CROSS OVER(週刊朝日)

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サブカルチャーや「食」に関する本などを幅広く取り上げる「週刊朝日」の連載コラム。

つかこうへい正伝 [著]長谷川康夫

つかこうへい正伝 [著]長谷川康夫

■つかこうへいと70年代の青春  550頁超の大冊!『つかこうへい正伝』の書名を見て、当然、その生い立ちや家系から始まるものと思えば、〈1968ー1982〉の表記に大いにとまどう。6年前、62歳で亡くなった、戦後日本を………[もっと読む]

[文]中森明夫 [掲載]2016年01月04日

帰蝶 [著]諸田玲子

帰蝶 [著]諸田玲子

■信長の正室が見た天下取り  2017年のNHK大河ドラマの主役が、戦国の女領主・井伊直虎に決定したとの報道がなされてから、戦国期の女性に注目が集まっている。男性主体の戦国時代だが、名を残した女性も少なからずいて、なか………[もっと読む]

[文]細谷正充 [掲載]2015年12月15日

私的読食録 [著]堀江敏幸、角田光代

私的読食録 [著]堀江敏幸、角田光代

■食べ物の持つリアルさ  作家の角田光代、堀江敏幸両氏による「本に登場する食」をテーマとしたエッセイ集。見開き2ページの掌編が100本収められている。  向田邦子、開高健、檀一雄、吉田健一、池波正太郎、田辺聖子といった………[もっと読む]

[文]土屋敦 [掲載]2015年12月11日

ヒトの本性 [著]川合伸幸

ヒトの本性 [著]川合伸幸

■認知心理学から見た人間とは  アカゲザルの赤ちゃんは針金骨格の授乳人形で育てられても布で巻かれた人形を好む。トロッコが暴走して5人が轢かれそうなときどうするかという哲学問題で、隣の人をボタン操作で突き落とす設定にする………[もっと読む]

[文]瀬名秀明 [掲載]2015年12月08日

みちくさ日記 [作]道草晴子

みちくさ日記 [作]道草晴子

■元・天才少女の衝撃的自伝漫画!  一読、大変なショックを受けた。この本のすごさは、ぜひ、実物を見てもらうしかない。いわゆる四コマ漫画集だが、単なる漫画とは訳が違う。子供のラクガキのような稚拙な絵で、書き文字も読み難い………[もっと読む]

[文]中森明夫 [掲載]2015年12月04日

ヨイ豊 [著]梶よう子

ヨイ豊 [著]梶よう子

■浮世絵の終焉を描く  今年は、江戸期の絵師を主人公にした時代小説の当たり年である。西條奈加の『ごんたくれ』、澤田瞳子の『若冲』が4月に相次いで刊行され、そして今、本書が登場したのだから。二代目歌川国貞の苦悩に満ちた生………[もっと読む]

[文]細谷正充 [掲載]2015年11月27日

モラル・トライブズ (上・下) [著]ジョシュア・グリーン [訳]竹田円

モラル・トライブズ (上・下) [著]ジョシュア・グリーン [訳]竹田円

■脳の道徳的機能を探る  トロッコが暴走し、このままでは線路上の作業員5人が轢かれて死ぬ。だがいま自分の隣にいる人を線路に突き落とせば、その人は死ぬがトロッコは止まる。あなたならどうする?  マイケル・サンデルの白熱教………[もっと読む]

[文]瀬名秀明 [掲載]2015年11月20日

ゴージャスなナポリタン [著]丸山浮草

ゴージャスなナポリタン [著]丸山浮草

■40代独身男性のナポリタン  表紙には悶絶するほどうまそうなスパゲッティ・ナポリタンの写真。本書は第2回「暮らしの小説大賞」の受賞作で、その写真は、賞の選考委員でもあるフードスタイリストの飯島奈美さんが自ら調理・撮影………[もっと読む]

[文]土屋敦 [掲載]2015年11月13日

戦後サブカル年代記 [著]円堂都司昭

戦後サブカル年代記 [著]円堂都司昭

■終末と再生のサブカル戦後史! 「サブカル」という語を近年、よく目にする。サブカルチャーの単なる略語ではない。我が国で独自に発展・定着した文化領域の総称だろう。  戦後のサブカルを年代記として論じる──本書は大きな構え………[もっと読む]

[文]中森明夫 [掲載]2015年11月06日

たらふくつるてん [著]奥山景布子

たらふくつるてん [著]奥山景布子

■江戸落語の始祖を描く  時代小説ファンならば、落語の知識は必須である。──というのは大袈裟だが、知らないよりは知っていた方がいい。なぜなら、パロディや本歌取り、あるいは話の枕など、さまざまな形で落語が時代小説に使われ………[もっと読む]

[文]細谷正充 [掲載]2015年10月30日

人類を変えた素晴らしき10の材料 [著]マーク・ミーオドヴニク、[訳]松井信彦

人類を変えた素晴らしき10の材料 [著]マーク・ミーオドヴニク、[訳]松井信彦

■材料科学は意外に面白い  以前に地元国立大学の機械系特任教授として各研究室を取材して回った。ロボットやコンピュータ科学も確かに興味深い。だが意外な面白さに驚いたのが材料科学の分野だった。米ぬか由来のセラミックスは軽く………[もっと読む]

[文]瀬名秀明 [掲載]2015年10月23日

不器用なカレー食堂 [著]鈴木克明、鈴木有紀

不器用なカレー食堂 [著]鈴木克明、鈴木有紀

■納得できる味を追求する  東京都世田谷区、田園都市線の桜新町駅から5分ほど歩いたところに、蔦の絡まる小さな一軒家がある。わずか8席のインドカレー食堂「砂の岬」である。本書は、今や有名店となったこの店のオーナー夫婦が、………[もっと読む]

[文]土屋敦 [掲載]2015年10月16日

潜行―地下アイドルの人に言えない生活 [著]姫乃たま

潜行―地下アイドルの人に言えない生活 [著]姫乃たま

■地下アイドル・姫乃たまの才能!  姫乃たまは地下アイドルだ。16歳の時、ライブハウスで「地下アイドルのお姉さんに誘われ」自らもデビューした。地下アイドルとは、ライブハウスでの活動を中心とするアイドルで、防音対策上、ラ………[もっと読む]

[文]中森明夫 [掲載]2015年10月09日

花鳥茶屋せせらぎ [著]志川節子

花鳥茶屋せせらぎ [著]志川節子

■未来に羽ばたく5人の若者  2009年の初単行本『手のひら、ひらひら 江戸吉原七色彩』から、堅実なペースで作品を上梓している志川節子の最新刊は、江戸の仁王門前町にある花鳥茶屋「せせらぎ」に集う、5人の若き男女の青春を………[もっと読む]

[文]細谷正充 [掲載]2015年10月02日

スクリプトドクターの脚本教室・初級篇 [著]三宅隆太

スクリプトドクターの脚本教室・初級篇 [著]三宅隆太

■“脚本のお医者さん”の診断書  あえてサイエンス欄で本書を紹介するのは、これが人間社会の心理に関する一冊だからだ。映画や脚本に興味がなくても「なぜこのプロジェクトはうまくいかないのか」と悩んでいる人にはぜひお薦めした………[もっと読む]

[文]瀬名秀明 [掲載]2015年09月25日

ここに掲載されている記事や書評などの情報は、原則的に初出時のものです。

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