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読書面に連載中。ササキバラ・ゴウさん、南信長さん、山脇麻生さんがリレー連載。

バックナンバー:2011年2010年2009年2008年2007年2006年

三文未来の家庭訪問 [作]庄司創

三文未来の家庭訪問 [作]庄司創

■価値観揺さぶる深遠なSF  帯文が、なんと萩尾望都なのである。自身が審査員を務める新人賞出身者とはいえ、ほぼ無名の作家に破格の賛辞を寄せているのだ。が、中身を読めばそれも納得。萩尾SFを彷彿(ほうふつ)させる美しく深………[もっと読む]

[文]南信長(マンガ解説者) [掲載]2013年04月14日

重版出来!(1) [作]松田奈緒子

重版出来!(1) [作]松田奈緒子

■ヒット作が“作られる”まで  昨年、刊行された新刊コミックスは1万2千点以上。莫大(ばくだい)な数字の陰には、一冊一冊の作品が生まれおち、読者に届くまでの小さくて愛(いと)しい多くのドラマが詰まっている。その中心にい………[もっと読む]

[文]山脇麻生(ライター) [掲載]2013年04月07日

いってミヨーン やってミヨーン(1)(2) [作]羽生生純

いってミヨーン やってミヨーン(1)(2) [作]羽生生純

■普通じゃなさが普通じゃない  あ~、毎日つまんないな~、何か面白いことないかな~。そう思ったことのある人には、このマンガを読む資格がある。  主人公は平凡な派遣社員の青年。普通すぎる自分と退屈な日常に飽き飽きしながら………[もっと読む]

[文]南信長(マンガ解説者) [掲載]2013年03月24日

エイト〈1〉 [作]楠みちはる

エイト〈1〉 [作]楠みちはる

■ロックの世界にのめり込んで  高校を舞台に、ロックの魅力に目覚めていく若者たちを描く群像劇だ。今は亡きあるギタリストの息子を中心に、音楽の世界にのめり込んでいく彼らの姿が、じっくりと描かれる。  引かれあうように出会………[もっと読む]

[文]ササキバラ・ゴウ(まんが編集者) [掲載]2013年03月17日

今日もいい天気 原発事故編 [作]山本おさむ

今日もいい天気 原発事故編 [作]山本おさむ

■福島から避難した作者の日々  あの日から丸2年が経つ。その間、漫画家たちはさまざまな形で震災を描いてきた。被災体験や現地ルポのほか、直接間接問わず物語のなかに震災や原発事故を取り込んだものも多い。  本書もそんな震災………[もっと読む]

[文]南信長(マンガ解説者) [掲載]2013年03月10日

ニッケルオデオン【緑】 [作]道満晴明

ニッケルオデオン【緑】 [作]道満晴明

■無機質なのに温かい短編集  20世紀の初め、アメリカに出現した大衆向け映画をかける小さな映画館を、入場料が5セント硬貨(ニッケル)だったことから「ニッケルオデオン」と呼んだらしい。物語構成を持った動画を生まれて初めて………[もっと読む]

[文]山脇麻生(ライター) [掲載]2013年03月03日

僕だけがいない街〈1〉 [作]三部けい

僕だけがいない街〈1〉 [作]三部けい

■時間超越するSFサスペンス  主人公はピザ屋でバイトしながらマンガを描いている28歳の男。すでにデビューはしているものの次のステップに進めず、編集者に〈作者(あなた)の顔が見えて来ない〉と言われて煩悶(はんもん)する………[もっと読む]

[文]南信長(マンガ解説者) [掲載]2013年02月17日

ハクメイとミコチ〈1〉 [作]樫木祐人

ハクメイとミコチ〈1〉 [作]樫木祐人

■懐かしい森の住人たちの世界  コロポックルのような小さな森の住人たちの世界を描くファンタジー作品だ。彼らのちょっと不思議な日常が、さまざまなエピソードを通じて描かれる。  キャラクターの絵はいかにもマンガ的だが、微妙………[もっと読む]

[文]ササキバラ・ゴウ(まんが編集者) [掲載]2013年02月10日

のぼさんとカノジョ?〈1〉 [作]モリコロス

のぼさんとカノジョ?〈1〉 [作]モリコロス

■姿の見えない彼女と暮らす  空席の椅子に「?」が重なる表紙が内容を端的に物語る。  大学生の野保(のぼ)君には同棲(どうせい)中の彼女がいるらしい。携帯に〈ねぎがもうないのでかってきてください〉とメールが来たり、友達………[もっと読む]

[文]南信長(マンガ解説者) [掲載]2013年02月03日

竜蹄の門〈1〉 [作]やまさき拓味

竜蹄の門〈1〉 [作]やまさき拓味

■幕末、近代競馬の始まり描く  イギリスを発祥とする「近代競馬」が日本で行われるようになって150年余り。「優駿(ゆうしゅん)の門」シリーズで競馬に関わる人々のドラマを綴(つづ)ってきたやまさき拓味が、その始まりを描く………[もっと読む]

[文]山脇麻生(ライター) [掲載]2013年01月20日

志乃ちゃんは自分の名前が言えない [作]押見修造

志乃ちゃんは自分の名前が言えない [作]押見修造

■友情とすれ違い、繊細に描く  自己紹介というのはなかなか緊張するものだ。とりわけ、中学や高校に入学して最初のそれはハードルが高い。  本作もまさにそういう場面から始まる。高校入学初日、心臓が飛び出しそうなほど緊張しつ………[もっと読む]

[文]南信長(マンガ解説者) [掲載]2013年01月13日

ハスク・エディン〈1〉 [作]如月芳規

ハスク・エディン〈1〉 [作]如月芳規

■我々はどんな場所にいるのか  読み終えた時に、描き手の気迫や覚悟というものが、静かに伝わる作品に出会うことがある。このまんががそうだ。  内容は戦場もの。廃墟(はいきょ)のような都市を舞台に、政府側の兵士である子ども………[もっと読む]

[文]ササキバラ・ゴウ(まんが編集者) [掲載]2013年01月06日

赤パン先生! [作]安永知澄

赤パン先生! [作]安永知澄

■何げない日常、繊細に美しく  学園ギャグ風のタイトルとは裏腹に、ガラス細工のような美しさと危うさを秘めた物語だ。  舞台はとある田舎町。小学4年生の少女・きらは、書店員で水泳の臨時教員である“赤パン先生”こと鮎川に幼………[もっと読む]

[文]南信長 (マンガ解説者) [掲載]2012年12月20日

さきくさの咲く頃 [作]ふみふみこ

さきくさの咲く頃 [作]ふみふみこ

■10代の3人の青春、叙情的に  10代の頃の1年は、大人になってからのそれとは比べ物にならないぐらい劇的な変化をもたらす。しかし、身体の成長と同じ速度で内面も充実していくかと言うと、そうでない場合が多い。そのチグハグ………[もっと読む]

[文]山脇麻生(ライター) [掲載]2012年12月09日

ゼクレアトル 神マンガ戦記1 [作]戸塚たくす [画]阿久井真

ゼクレアトル 神マンガ戦記1 [作]戸塚たくす [画]阿久井真

■メタ構造、ラブコメが一変  漫画家や編集者を主人公に、マンガ業界の舞台裏を描いた作品はもはや珍しくない。同工異曲が数あるなか、いかに独自性を出すかが現状の課題である。  その点、本作は斬新だ。主人公・山越肝太は平凡な………[もっと読む]

[文]南信長(マンガ解説者) [掲載]2012年12月02日

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