話題の新刊(週刊朝日)

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話題の新刊(週刊朝日)

週刊朝日の新刊案内コーナー。幅広いジャンルから、話題の本をピックアップして紹介しています。

バックナンバー:2011年

燈火 [著]三浦哲郎

燈火 [著]三浦哲郎

 私小説の大家である作家の最後の連作短編集。自らに流れる血を肯定できず、苦しんだ物書きの主人公が築いた家庭の日常を描く連作『素顔』の続編になる。  50代半ばになった主人公は、妻と娘3人と東京で暮らしている。物語は、吐血………[もっと読む]

[文]西條博子 [掲載]2016年11月08日

アイ・ラブ・ユー イエス・アイ・ドゥー [著]堀井六郎

アイ・ラブ・ユー イエス・アイ・ドゥー [著]堀井六郎

 加山雄三の作曲家としての別名「弾厚作」作品の普遍性と不変性。ピンキーとキラーズの“夜明けのコーヒー”やザ・ピーナッツの“靴下直してるのよ”などちょっとドキリとするフレーズを歌詞にちりばめた、作詞家・岩谷時子の世界。ゆず………[もっと読む]

[文]太田サトル [掲載]2016年11月08日

究極にうまいクラフトビールをつくる [著]永井隆

究極にうまいクラフトビールをつくる [著]永井隆

 ビール離れが進む中、動き出したキリンビールの異端社員の挑戦を追った一冊。大量生産のビールづくりに背を向け、社内の反対にあいながらも個人の嗜好に合わせた「クラフトビール」の専門店を出店するまでの道のりを描く。  ドラマか………[もっと読む]

[文]栗下直也 [掲載]2016年11月08日

あなた 河野裕子歌集 [編]永田和宏・永田淳・永田紅

あなた 河野裕子歌集 [編]永田和宏・永田淳・永田紅

〈手をのべてあなたとあなたに触れたきに息が足りないこの世の息が〉  この歌を詠った翌日、歌人・河野裕子は世を去った。2010年8月、蝉の鳴く頃だった。 〈雨?と問へば蝉声よと紅は立ちて言ふ ひるがほの花〉  本書は、夫で………[もっと読む]

[文]後藤明日香 [掲載]2016年11月01日

巡礼日記 亡き妻と歩いた600キロ [著]垣添忠生

巡礼日記 亡き妻と歩いた600キロ [著]垣添忠生

 国立がんセンター名誉総長が、40年間つれ添った伴侶をなくし、四国八十八カ所の巡礼に出た体験を綴る。  がんを患った妻の死から7年。破滅的な生活を経て喪失感とともに暮らす著者は、わざと酷暑を選んで出発する。9キロもの荷物………[もっと読む]

[文]西條博子 [掲載]2016年11月01日

山口組 顧問弁護士 [著]山之内幸夫

山口組 顧問弁護士 [著]山之内幸夫

 著者は長年にわたり、日本最大の暴力団山口組を支えてきた元顧問弁護士。ヤクザと知り合い、付き合いが深くなる過程や組幹部の素顔を赤裸々に明かす。  80年代に跡目争いが内紛に発展し、世間を震撼させた「山一抗争」のキーマンの………[もっと読む]

[文]栗下直也 [掲載]2016年11月01日

山谷―ヤマの男 [著]多田裕美子

山谷―ヤマの男 [著]多田裕美子

 眼光の鋭い元ボクサー。タオルの鉢巻きをしたジャージ姿の男……。背景に黒布を垂らしただけのポートレートなのに、撮影した場所の空気が伝わってくる。  東京都台東区から荒川区にある日雇い労働者の街「山谷」の男たちから「写真屋………[もっと読む]

[文]朝山実 [掲載]2016年10月25日

父母の記―私的昭和の面影 [著]渡辺京二

父母の記―私的昭和の面影 [著]渡辺京二

 86歳になった思想史家が、自身の大連からの引き揚げの記憶と生い立ち、共産党への入党のほか、若い時に知遇を得た人らについて綴った。  日活専属の活動弁士だった父親には、ほとんど切れ目なく隠し女がおり、勘のいい母親は、さっ………[もっと読む]

[文]西條博子 [掲載]2016年10月25日

GORILLA My God―我が神、ゴリラ [著]小檜山悟

GORILLA My God―我が神、ゴリラ [著]小檜山悟

 著者は父の仕事の関係で高校の2年間をアフリカで過ごし、ゴリラと出会い、強く惹きつけられた。将来の仕事はゴリラ研究者か、もうひとつの興味の対象=競馬か──進路に悩んだ末に馬を選び、厩舎を開業して20年が経つ。JRAと地方………[もっと読む]

[文]本好るな [掲載]2016年10月25日

大津絵―民衆的諷刺の世界 [著]クリストフ・マルケ [絵]楠瀬日年

大津絵―民衆的諷刺の世界 [著]クリストフ・マルケ [絵]楠瀬日年

 江戸時代に全国的な人気を博していた無銘の庶民絵画がある。東海道のお土産として売られていた大津絵だ。本書では、フランス人の研究者が大津絵の歴史と魅力を分かりやすく解説する。  初期は神仏画として、のちには護符的な役割を持………[もっと読む]

[文]すんみ [掲載]2016年10月18日

町中華とはなんだ―昭和の味を食べに行こう [著]町中華探検隊(北尾トロ、下関マグロ、竜超)

町中華とはなんだ―昭和の味を食べに行こう [著]町中華探検隊(北尾トロ、下関マグロ、竜超)

 うまいわけではない。安いわけでもない。中華料理屋のたたずまいだが、カレーやオムライスも提供する。何に惹きつけられるのかと問われれば説明が難しい大衆中華食堂。本書では「町中華」と呼び、北尾トロらが探訪する。  町中華の定………[もっと読む]

[文]栗下直也 [掲載]2016年10月18日

ジェイムズ・ジョイス [著]金田法子

ジェイムズ・ジョイス [著]金田法子

 20世紀を代表するアイルランドの作家ジェイムズ・ジョイス。彼の生涯と文学に対する姿勢を、アイルランド政府及び金融機関に勤めた著者が綴った。 『ダブリンの市民』『若い芸術家の肖像』『ユリシーズ』……。ジョイスは故郷ダブリ………[もっと読む]

[文]西條博子 [掲載]2016年10月18日

わがまち再生プロジェクト [著]桑子敏雄

わがまち再生プロジェクト [著]桑子敏雄

 まちづくりの実務に携わる著者が地域再生の方法論を紹介する。土地の個性と独自性を見つけ、その価値を磨いて輝かせる「ふるさと見分け・ふるさと磨き」と社会的合意形成の重要性を指摘する。  著者が関わった出雲大社の表参道・神門………[もっと読む]

[文]内山菜生子 [掲載]2016年10月11日

テニスプロはつらいよ―世界を飛び、超格差社会を闘う [著]井山夏生

テニスプロはつらいよ―世界を飛び、超格差社会を闘う [著]井山夏生

 34億円。プロテニス選手の錦織圭の年収だ。淡い幻想を抱いてしまうが、「テニスで食べる」のは想像以上に難しい。テニス雑誌元編集長の著者がプロテニス選手の経済事情を赤裸々に明かす。  主人公は錦織より2歳年下の関口周一。世………[もっと読む]

[文]栗下直也 [掲載]2016年10月11日

アンニョン、エレナ [著]金仁淑 [訳]和田景子

アンニョン、エレナ [著]金仁淑 [訳]和田景子

 人はどこから来て、どこへ行くのか。韓国の女性作家によるこの短編集には、どこに辿り着くかも知れず黙々と生きていく人たちが描かれる。  表題作は遠洋漁業船の船員だった父を持つ女性の話だ。海外旅行に行く友達に「私」は旅先で出………[もっと読む]

[文]すんみ [掲載]2016年10月11日

ここに掲載されている記事や書評などの情報は、原則的に初出時のものです。

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