ニュースの本棚

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朝日新聞・毎週日曜日の読書面に連載。時事的なテーマを理解するためのオススメ本3冊を、各分野の専門家が紹介しています。

バックナンバー:2011年

戦争の記憶 今日マチ子さんが選ぶ本

戦争の記憶 今日マチ子さんが選ぶ本

■未体験の恐怖を語る勇気  体験していないことを描くことは案外たやすい。空を飛んだことがなくても、想像の力によって、鳥の話も、宇宙飛行士の話もつくることができるのだ。だけど、戦争となるととたんに躊躇(ちゅうちょ)してし………[もっと読む]

[文]今日マチ子(漫画家) [掲載]2015年08月09日

生命の「なぜ」 福岡伸一さんが選ぶ本

生命の「なぜ」 福岡伸一さんが選ぶ本

■またいつか新しい答えが  マラソンの高橋尚子さんとお会いした。私が、元・昆虫少年だと知ると、彼女もまた子どもの頃、チョウが羽化する様をじっと見届けたと語ってくれた。  幼虫、蛹(さなぎ)、蝶(ちょう)。これほどまで劇………[もっと読む]

[文]福岡伸一(生物学者・青山学院大学教授) [掲載]2015年08月02日

数学者たち 鈴木繁が選ぶ本

数学者たち 鈴木繁が選ぶ本

■さらなる高みへ、個性派ずらり  ノーベル経済学賞を受けた米国の数学者ジョン・ナッシュが5月、乗っていたタクシーの事故で亡くなった。同乗していた妻アリシアさんと一緒に。  ノーベル賞以上にその名を広めたのは映画「ビュー………[もっと読む]

[文]鈴木繁(本社編集委員) [掲載]2015年07月26日

狩猟と獣肉 内澤旬子さんが選ぶ本

狩猟と獣肉 内澤旬子さんが選ぶ本

■「害獣」獲って食べる意味問う  この十数年で、狩猟を巡る状況は大きく変貌(へんぼう)した。全国で野生の猪(いのしし)、猿、鹿が増え、里に下りて畑を荒らすようになり、「獲物」は「害獣」と呼ばれるようになった。  ラグジ………[もっと読む]

[文]内澤旬子(文筆家・イラストレーター) [掲載]2015年07月12日

認知症予防 山本朋史さんが選ぶ本

認知症予防 山本朋史さんが選ぶ本

■頭と体使い前向きな姿勢で    65歳以上の認知症の人は、2012年時点で462万人に上る。25年には700万人になるとされ、高齢者の5人に1人。もはや誰にとってもひとごとではない。  現在63歳の私は認知症予備軍の………[もっと読む]

[文]山本朋史(「週刊朝日」編集委員) [掲載]2015年07月05日

沖縄と安保 島袋純さんが選ぶ本

沖縄と安保 島袋純さんが選ぶ本

■主権と人権の侵害に抗う  戦後日本は抜本的変化の岐路にある。そのことを最も過酷に受け取るのは沖縄である。  サンフランシスコ講和条約締結(1951年)は、連合国による日本の占領の終焉(しゅうえん)と日本の主権回復をも………[もっと読む]

[文]島袋純(琉球大学教授 行政学、地方自治論) [掲載]2015年06月28日

安保法制と関係諸国 石田淳さんが選ぶ本

安保法制と関係諸国 石田淳さんが選ぶ本

■誤解と不信を生まぬために  国家安全保障とは、領土、資源、行動の自由、政治体制、憲法など、国家が重きを置く価値に対する脅威を、その政策を通じて減らすことだ。そのためには、反撃して武力攻撃を排除する防衛力の確保に加え、………[もっと読む]

[文]石田淳(東京大学教授 国際政治学) [掲載]2015年06月21日

日韓国交正常化50年 吉澤文寿さんが選ぶ本

日韓国交正常化50年 吉澤文寿さんが選ぶ本

■過去と対話し未来を描く  1965年6月22日の日韓基本条約締結により、日韓国交正常化が実現した。今年はその50周年である。この間、両国は緊密な外交関係を維持するとともに、様々な交流を続けてきた。にもかかわらず、今日………[もっと読む]

[文]吉澤文寿(新潟国際情報大学教授 朝鮮現代史) [掲載]2015年06月14日

ギュンター・グラスの世界 依岡隆児さんが選ぶ本

ギュンター・グラスの世界 依岡隆児さんが選ぶ本

■戦争の現実照らす反骨精神  戦後70年の今年、ドイツの作家ギュンター・グラスが亡くなった。その言動は日本でもよく取り上げられる世界的な作家だった。リューベックで行われた追悼式には、ジョン・アーヴィングも駆けつけている………[もっと読む]

[文]依岡隆児(徳島大学教授・ドイツ文学) [掲載]2015年06月07日

火山列島 黒沢大陸が選ぶ本

火山列島 黒沢大陸が選ぶ本

■噴火史と実力を知り、減災へ  鹿児島県・口永良部島で29日、噴火があった。箱根山では火山性地震が増え、噴火警戒レベルが引き上げられた。昨年は御嶽山が噴火、桜島や西之島は活発に噴火を続け、蔵王山でも地震が増加、日本が火………[もっと読む]

[文]黒沢大陸(朝日新聞編集委員) [掲載]2015年05月31日

桂米朝を読む 小佐田定雄さんが選ぶ本

桂米朝を読む 小佐田定雄さんが選ぶ本

■落語の神髄、深みにはまって  桂米朝は落語家というだけでなく、作家であり、研究家であり、批評家であり、洒落(しゃれ)た随筆家でもあった。そのことに改めて気づかされたのは、お別れした後に残された膨大な著作の一覧を見たと………[もっと読む]

[文]小佐田定雄(落語作家) [掲載]2015年05月24日

安全保障政策 遠藤誠治さんが選ぶ本

安全保障政策 遠藤誠治さんが選ぶ本

■「安心供与」を変えるのか  安全保障法制の関連法案が閣議決定され、国会に提出された。安倍政権は、専守防衛から離脱し軍事力を使用可とする方向で安全保障の基本姿勢を転換しようとしている。この転換の意味は、歴史や安全保障の………[もっと読む]

[文]遠藤誠治(成蹊大学教授) [掲載]2015年05月17日

松谷みよ子の世界 東直子さんが選ぶ本

松谷みよ子の世界 東直子さんが選ぶ本

■言葉が生きたまま人に届く  子どもの時に読んで、楽しいけれどもなんだかこわい、不思議な読後感を残した『ちいさいモモちゃん』のシリーズを、大人になってから読み返した。胸がしめつけられた。自分が小さな子どもを育てていたと………[もっと読む]

[文]東直子(歌人・小説家) [掲載]2015年05月10日

憲法を広い視野で 石川健治さんが選ぶ本

憲法を広い視野で 石川健治さんが選ぶ本

■人類の智恵から見る危機感  既成事実を作りさえすれば、なし崩しで事が運ぶ。そんな記事が今日も躍る。「この道」は、いつか来た道。それを振り返るのに好適な書物が、北岡伸一『清沢洌』である。戦前に在野の外交評論家として活躍………[もっと読む]

[文]石川健治(東京大学教授) [掲載]2015年05月03日

ラジオ90年 荻上チキさんが選ぶ本

ラジオ90年 荻上チキさんが選ぶ本

銃剣として、命綱として    ラジオは複数の顔を持つ。国民を戦争へと追いやる銃剣。災害時の命綱。そして、日常の中の居場所。  戦後70年の今年は、戦時下でラジオが果たした役割について触れずにはいられない。まず2冊の本を………[もっと読む]

[文]荻上チキ(「シノドス」編集長・評論家) [掲載]2015年04月26日

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