ベストセラー解読(週刊朝日)

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ヒット作の秘密は何か? 今売れている本を分析した週刊朝日のコラム。永江朗さんと長薗安浩さんが交代で連載。

バックナンバー:2011年

仕事。 [著]川村元気

仕事。 [著]川村元気

■谷川俊太郎の言葉が響く  川村元気は映画『告白』や『悪人』などの制作で知られる若手プロデューサーである。2012年に刊行した初小説『世界から猫が消えたなら』は70万部を超えるベストセラーになった。 『仕事。』は川村に………[もっと読む]

[文]永江朗 [掲載]2014年11月14日

税金を払わない巨大企業 [著]富岡幸雄

税金を払わない巨大企業 [著]富岡幸雄

■この負担率の軽さは、やはり奇異だ  この4月に消費税が8%に上がって以降、日本経済は誰が見ても停滞している。このような状況下で、安倍晋三首相はさらなる消費税アップを決断するのか……。国際公約だから上げざるを得ないとの………[もっと読む]

[文]長薗安浩 [掲載]2014年11月07日

鹿の王 上・下 [著]上橋菜穂子

鹿の王 上・下 [著]上橋菜穂子

■感染症まで考えさせるファンタジー  エボラ出血熱は終息どころか感染者が増えるばかりだ。人類が滅びるとしたら感染症によってだろうと聞いたことがあるが、エボラ出血熱がそうなのか。  上橋菜穂子の『鹿の王』は、感染症や医学………[もっと読む]

[文]永江朗 [掲載]2014年10月31日

知ろうとすること。 [著]早野龍五、糸井重里

知ろうとすること。 [著]早野龍五、糸井重里

■放射線の影響を“科学的に正しく”考える  東日本大震災にともなう福島第一原発の事故が起きて3年7カ月。無理もなかったが、あのとき、東京に暮らす私は大いに混乱した。現場の詳しい状況がほとんど伝わってこないまま頻発する余………[もっと読む]

[文]長薗安浩 [掲載]2014年10月24日

もう年はとれない [著] ダニエル・フリードマン [訳] 野口百合子

もう年はとれない [著] ダニエル・フリードマン [訳] 野口百合子

■87歳のヒーロー!  口から出るのは悪態ばかりで、愛用の武器は357マグナム。ラッキーストライクを手放せないチェーンスモーカーでもある。まるでタフガイのカリカチュアのような男。ダニエル・フリードマンの長編小説『もう年………[もっと読む]

[文]永江 朗 [掲載]2014年10月17日

無人島セレクション [著] 無人島セレクション編集部

無人島セレクション [著] 無人島セレクション編集部

■自分は何にこだわって生きてきたのか  もしも無人島で独りぼっちになるなら、何を持っていくか?  誰もがかつて身近な人と話題にしたことがあると思われるこの問いに、1枚のレコード(CD)、1本の映画、1冊の本という条件を………[もっと読む]

[文]長薗安浩 [掲載]2014年10月10日

シャバはつらいよ [著] 大野更紗

シャバはつらいよ [著] 大野更紗

■この現実はひどすぎる  ベストセラーになった『困ってるひと』は、ミャンマー(ビルマ)難民支援をする大学院生が難病となり、助ける人から助けられる人になるてんまつを描いた闘病記だった。続編となる本書は、著者が退院するとこ………[もっと読む]

[文]永江 朗 [掲載]2014年10月03日

死んでしまう系のぼくらに [著]最果タヒ

死んでしまう系のぼくらに [著]最果タヒ

■若い詩人が「死への誘惑」と対峙  仕事のひとつとしてこの夏、私は田村隆一(1923~98)のすべての詩を再読した。  戦前の少年期にモダニズム詩に衝撃をうけた田村は、復員後、日本的な抒情とは無縁の硬質の作品を書きつづ………[もっと読む]

[文]長薗安浩 [掲載]2014年09月26日

地方消滅——東京一極集中が招く人口急減 [著]増田寛也

地方消滅——東京一極集中が招く人口急減 [著]増田寛也

■人口急減社会に突入している  日本創成会議が5月に発表した「消滅可能性都市896のリスト」は日本中に大ショックを与えた。2040年までに若年女性の減少率が5割を超える自治体、すなわち消滅可能性都市が896。さらに人口………[もっと読む]

[文]永江朗 [掲載]2014年09月19日

知の訓練―日本にとって政治とは何か [著]原武史

知の訓練―日本にとって政治とは何か [著]原武史

■「政治」と「政事」がからみあってきた国  自国の近現代史をどう教えるかは、戦後、日本の教育問題のひとつとなってきた。  明治維新をきっかけに西洋から輸入した「政治」と天皇を現人神とする「政事」を組みあわせて富国強兵を………[もっと読む]

[文]長薗安浩 [掲載]2014年09月12日

いま生きる「資本論」 [著]佐藤優

いま生きる「資本論」 [著]佐藤優

■直接的人間関係はゼニに還元できない  いまどき『資本論』だって?と内心つぶやきながら読みはじめ、いまこそ『資本論』だ!と強く思って読み終えた。佐藤優『いま生きる「資本論」』は、市民向けにマルクス『資本論』を講義した記………[もっと読む]

[文]永江朗 [掲載]2014年09月05日

弱いつながり [著]東浩紀

弱いつながり [著]東浩紀

■ネット時代の「旅のすすめ」  思想家、作家として活躍する一方で、『思想地図β』編集長やゲンロンカフェを運営する会社の社長も務める東浩紀。『存在論的、郵便的』で注目された人らしく、その著作には「難解」のイメージがつきま………[もっと読む]

[文]長薗安浩 [掲載]2014年08月29日

日本劣化論  [著]笠井潔、白井聡

日本劣化論  [著]笠井潔、白井聡

■保守の劣化と左派の劣化  第2次安倍政権が発足して以来、どうも気分が晴れない。なんでこんなに支持率が高いのか、ぼくにはさっぱりわからない。笠井潔と白井聡の『日本劣化論』は、そんなモヤモヤを吹き飛ばしてくれる対談だ。 ………[もっと読む]

[文]永江朗 [掲載]2014年08月22日

かもめのジョナサン完成版 [著]リチャード・バック [訳]五木寛之創

かもめのジョナサン完成版 [著]リチャード・バック [訳]五木寛之創

■ここまで自己啓発的な寓話だったとは  1974年の夏、『かもめのジョナサン』の日本語版が発売されたとき、私は中学2年生だった。アメリカで大ベストセラーになっている物語を当代一の人気作家、五木寛之が“創訳(創作翻訳)”………[もっと読む]

[文]長薗安浩 [掲載]2014年08月08日

うみの100かいだてのいえ  [著]岩井俊雄

うみの100かいだてのいえ  [著]岩井俊雄

■上下60センチの長い絵!  横長の本を90度回して縦にして、ページを開くとどうなるか。なーんと上下に60センチもの長い絵の登場だ。岩井俊雄の絵本、『100かいだてのいえ』をはじめて見たときの衝撃を忘れられない。横に長………[もっと読む]

[文]永江朗 [掲載]2014年08月01日

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