話題の新刊(週刊朝日)

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話題の新刊(週刊朝日)

週刊朝日の新刊案内コーナー。幅広いジャンルから、話題の本をピックアップして紹介しています。

バックナンバー:2011年

江戸・明治 百姓たちの山争い裁判 [著]渡辺尚志

江戸・明治 百姓たちの山争い裁判 [著]渡辺尚志

 土地の権利を巡る争いは今に始まった話ではない。特に江戸時代の百姓は生活の山への依存度は高く、利用権を巡り度々衝突し、訴訟が起きた。  彼らが裁判に臨む姿勢は我々の想像を超える。大きな訴訟が起きると訴状や返答書が次々に書………[もっと読む]

[文]栗下直也 [掲載]2017年09月05日

愛と子宮に花束を―夜のオネエサンの母娘論 [著]鈴木涼美

愛と子宮に花束を―夜のオネエサンの母娘論 [著]鈴木涼美

 著者は大学院で社会学を専攻後、5年半の新聞記者経験を経て作家になった。だが以前はAVに出演。現在は社会学者としても注目される。その異色の経歴を振り返りつつ、母との愛憎に満ちた関係性をエッセイにまとめた。  夜の世界の狂………[もっと読む]

[文]若林 良 [掲載]2017年09月05日

本当に強い人、強そうで弱い人―心の基礎体力の鍛え方 [著]川村則行

本当に強い人、強そうで弱い人―心の基礎体力の鍛え方 [著]川村則行

 ストレス社会と言われて久しい。「ストレスを癒やす力を持ち、悩みからの出口を見出す一助に」と国立精神・神経センターなどで患者を診てきた精神科医の著者は語る。  本書はタイトルにあるように人間の強さ(弱さ)にスポットをあて………[もっと読む]

[文]山内リカ [掲載]2017年09月05日

今日はヒョウ柄を着る日 [著]星野博美

今日はヒョウ柄を着る日 [著]星野博美

 東京の下町の商店街に生まれ育った著者のエッセイ集。「溢れているのは、人情味ではなく、人間味」だと断言する。例えば小学生の頃、文房具屋で商品を見ながらしゃがみこんでいると「買うの、買わないの?」とハタキで追い払われた。お………[もっと読む]

[文]朝山 実 [掲載]2017年08月29日

「白い恋人」奇跡の復活物語 [著]石水 創

「白い恋人」奇跡の復活物語 [著]石水 創

 北海道土産「白い恋人」の賞味期限改ざんが2007年に発覚してから10年。一時は倒産も危ぶまれた製造元の石屋製菓はその後、売り上げをV字回復させ、16年度には過去最高を更新した。当時、跡継ぎとして入社した直後だった現在の………[もっと読む]

[文]内山菜生子 [掲載]2017年08月29日

長夜の眠り―釈迢空の一首鑑賞 [著]秋山佐和子

長夜の眠り―釈迢空の一首鑑賞 [著]秋山佐和子

 難しいと言われがちな釈迢空の短歌を身近に感じられるよう、孫弟子の歌人が代表歌を含めて自由に鑑賞する。 「青山と 高断り岸の 彼方は波──。村あればかならず 汽車とまるなり」。昭和5年晩夏の、東北への旅の終盤。「汽車は、………[もっと読む]

[文]西條博子 [掲載]2017年08月29日

東京の編集者―山高登さんに話を聞く [著]山高 登

東京の編集者―山高登さんに話を聞く [著]山高 登

 新潮社の元文芸編集者で、木版画家でもある山高登。二つの人生を歩んだ氏が、その半生を語った書だ。  戦時中に山本有三に出会った山高氏は昭和22年、彼が創刊した児童雑誌の編集者として新潮社に入社。吉屋信子、谷内六郎、内田百………[もっと読む]

[文]松岡瑛理 [掲載]2017年08月22日

保育園を呼ぶ声が聞こえる [著]猪熊弘子、國分功一郎、ブレイディみかこ

保育園を呼ぶ声が聞こえる [著]猪熊弘子、國分功一郎、ブレイディみかこ

 保育行政は待機児童対策に突き進み、子どもの権利や教育が置き去りにされたと、怒りを込めつつ告発する鼎談。  ジャーナリストで研究者の猪熊は豊富な知見で、有資格の保育士がいない保育所が認可され、自治体が関与できない保育所に………[もっと読む]

[文]杉山 春 [掲載]2017年08月22日

女と男の品格。 [著]伊集院静

女と男の品格。 [著]伊集院静

「週刊文春」に連載中の人生相談「悩むが花」をまとめた一冊。10代から80代までの幅広い読者から寄せられた悩みや質問に対し、作家の立場を踏まえた絶妙な切り口で応じていて、著者と読者の年齢差とは無関係に興味深く読み進められる………[もっと読む]

[文]村上玄一 [掲載]2017年08月22日

人の数だけ物語がある。-ザ・ゴールデンヒストリー 朗読CDブック [編]文化放送「大竹まこと ゴールデンラジオ!」

人の数だけ物語がある。-ザ・ゴールデンヒストリー 朗読CDブック [編]文化放送「大竹まこと ゴールデンラジオ!」

 大竹まことがパーソナリティーを務めるラジオ番組内の一コーナーの書籍化だ。放送時間は約5分。男手一つで育ててくれた父の背中を見て、ピンセット工場を継いだ鈴木正弘さん。交通事故による寝たきり生活を経て、車椅子ラグビー日本代………[もっと読む]

[文]朝山 実 [掲載]2017年08月01日

スナック研究序説 日本の夜の公共圏 [編著]谷口功一、スナック研究会

スナック研究序説 日本の夜の公共圏 [編著]谷口功一、スナック研究会

 なぜ、スナックは潰れないのか。うまい飯があるわけでも、絶世の美女がいるわけでもない。知っているようで実は全く知らないスナックを日本でおそらく初めて学術的に論じた一冊だ。  スナックごときと甘く見てはいけない。著者には有………[もっと読む]

[文]栗下直也 [掲載]2017年08月01日

ジュリエットのいない夜 [著]鴻上尚史

ジュリエットのいない夜 [著]鴻上尚史

 劇作家・演出家である著者の新作は、シェイクスピア作『ロミオとジュリエット』に長年、焦がれ続けた末に書かれた二つの中編小説だ。  どちらも演出家の男性が主人公。1本目「ロミオとロザライン」は、ロミオがジュリエットに会う前………[もっと読む]

[文]相原 透 [掲載]2017年08月01日

東大卒貧困ワーカー [著]中沢彰吾

東大卒貧困ワーカー [著]中沢彰吾

 就職氷河期も今は昔。新卒採用は売り手市場で、有効求人倍率はバブル期をしのぐ。だが、本当に好況なのか。統計では見えない市場の歪みを本書は炙り出す。  著者は親の介護のためにテレビ局を辞め、多くの労働現場で非正規社員として………[もっと読む]

[文]栗下直也 [掲載]2017年07月25日

情熱大陸への執拗な情熱 [著]宮川サトシ

情熱大陸への執拗な情熱 [著]宮川サトシ

 著者は喪の1年を綴った『母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。』のエッセイ漫画家。熱心に見続けてきたテレビ番組「情熱大陸」にある日、同級生が出演しているのを目にして身もだえする。嫉妬だ。  ビールを飲むときは番組………[もっと読む]

[文]朝山実 [掲載]2017年07月25日

のらもじ―まちに出よう もじを探そう [著]下浜臨太郎、西村斉輝、若岡伸也

のらもじ―まちに出よう もじを探そう [著]下浜臨太郎、西村斉輝、若岡伸也

「のらもじ」とは何か? それは街なかにひっそりとある看板文字のこと。古くからある喫茶店や理容室などの看板に用いられた愛嬌のある文字を収集し、それをもとに五十音の「字体」を創作する。これが「のらもじ発見プロジェクト」である………[もっと読む]

[文]石原さくら [掲載]2017年07月25日

ここに掲載されている記事や書評などの情報は、原則的に初出時のものです。

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