新書の小径(週刊朝日)

新書の小径(週刊朝日)

新書の小径(週刊朝日)

週刊朝日に連載されている、話題の新書を取り上げたコラム。執筆者は青木るえかさん。

バックナンバー:2011年

“町内会”は義務ですか? コミュニティーと自由の実践 [著]紙屋高雪

“町内会”は義務ですか? コミュニティーと自由の実践 [著]紙屋高雪

■町内会のやっかいさ  読んでると「町内会なんか殲滅してしまえ」と思う。  著者の紙屋さんは、流れでなんとなく町内会長になり、その「町内会長体験談」をもとに、町内会の役割や利点、町内会の困ったところ、今後の町内会がどの………[もっと読む]

[文]青木るえか [掲載]2015年01月16日

実録・自衛隊パイロットたちが目撃したUFO地球外生命は原発を見張っている [著]佐藤守

実録・自衛隊パイロットたちが目撃したUFO地球外生命は原発を見張っている [著]佐藤守

■やっぱり宇宙人はいるのか!?  本を読んでいて「これは!」と思うことが書いてあるとページの端を折るのだが、この本は途中でそれをやめてしまった。そんなことするのは意味がない。だって最初からほとんど全ページ折ってたからだ………[もっと読む]

[文]青木るえか [掲載]2014年12月26日

カフェと日本人 [著]高井尚之

カフェと日本人 [著]高井尚之

■日本はコーヒー豆文化なのか  喫茶店は「茶を喫する店」、なのにそれは茶の店を意味しない。コーヒーの店だ。経済ジャーナリストによる本書によると、江戸時代、長崎出島で数少ない日本人がコーヒーを飲んだことはあったようだが、………[もっと読む]

[文]青木るえか [掲載]2014年12月19日

「謎」の進学校麻布の教え [著]神田憲行

「謎」の進学校麻布の教え [著]神田憲行

■デキる学校の余裕  麻布高校といえば、高校野球の東京大会で、相手チームに「落ちこぼれ」「悔しかったら東大入ってみろ」と野次ったことで有名である。麻布、開成、武蔵といえば「有名男子進学校御三家」で、中でも麻布は何しろ立………[もっと読む]

[文]青木るえか [掲載]2014年12月11日

マリー・アントワネットフランス革命と対決した王妃 [著]安達正勝

マリー・アントワネットフランス革命と対決した王妃 [著]安達正勝

■アントワネットとルイ16世の結婚問題  本書を一読して思うのは、『ベルサイユのばら』ってのはよくできてたんだなあ、ってこと。  マリー・アントワネットの生涯を丁寧に追う&彼女がどうしてああいう運命をたどったかを解き明………[もっと読む]

[文]青木るえか [掲載]2014年12月05日

媚びない力 [著]杉良太郎

媚びない力 [著]杉良太郎

■説明できない異様な迫力  最近の新書は「有名人のノンキな自伝」発表の場になっているような気がする。その「有名人」というのは、功成り名遂げ、悠々自適、すでに第一線ではない。そういう「昔超有名人」の出した新書は、途中で自………[もっと読む]

[文]青木るえか [掲載]2014年11月28日

女の一生 [著]伊藤比呂美

女の一生 [著]伊藤比呂美

■伊藤比呂美の中毒性  岩波新書で『女の一生』というタイトルときたら、モーパッサンか森本薫(劇作家)かと思うところですが、これは伊藤比呂美による「人生相談」の本。  伊藤比呂美は詩人で、小説や随筆も書く。そして人生相談………[もっと読む]

[文]青木るえか [掲載]2014年11月21日

日本全国「ローカル缶詰」驚きの逸品36 [著]黒川勇人

日本全国「ローカル缶詰」驚きの逸品36 [著]黒川勇人

■「だし巻き」缶詰だってある!  世間にはいろんな缶詰があるもんだ、と思いたくてこの本を買ってみたが、案外そうでもなかった。さいきん「あえて缶詰にしなくてもいいものを缶に詰めたキワモノ缶詰」はけっこうあり、本書にも「だ………[もっと読む]

[文]青木るえか [掲載]2014年11月14日

ルポ 医療犯罪 [著]出河雅彦

ルポ 医療犯罪 [著]出河雅彦

■医療事故を連続で起こす医者!  いやもうひどい話である。  医療の現場で起こった事故、というよりも犯罪物件の詳しいレポだ。最初に出てくる事例が、生活保護患者を食い物にした悪徳医者による事件だ。する必要のない手術を、手………[もっと読む]

[文]青木るえか [掲載]2014年11月07日

日本ミステリー小説史―黒岩涙香から松本清張へ [著]堀啓子

日本ミステリー小説史―黒岩涙香から松本清張へ [著]堀啓子

■昔、赤毛は禿頭と訳された!  日本のミステリー小説の歴史なんて考えたこともなかった。子供の頃、学校の図書室で読んだ古い『かいとうルパン』や『シャーロック・ホームズのぼうけん』が、何か妙なもので、単に子供向けというだけ………[もっと読む]

[文]青木るえか [掲載]2014年10月31日

ベスト珍書―このヘンな本がすごい! [著]ハマザキカク

ベスト珍書―このヘンな本がすごい! [著]ハマザキカク

■コワイほどに面白い  珍書とはへんな本のことだ。へんな本、というのは本当にへんなのだ。想像を絶する文章や主張や絵や写真が、本という体裁をとって世間に流通している。本書はそんな本を写真集、図鑑、デザイン書、造本、理工書………[もっと読む]

[文]青木るえか [掲載]2014年10月24日

信長と将軍義昭―連携から追放、包囲網へ [著]谷口克広

信長と将軍義昭―連携から追放、包囲網へ [著]谷口克広

■天下を獲るのはたいへんだ  足利義昭。15代、最後の足利将軍。義昭、がんばっている。この本を読んでしみじみ思うのがそれ。幼い頃に出家して(もちろん自分の意志じゃない)権力と切り離されて生きてきた将軍家の次男が、兄将軍………[もっと読む]

[文]青木るえか [掲載]2014年10月17日

金沢を歩く [著]山出保

金沢を歩く [著]山出保

■読めば読むほどいい町だと思う  書名通り「金沢を歩」いた本だ。それは、町を歩いて風物を紹介もしているし、町の成り立ちから歴史を歩んで紹介する、という意味もある。  古都・金沢であるので、まずは文化的なものから紹介され………[もっと読む]

[文]青木るえか [掲載]2014年10月10日

日本の軍歌―国民的音楽の歴史 [著]辻田真佐憲

日本の軍歌―国民的音楽の歴史 [著]辻田真佐憲

■軍歌は昔の話じゃない  軍歌にはけっこういい歌がある。『雪の進軍』とか『愛馬進軍歌』とか、たまに口ずさんでいることもある。困難に直面すると「すぎのーはいずこーすぎのーはいずやー」などと歌うこともある。  この本は「軍………[もっと読む]

[文]青木るえか [掲載]2014年10月03日

江戸の貧民 [著]塩見鮮一郎

江戸の貧民 [著]塩見鮮一郎

■おとしめられた人たちの文化  最初に、上野、浅草、吉原、三ノ輪、南千住、といったあたりのおおまかな地図が載っている。そこには、汐入の土手、スサノオ神社、山谷、待乳山聖天、(浅草寺の)奥山、などが書き込まれている。この………[もっと読む]

[文]青木るえか [掲載]2014年09月26日

ここに掲載されている記事や書評などの情報は、原則的に初出時のものです。

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