新書の小径(週刊朝日)

新書の小径(週刊朝日)

新書の小径(週刊朝日)

週刊朝日に連載されている、話題の新書を取り上げたコラム。執筆者は青木るえかさん。

バックナンバー:2011年

衣笠祥雄はなぜ監督になれないのか?[増補版] [著]堀治喜

衣笠祥雄はなぜ監督になれないのか?[増補版] [著]堀治喜

■居酒屋的熱気は伝わってきた  タイトルを見て、衣笠が隠しておきたい秘密でも暴かれているのか、とドキッとした。そういうことを書いた本ではありません。  低迷する広島カープにファンが提言する、という本でした。カープファン………[もっと読む]

[文]青木るえか [掲載]2012年03月09日

抗争 [著]溝口敦

抗争 [著]溝口敦

■ヤクザ世界はカネカネカネ!  暴力団モノの本は、実話系週刊誌周辺による「組長ゴマスリ伝記本」か、ルポライターによる「暴力団取材本」かで、そのどっちも「そのへんの人間にはできない、ヤバイことをやりとげるヤクザ(の親分)………[もっと読む]

[文]青木るえか [掲載]2012年03月02日

デスマスク [著]岡田温司

デスマスク [著]岡田温司

■蝋人形がグロなのは気のせいじゃなかった  デスマスクってのは不思議である。世間では「死体の顔」は人目にさらさないものだが、デスマスクとは「死顔を型取りしたもの」で、それを壁にかけたりする。とんでもない悪趣味である。デ………[もっと読む]

[文]青木るえか [掲載]2012年02月24日

タブーの正体! マスコミが「あのこと」に触れない理由 [著]川端幹人

タブーの正体! マスコミが「あのこと」に触れない理由 [著]川端幹人

■「噂の真相」編集者はじつは善人なのか  「噂の真相」という雑誌はホントに面白かった。……というのも、ずいぶん前に休刊しちゃってるから追憶に浸ってるだけか。今も続いてたら「ウワシンもさすがにネット時代にはダメになってき………[もっと読む]

[文]青木るえか [掲載]2012年02月17日

勝海舟と西郷隆盛 [著]松浦玲

勝海舟と西郷隆盛 [著]松浦玲

■勝海舟は俊才だけど小物だとわかった  映画「山本五十六」のCMでコワイ顔した役所広司の大アップをテレビや雑誌で見るたびに苦々しい気分になっていた。当時の帝国軍人の中ではマシな人物だったかもしれないが、映画の主人公にま………[もっと読む]

[文]青木るえか [掲載]2012年02月10日

細胞が自分を食べる オートファジーの謎 [著]水島昇

細胞が自分を食べる オートファジーの謎 [著]水島昇

■体内にも掃除屋がいる!  生命科学の分野で「オートファジー」という機能が注目されている。なんだか昔流行った家電みたいだが、そうではない。「auto(自分)」と「phagy(食べる)」を組み合わせた言葉で、細胞が自分を………[もっと読む]

[文]谷本束 [掲載]2012年02月03日

原発賠償の行方 [著]井上薫

原発賠償の行方 [著]井上薫

■東電への怒りの法的限界を淡々と教えてくれる  東京電力の社長とか前の社長とかエライ人にどうなってもらいたいか。まず給料を一切返上する。もちろんボーナスなどもらわない。そして自分の資産もすべて差しだし、四畳半風呂無しの………[もっと読む]

[文]青木るえか [掲載]2012年01月27日

日本経済の奇妙な常識 [著]吉本佳生

日本経済の奇妙な常識 [著]吉本佳生

■経済常識がひっくり返る面白さ  ここ10年、経済は異常事態ばっかりじゃないかな。今年7月にもアメリカ国債のデフォルト(債務不履行)危機が起こってるし、今はEUが信用不安で大騒ぎだ。いったい何がどうなっておるのか。  ………[もっと読む]

[文]谷本束 [掲載]2011年12月30日

ヒトラーの側近たち [著]大澤武男

ヒトラーの側近たち [著]大澤武男

■人間は「出世できる」ならなんでもしてしまう真実  ヒトラーとナチスというのは真剣な意味でも下世話な意味でもとても興味がある存在なのだ。ところが私の場合、ナチスの人物というのはアドルフ・ヒトラーぐらいしか、顔も人となり………[もっと読む]

[文]青木るえか [掲載]2011年12月23日

「しがらみ」を科学する [著]山岸俊男

「しがらみ」を科学する [著]山岸俊男

■わずか一人の違いが全体を決めるいじめの正体  「社会に出るのが怖い」という若者はずいぶん多いらしい。まあ、夏目漱石だって「智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。とかくに人の世は住みにくい」と書いたぐらいだ。社会と………[もっと読む]

[文]谷本束 [掲載]2011年12月16日

個人美術館の愉しみ [著]赤瀬川原平

個人美術館の愉しみ [著]赤瀬川原平

■何でも見たくなってしまう赤瀬川さんの文章  日本にはいっぱい美術館があるんだなあ。  この本は、日本にある“個人美術館”を巡って紹介した本。個人美術館とは「コレクトされたのが1人」と「コレクトした人が1人」と両方の意………[もっと読む]

[文]青木るえか [掲載]2011年12月09日

ゴーストタウン [著]エレナ・ウラジーミロヴナ・フィラトワ

ゴーストタウン [著]エレナ・ウラジーミロヴナ・フィラトワ

■すべての時間が止まっている光景  福島原発事故以来、広がる汚染に不安が消えない。頭に浮かぶのはチェルノブイリのことだ。あそこはいま、どうなっているのだろう。本書は原子炉爆発から二十数年を経た、チェルノブイリの現在をと………[もっと読む]

[文]谷本束 [掲載]2011年12月02日

ポルノ雑誌の昭和史 [著]川本耕次

ポルノ雑誌の昭和史 [著]川本耕次

■伝説のエロ本編集者の臨場感ある文体  著者の川本耕次さんという方、ポルノ雑誌界では名の知れた人で、編集をやり文章を書き写真も撮るそうだ。この本はとても面白くて、その面白さの第一に、文章の「不思議なリズム」がある。「…………[もっと読む]

[文]青木るえか [掲載]2011年11月25日

世界一のトイレ―ウォシュレット開発物語 [著]林良祐

世界一のトイレ―ウォシュレット開発物語 [著]林良祐

■日米の“便利”の違いに気づいた  TOTOで長年、便器とウォシュレットを作ってきた著者が語るトイレ開発の舞台裏である。きったなーいなどといやな顔をするなかれ、トイレの科学はすごかった。  開発に苦労はつきものだけれど………[もっと読む]

[文]谷本束 [掲載]2011年11月18日

死にたい老人 [著]木谷恭介

死にたい老人 [著]木谷恭介

■”美しいミイラ”の幻想をブチ壊してくれる  これは「死ぬために断食」をした小説家の記録である。こんなものを書いて出してるわけだから死に至っていない。  80歳越えて思い残すことはない、そろそろ死んだほうがいい、と「断………[もっと読む]

[文]青木るえか [掲載]2011年11月11日

ここに掲載されている記事や書評などの情報は、原則的に初出時のものです。

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