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読書面に連載中。ササキバラ・ゴウさん、南信長さん、山脇麻生さんがリレー連載。

バックナンバー:2011年2010年2009年2008年2007年2006年

血の轍(1) [作]押見修造

血の轍(1) [作]押見修造

■偽りの安定? 毒親の不穏な空気  底にガスでも溜(た)まっているのか、穏やかな池の水面に不気味な泡がわき、弾けては消えてゆく……本作を読んでいて、偽りの安定をビジュアル化した光景がふと浮かんだ。  子離れしていない母………[もっと読む]

[文]山脇麻生(ライター) [掲載]2017年10月01日

僕はまだ野球を知らない(1) [作]西餅

僕はまだ野球を知らない(1) [作]西餅

■データオタクが弱小チームの監督に  大の野球好きだけど運動オンチな物理教師が弱小野球部の監督に。セイバーメトリクス(統計学的分析で選手を評価し戦略を立てる手法)とハイテク機器を駆使してチームを強化、甲子園をめざす。 ………[もっと読む]

[文]南信長(マンガ解説者) [掲載]2017年09月17日

タイニードライブ(1) [作]大石まさる

タイニードライブ(1) [作]大石まさる

■姉妹の日常、スカッと爽快に  スピーディーな切れ味の4コマ風ギャグ作品。スカッと爽快感がありながら、作り込みがとんでもなく細かく、味わいも深い。2人暮らしの姉妹を主人公に、にぎやかで、楽しくて、ちょっと不思議な日々が………[もっと読む]

[文]ササキバラ・ゴウ(まんが編集者) [掲載]2017年09月10日

五佰年BOX(1) [作]宮尾行巳

五佰年BOX(1) [作]宮尾行巳

■箱のフタをあけると中世の人々が  織田信長似の高校生やフレンチのシェフが戦国時代へ、脳外科医が幕末へ……など、タイムスリップ頻発の昨今。本作も同系統ではあるが、ひと味違う趣向を凝らす。  主人公の青年が蔵から怪しい木………[もっと読む]

[文]南信長(マンガ解説者) [掲載]2017年09月03日

昴とスーさん(1) [作]高橋那津子

昴とスーさん(1) [作]高橋那津子

■秘密を持つカップルの愛と強さ  しっかり者の昴(すばる)とちょっぴりそそっかしい澪(みお)。一見、姉弟に見える年の離れた同棲(どうせい)カップルだが、何かおかしい。なぜ2人は他の住人の前で姉弟のフリをするのか? なぜ………[もっと読む]

[文]山脇麻生(ライター) [掲載]2017年08月20日

へんなものみっけ!(1) [作]早良朋

へんなものみっけ!(1) [作]早良朋

■“好き”を極める、研究者の奇妙な生態  ベストセラー『鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。』(川上和人/新潮社)を読んだ人にはこの本もおすすめ。ってどこかの通販サイトみたいだが、研究者の奇妙な生態を描き、調査研………[もっと読む]

[文]南信長(マンガ解説者) [掲載]2017年08月13日

凪のお暇(1) [作]コナリミサト

凪のお暇(1) [作]コナリミサト

■断捨離しきれないもの、軽妙に  ストレスの多い職場。うまく立ち回れない自分。すっぱりと辞めてしまったら、どんなに気持ちがいいだろう。  窒息しそうな苦しい人間関係に音を上げ、ついに会社を辞めたアラサー女子が、自分の生………[もっと読む]

[文]ササキバラ・ゴウ(まんが編集者) [掲載]2017年08月06日

サトコとナダ(1) [作]ユペチカ [監修]西森マリー

サトコとナダ(1) [作]ユペチカ [監修]西森マリー

■米国留学で出会ったイスラム文化  日本人にとってはまだまだなじみ深いとは言えないイスラム文化。ニカブとヒジャブとチャドルとブルカの違いがわかる人もそう多くはないだろう。アメリカの大学に留学したサトコも、ルームシェア相………[もっと読む]

[文]南信長(マンガ解説者) [掲載]2017年07月23日

ルポルタージュ(1) [作]売野機子

ルポルタージュ(1) [作]売野機子

■面倒な恋愛をすっ飛ばす近未来で  極端な合理化が進んだ先にはこんな未来が待っているのだろうか? 本作の舞台はないとはいえない近未来だ。  2033年、世間では面倒な恋愛をすっ飛ばし、マッチングシステムで条件が合う相手………[もっと読む]

[文]山脇麻生(ライター) [掲載]2017年07月16日

マチビト [作]石原まこちん

マチビト [作]石原まこちん

■ニート息子の、父の入院付き添い記  近頃は友達親子も多いらしいが、思春期から親と没交渉のまま大人になってしまった人も少なくないはず。特に父と息子の関係は難しい——というのは自分の体験的所感だが、本作の主人公も同類だ。………[もっと読む]

[文]南信長(マンガ解説者) [掲載]2017年07月09日

マッティは今日も憂鬱―フィンランド人の不思議 [作]カロリーナ・コルホネン

マッティは今日も憂鬱―フィンランド人の不思議 [作]カロリーナ・コルホネン

■フィンランドの「あるある」感覚に共感  洋服屋で「店員さんが、話しかけてくる」その気配だけで、もうその場から立ち去りたくなる。「出かけたいのに、ドアの外に住人がいる」いつまでも家のドアの内側で、外の気配を探っている自………[もっと読む]

[文]ササキバラ・ゴウ(まんが編集者) [掲載]2017年07月02日

1122(1) [作]渡辺ペコ

1122(1) [作]渡辺ペコ

■仲良しセックスレス夫婦のもつれ方  第1話の扉絵、だるま落としのように不安定に積み重なったウェディングケーキが象徴的だ。主人公は、11月22日(いい夫婦の日)が結婚記念日の仲良し夫婦。結婚7年目30代半ばの共働きで子………[もっと読む]

[文]南信長(マンガ解説者) [掲載]2017年06月18日

ストレンジ [作]つゆきゆるこ

ストレンジ [作]つゆきゆるこ

■6組の男同士の友情と歓喜と成熟  教師に疎まれクラスメイトには怖がられる問題児と友達のいない図書委員、動物好きの教師とコワモテ男子、アニメオタクの伯父とクールな甥(おい)など、6組の男同士の友愛を描いた短編集。なかで………[もっと読む]

[文]南信長(マンガ解説者) [掲載]2017年06月11日

熱海の宇宙人 [作]原百合子

熱海の宇宙人 [作]原百合子

■日常から逸脱した世界、軽やかに  新鋭の初作品集だ。表題作ではスランプ中の小説家が自分の小説の登場人物そっくりの宇宙人に出会う。そこには繊細かつエネルギーの強い線で構築された世界が淀(よど)みなく広がっており、初見で………[もっと読む]

[文]山脇麻生(ライター) [掲載]2017年06月04日

アンと教授の歴史時計(2) [作]もとなおこ

アンと教授の歴史時計(2) [作]もとなおこ

■激動の時代舞台に壊された未来を修復  イギリスを舞台にしたタイムトラベルもの。18〜20世紀のさまざまな歴史の局面を主人公が渡り歩き、史実を背景にしたミステリアスなエピソードが展開される。  主人公の少女は、人々の破………[もっと読む]

[文]ササキバラ・ゴウ(まんが編集者) [掲載]2017年05月21日

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