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読書面に連載中。ササキバラ・ゴウさん、南信長さん、山脇麻生さんがリレー連載。

バックナンバー:2011年2010年2009年2008年2007年2006年

サトコとナダ(1) [作]ユペチカ [監修]西森マリー

サトコとナダ(1) [作]ユペチカ [監修]西森マリー

■米国留学で出会ったイスラム文化  日本人にとってはまだまだなじみ深いとは言えないイスラム文化。ニカブとヒジャブとチャドルとブルカの違いがわかる人もそう多くはないだろう。アメリカの大学に留学したサトコも、ルームシェア相………[もっと読む]

[文]南信長(マンガ解説者) [掲載]2017年07月23日

ルポルタージュ(1) [作]売野機子

ルポルタージュ(1) [作]売野機子

■面倒な恋愛をすっ飛ばす近未来で  極端な合理化が進んだ先にはこんな未来が待っているのだろうか? 本作の舞台はないとはいえない近未来だ。  2033年、世間では面倒な恋愛をすっ飛ばし、マッチングシステムで条件が合う相手………[もっと読む]

[文]山脇麻生(ライター) [掲載]2017年07月16日

マチビト [作]石原まこちん

マチビト [作]石原まこちん

■ニート息子の、父の入院付き添い記  近頃は友達親子も多いらしいが、思春期から親と没交渉のまま大人になってしまった人も少なくないはず。特に父と息子の関係は難しい——というのは自分の体験的所感だが、本作の主人公も同類だ。………[もっと読む]

[文]南信長(マンガ解説者) [掲載]2017年07月09日

マッティは今日も憂鬱―フィンランド人の不思議 [作]カロリーナ・コルホネン

マッティは今日も憂鬱―フィンランド人の不思議 [作]カロリーナ・コルホネン

■フィンランドの「あるある」感覚に共感  洋服屋で「店員さんが、話しかけてくる」その気配だけで、もうその場から立ち去りたくなる。「出かけたいのに、ドアの外に住人がいる」いつまでも家のドアの内側で、外の気配を探っている自………[もっと読む]

[文]ササキバラ・ゴウ(まんが編集者) [掲載]2017年07月02日

1122(1) [作]渡辺ペコ

1122(1) [作]渡辺ペコ

■仲良しセックスレス夫婦のもつれ方  第1話の扉絵、だるま落としのように不安定に積み重なったウェディングケーキが象徴的だ。主人公は、11月22日(いい夫婦の日)が結婚記念日の仲良し夫婦。結婚7年目30代半ばの共働きで子………[もっと読む]

[文]南信長(マンガ解説者) [掲載]2017年06月18日

ストレンジ [作]つゆきゆるこ

ストレンジ [作]つゆきゆるこ

■6組の男同士の友情と歓喜と成熟  教師に疎まれクラスメイトには怖がられる問題児と友達のいない図書委員、動物好きの教師とコワモテ男子、アニメオタクの伯父とクールな甥(おい)など、6組の男同士の友愛を描いた短編集。なかで………[もっと読む]

[文]南信長(マンガ解説者) [掲載]2017年06月11日

熱海の宇宙人 [作]原百合子

熱海の宇宙人 [作]原百合子

■日常から逸脱した世界、軽やかに  新鋭の初作品集だ。表題作ではスランプ中の小説家が自分の小説の登場人物そっくりの宇宙人に出会う。そこには繊細かつエネルギーの強い線で構築された世界が淀(よど)みなく広がっており、初見で………[もっと読む]

[文]山脇麻生(ライター) [掲載]2017年06月04日

アンと教授の歴史時計(2) [作]もとなおこ

アンと教授の歴史時計(2) [作]もとなおこ

■激動の時代舞台に壊された未来を修復  イギリスを舞台にしたタイムトラベルもの。18〜20世紀のさまざまな歴史の局面を主人公が渡り歩き、史実を背景にしたミステリアスなエピソードが展開される。  主人公の少女は、人々の破………[もっと読む]

[文]ササキバラ・ゴウ(まんが編集者) [掲載]2017年05月21日

Artiste(1) [作]さもえど太郎

Artiste(1) [作]さもえど太郎

■パリの料理人の滋味あるドラマ  素人料理やニッチな題材、食べる側にスポットを当てた作品が乱立する食マンガ界にあって、古典的なプロの料理人の世界を描こうとする本作は逆に新鮮。しかも舞台はパリという王道の選択だ。  主人………[もっと読む]

[文]南信長(マンガ解説者) [掲載]2017年05月14日

パーフェクト ヒューマン(1) [作]高橋一仁

パーフェクト ヒューマン(1) [作]高橋一仁

■秘密を共有する同じ顔の5人  信頼を得るには手間も暇もかかるが、人は一度信頼した相手には警戒を解き、無償の労働さえ惜しまない。では、そのような信者を集めた人間は次にどのような行動を取るのだろう? そんな興味からグイグ………[もっと読む]

[文]山脇麻生(ライター) [掲載]2017年05月07日

打ち切り漫画家(28歳)、パパになる。 [著]富士屋カツヒト

打ち切り漫画家(28歳)、パパになる。 [著]富士屋カツヒト

■実直な語り口に秘めた情熱  連載打ち切り決定直後に妻の妊娠を知った作者いわく、〈天国と地獄が同時にやってきた〉。まさにこの言葉どおりの上を下への日々を描く。  帯やカバーには〈パパ目線の育児エッセイ〉とあるが、まず描………[もっと読む]

[文]南信長(マンガ解説者) [掲載]2017年04月23日

ブーゲンビリア 小路啓之短編集 [作]小路啓之

ブーゲンビリア 小路啓之短編集 [作]小路啓之

■壊れた現実、何がマトモなのか  小路啓之(しょうじひろゆき)の仕事を振り返ると、ふとトリックスターという言葉が思い浮かぶ。まんがの世界で、今の社会の中で、道化の役回りを引き受けて演じるかのような、奇妙にねじれた切迫感………[もっと読む]

[文]ササキバラ・ゴウ(まんが編集者) [掲載]2017年04月16日

ウムヴェルト 五十嵐大介作品集 [作]五十嵐大介

ウムヴェルト 五十嵐大介作品集 [作]五十嵐大介

■現実と奇想を往還する短編集  ケンタウロスや人魚など半人半獣のキャラクターは昔からおなじみだが、本書の表題作の主人公は、なんとカエル少女。といっても、魔法でカエルにされたとかじゃない。彼女は遺伝子操作によって作られた………[もっと読む]

[文]南信長(マンガ解説者) [掲載]2017年04月09日

辺境の老騎士 バルド・ローエン(1) [原作]支援BIS [漫画]菊石森生

辺境の老騎士 バルド・ローエン(1) [原作]支援BIS [漫画]菊石森生

■知恵蓄えた年配者の味わい深い旅  枯れた風情の男性が倒木に腰かけ、彼方(かなた)を見つめる。落日が辺りを金色に染めあげ、彼を祝福しているかのようだ。そんな装画に惹(ひ)かれて手に取った。原作は小説投稿サイトで人気を博………[もっと読む]

[文]山脇麻生(ライター) [掲載]2017年04月02日

書店員 波山個間子(1) [作]黒谷知也

書店員 波山個間子(1) [作]黒谷知也

■人と本との関係、深く静かに見つめる  タイトルどおり、主人公は書店員でブックアドバイザーを務める女性。三度の飯より読書が好きで商品知識はバツグンながら、内省的な性格は接客向きとは言いがたい。  客に本の説明をしている………[もっと読む]

[文]南信長(マンガ解説者) [掲載]2017年03月19日

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