わたしとSF

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わたしとSF

日本SF作家クラブの創立50周年を記念した連載コラムです。日本のSFを支えてきた作家や評論家が、SFとの出会いを振り返ります。

渡邊利道(SF評論家・作家) 無意識にすりこまれた世界の原型

渡邊利道(SF評論家・作家) 無意識にすりこまれた世界の原型

 はじめて触れたSFの記憶は明確ではありません。自分の意志で何かを見ようと考えはじめるずっと前に、それはもうすでに私の世界の中に存在していました。大人たちが与えてくれたテレビ番組や本の世界の大部分がSFであった、そういう………[もっと読む]

[文]渡邊利道 [掲載]2013年03月06日

藤田直哉(SF評論家) 現実とSFの区別が、うまくできなかった

藤田直哉(SF評論家) 現実とSFの区別が、うまくできなかった

 日本SF作家クラブが創設されたのは1963年だという。  ぼくが生まれたのはその20年後の1983年。なので、物心ついてから、SFがものすごく流行していた時代というのを知らない。どちらかといえば、ライトノベルやアニメな………[もっと読む]

[文]藤田直哉(SF評論家) [掲載]2013年02月27日

松崎有理(SF作家) 理系女子SF作家のつくりかた

松崎有理(SF作家) 理系女子SF作家のつくりかた

 いまにして思えば、操作されていたのかもしない。  いや、宇宙人とか超能力者に、ではない。両親だ。  放任主義のようでさりげなく教育熱心なひとたちだった。  子ども時代に買い与えられた本は『朝日少年少女理科年鑑』、図鑑多………[もっと読む]

[文]松崎有理 [掲載]2013年02月20日

福田和代(作家) 時空を俯瞰する力

福田和代(作家) 時空を俯瞰する力

 困ったことに、最初に読んだSFを記憶していないのです。SFが書きたくて高校から理系に進みました、などとあちこちでほざいているくせに、初めて読んだ作品くらい覚えておけよと自分でも思うんですケド。しかし、SFを書きたいと考………[もっと読む]

[文]福田和代 [掲載]2013年02月13日

立原透耶(作家、大学教員) 永遠の憧れに一歩

立原透耶(作家、大学教員) 永遠の憧れに一歩

 幼稚園に入る前から近所の図書館に通っては、子供向けのSF小説を繰り返し繰り返し読んでいた私にとって、日本SF作家クラブは永遠の憧れであった。  小学二年生の時に突然作家になりたいと思い、その一念は途切れることなく続き、………[もっと読む]

[文]立原透耶 [掲載]2013年02月06日

難波弘之(ミュージシャン、東京音楽大学教授) 体力・知力を使いきって読み続けます!

難波弘之(ミュージシャン、東京音楽大学教授) 体力・知力を使いきって読み続けます!

 小学生の頃は、もっぱら藤子不二雄や手塚治虫のマンガばかり読んでいた。昭和30年代、驚くべき事に手塚は、子供がわかろうがわかるまいがお構いなしの、タイム・パラドックスや先住民族への迫害をテーマにしたSFマンガを、少年週刊………[もっと読む]

[文]難波弘之 [掲載]2013年01月30日

北野勇作(作家) あれを見た

北野勇作(作家) あれを見た

 なんだかんだともっともらしい理屈をつけることもできなくはない気もするが、結局のところ、テレビで見たあれがすべての始まりなのだろう。  あれを見てしまってからというものは、銭湯の煙突にも高圧線の鉄塔にも小学校の運動場にも………[もっと読む]

[文]北野勇作 [掲載]2013年01月23日

礒部剛喜(SF評論家、UFO現象学者) 地球は狙われている…

礒部剛喜(SF評論家、UFO現象学者) 地球は狙われている…

 〈地球は狙われている…〉いまや懐かしいこのフレーズは、かつてSFとUFO現象の関係を顕著に表していた。幼少期から少年時代にかけて私がSFに目覚めたころ、SFと(当時は空飛ぶ円盤と呼ばれた)UFO現象はまさに一体的なもの………[もっと読む]

[文]礒部剛喜 [掲載]2013年01月16日

ひかわ玲子(作家) 父から娘へ 継がれたSF魂

ひかわ玲子(作家) 父から娘へ 継がれたSF魂

 わたしとSFとの遭遇は、わたしの幼年期まで遡る。  わたしの父はSFファンだった──と言っても、今ならばそれも普通にあることだろうけれど、父は昭和2年生まれ、今は遙か昔のことになってしまった「戦争」の終戦は、14歳の時………[もっと読む]

[文]ひかわ玲子 [掲載]2013年01月09日

巽孝之(SF批評家、慶応大教授)SF、いまだ名づけがたき物の怪

巽孝之(SF批評家、慶応大教授)SF、いまだ名づけがたき物の怪

 最初に読んだSF小説は、コナン・ドイルの『失われた世界』(原著1912年)。昭和40年(65年)、小学校3年生のときである。この一冊は、どのようなアンケートや調査でもゆらぐことはない。いまも地球上のどこかに1億5千万年………[もっと読む]

[文]巽孝之 [掲載]2012年12月26日

東野司(作家) 出会いは雨の日曜日

東野司(作家) 出会いは雨の日曜日

 出会いは雨の日曜日というと、映画なんかの題名みたいだけれど、ぼくのSFとの出会いはそうなのである。小学校4年生の雨の日曜日。朝の八時頃だっただろうか。カッパを着込んでやってきたのは、同級生の青木君だった。差し出されたの………[もっと読む]

[文]東野司 [掲載]2012年12月19日

夢枕獏(作家) 1年で千冊読んだ天国のような日々

夢枕獏(作家) 1年で千冊読んだ天国のような日々

 中学生の時は、ほぼ毎日2冊--1年で千冊くらい本を読んでおりました。ぼくの生涯でもこの3年間が、一番本を読んだ時期であったと思います。  しかも、読む本のほとんどが、SFかその周辺のファンタジー、世界の神話伝説、日本の………[もっと読む]

[文]夢枕獏 [掲載]2012年10月29日

ここに掲載されている記事や書評などの情報は、原則的に初出時のものです。

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