ゾーン 「エボラ出血熱」制圧に命を懸けた人々 [著]リチャード・プレストン

ホット・ゾーン 「エボラ出血熱」制圧に命を懸けた人々 [著]リチャード・プレストン

■今もなお去っていない危機  本書が最初に刊行されたのは、エボラ出血熱がいまのように知られていない約20年前。それが今年に入ってからのエボラの大流行に伴って復刊された。  本書の前半は、エボラ出血熱がどのように発生し、………[もっと読む]

[文]速水健朗(フリーライター) [掲載]2014年11月23日

おかんメール(1)(2) [編]『おかんメール』制作委員会

おかんメール(1)(2) [編]『おかんメール』制作委員会

■子を気遣う「故郷の母」の愛  家族のあいだでSNSやメールのやりとりをすることはごく当たり前になった。本書は、母親から送られてきたそそっかしい内容のメッセージをたくさん集めて紹介している。「あなたの好きな豚がしょうが………[もっと読む]

[文]佐々木俊尚(ジャーナリスト) [掲載]2014年11月16日

下剋上受験―両親は中卒 それでも娘は最難関中学を目指した! [著]桜井信一

下剋上受験―両親は中卒 それでも娘は最難関中学を目指した! [著]桜井信一

■指導する父の強烈な存在感  勉強好きの小学5年の娘に中学受験者向けの全国テストを受けさせてみたところ、2万数千人中2万位以下。偏差値41台という結果が出た。一念発起した父は中学受験に向け娘と共同戦線を張ることを宣言す………[もっと読む]

[文]鈴木繁(本社編集委員) [掲載]2014年11月09日

わたしはマララ—教育のために立ち上がり、タリバンに撃たれた少女 [著]マララ・ユスフザイ、クリスティーナ・ラム

わたしはマララ—教育のために立ち上がり、タリバンに撃たれた少女 [著]マララ・ユスフザイ、クリスティーナ・ラム

■不屈の意志と鋭い政治意識  女子の教育を受ける権利を主張してタリバーンに銃撃された少女マララは、2014年、史上最年少の17歳で、ノーベル平和賞を受賞した。未来のマザー・テレサとも呼ばれ、民族服のシャルワールカミズを………[もっと読む]

[文]斎藤環(精神科医) [掲載]2014年11月02日

調理場という戦場―「コート・ドール」斉須政雄の仕事論 [編著]斉須政雄

調理場という戦場―「コート・ドール」斉須政雄の仕事論 [編著]斉須政雄

■示唆に富む熱い言葉が魅力  「世間の常識があなたのことを『いい』と認めるまで、頑張ればいいんです」「才能というもののいちばんのサポーターは、時間と生き方だと思う」等々、名言が次々あふれ出す。フレンチの名店「コート・ド………[もっと読む]

[文]瀧井朝世(ライター) [掲載]2014年10月26日

地方消滅―東京一極集中が招く人口急減 [編著]増田寛也

地方消滅―東京一極集中が招く人口急減 [編著]増田寛也

■後回しできない衝撃的事実  人口減少社会を論じたこの本の中で最も深く突きつけられたのは、日本人は撤退戦が下手という指摘だ。「臭いものには蓋(ふた)」で、都合の悪いデータに対して最善の策を練るのではなく、飲み込んで後回………[もっと読む]

[文]速水健朗(フリーライター) [掲載]2014年10月19日

韓国人による恥韓論 [著]シンシアリー

韓国人による恥韓論 [著]シンシアリー

■日本も似たようなもの?  最近、本書のようなタイトルの反中反韓書が書店の棚にあふれていて問題視されている。だが読んでみると、書名とは裏腹に冷静な筆致の、面白い本だった。  韓国では経済が一部企業に偏重しており、そうし………[もっと読む]

[文]佐々木俊尚(ジャーナリスト) [掲載]2014年10月12日

りんごかもしれない [著]ヨシタケシンスケ

りんごかもしれない [著]ヨシタケシンスケ

■無表情な愛くるしさが満載  1ページめ。卓上に描かれた赤くて丸くてぴょこんと軸みたいのがついてるものを見て「そいつぁ、りんごだ」と思った方は、楽しめないかもしれない絵本。  次を開くと「おおきな サクランボの いちぶ………[もっと読む]

[文]鈴木繁(本社編集委員) [掲載]2014年10月05日

跳びはねる思考―会話のできない自閉症の僕が考えていること [著]東田直樹

跳びはねる思考―会話のできない自閉症の僕が考えていること [著]東田直樹

■世界は決して一つではない  作者の東田直樹は現在22歳、重度の自閉症者だ。彼は日常的な会話にも困難を抱えている。しかし、彼の内側からあふれ出す言葉は、これまで何冊もの絵本やエッセーとして出版されてきた。中でも東田が1………[もっと読む]

[文]斎藤環(精神科医) [掲載]2014年09月28日

翼 [著]白石一文

翼 [著]白石一文

■人生の孤独、揺れる死生観  昨年10月に創業した出版社、鉄筆。今年7月に出版された刊行物第1弾の文庫が好調だ。  主人公は大手企業で精力的に働く30代半ばの田宮里江子。ある日10年前にプロポーズしてきた長谷川岳志と再………[もっと読む]

[文]瀧井朝世(ライター) [掲載]2014年09月21日

ホットロード(1)(2) [作]紡木たく

ホットロード(1)(2) [作]紡木たく

■恋愛ではなく母と娘の物語  紡木たくは、80年代にたくさんの作品を残し、その後、マンガ家としての活動から離れてしまった伝説のマンガ家である。  彼女の代表作『ホットロード』は、当時10代だった今の40歳前後世代にとっ………[もっと読む]

[文]速水健朗(フリーライター) [掲載]2014年09月14日

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