売れてる本

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売れてる本

読書面に連載中。書店で売れている本、話題の本を、市川真人さん、武田砂鉄さん、佐々木俊尚さん、速水健朗さん、山口文憲さん、阿部嘉昭さん、瀧本哲史さんたちが取り上げ、評しています。

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野村證券第2事業法人部 [著]横尾宣政

野村證券第2事業法人部 [著]横尾宣政

■バブル期の“稼ぎ方”克明に  バブル回想本がブームだ。最初に火をつけた『住友銀行秘史』が13万部を突破。『バブル 日本迷走の原点』が4万3千部、『野村證券第2事業法人部』8万部……。1980年代後半から90年代初頭に………[もっと読む]

[文]原真人(本社編集委員) [掲載]2017年05月14日

うつヌケ―うつトンネルを抜けた人たち [著]田中圭一

うつヌケ―うつトンネルを抜けた人たち [著]田中圭一

■しんどい、でもあせらずに  私が精神科医になって30年余、最も変わったのは、心の病を患った当事者たちが体験談を語るようになったことだ。それは精神科医が書く本などより何倍もの力で闘病中の人や家族を励まし、受診をためらう………[もっと読む]

[文]香山リカ(精神科医) [掲載]2017年05月07日

サイコパス [著]中野信子

サイコパス [著]中野信子

■「語りえぬもの」をめぐって  現代人は、自分自身の性格に確信をもてない。たとえば、常識では理解できない政治事件や犯罪事件の当事者、ネットでのブログ「荒らし」たちと、自分が本当に似ていないのか。テレビドラマで見た、ママ………[もっと読む]

[文]阿部嘉昭(評論家・北海道大学准教授) [掲載]2017年04月23日

僕らが毎日やっている最強の読み方―新聞・雑誌・ネット・書籍から「知識と教養」を身につける70の極意 [著]池上彰・佐藤優

僕らが毎日やっている最強の読み方―新聞・雑誌・ネット・書籍から「知識と教養」を身につける70の極意 [著]池上彰・佐藤優

■知った気になってませんか?  15年前、警察担当の新聞記者として社会人生活を始めた私は、朝から深夜まで事件・事故を追い掛け、上司に怒られ、刑事に怒鳴られる日々を送っていた。  腰が引けた姿勢で働く私に、当時のデスクが………[もっと読む]

[文]塩田武士(作家) [掲載]2017年04月16日

一九八四年[新訳版] [著]ジョージ・オーウェル [訳]高橋和久

一九八四年[新訳版] [著]ジョージ・オーウェル [訳]高橋和久

■絶望が誘う「二重思考」の社会    「売れた」ことと社会的事象の健全な因果関係がこれほど明確な本も珍しい。1949年に近未来ディストピア小説として発表された『一九八四年』は、ある時期には反共の象徴として、またある時期………[もっと読む]

[文]市川真人(批評家・早稲田大学准教授) [掲載]2017年04月09日

アンダーアース・アンダーウォーター 地中・水中図絵 [作・絵]アレクサンドラ・ミジェリンスカ&ダニエル・ミジェリンスキ

アンダーアース・アンダーウォーター 地中・水中図絵 [作・絵]アレクサンドラ・ミジェリンスカ&ダニエル・ミジェリンスキ

■絵本で広がる地球への好奇心  子どもの頃、原っぱにある大きな石を見つけてはひっくり返していた。その湿った土を少し掘ると、見たことのない世界が広がっていた。ダンゴムシやミミズだけではなく、名も知らぬ生き物が蠢(うごめ)………[もっと読む]

[文]武田砂鉄(ライター) [掲載]2017年04月02日

タテ社会の人間関係 [著]中根千枝

タテ社会の人間関係 [著]中根千枝

■アイデアが明快、応用もきく  半世紀にわたり本書が読まれ続けている理由はなにか。  第一に、学問の裏付けがしっかりしていること。著者はイギリスに留学して社会人類学を学び、それを踏まえて日本社会を考察した。カギは社会構………[もっと読む]

[文]橋爪大三郎(社会学者) [掲載]2017年03月26日

老いへの「ケジメ」 [著]斎藤茂太

老いへの「ケジメ」 [著]斎藤茂太

■晩年の「お手本」を求めて  高齢者に向けて、老後の生き方を指南する本が目立つようになった。本書もそのひとつで、2006年に逝去した著名な精神科医の生前の本をまとめ直したものである。すっきりと気持ちよく過ごすためには、………[もっと読む]

[文]佐々木俊尚(ジャーナリスト) [掲載]2017年03月19日

発達障害の僕が輝ける場所をみつけられた理由 [著]栗原類

発達障害の僕が輝ける場所をみつけられた理由 [著]栗原類

■「できた」ことをよしとする  栗原類くん、22歳。イギリス人の父、日本人の母をもち、竹久夢二が描く少女のように儚(はかな)げな目をした面長の美青年だ。パリコレのモデルのほか、タレントや俳優として活躍している。  類く………[もっと読む]

[文]最相葉月(ノンフィクションライター) [掲載]2017年03月12日

夜行 [著]森見登美彦

夜行 [著]森見登美彦

■失踪した仲間が導く異世界  森見登美彦は『夜は短し歩けよ乙女』『有頂天家族』で知った。故意に古めかしい常套(じょうとう)文をもちい、重々しいかと思いきやそれが反転、小説世界がスピーディーに炸裂(さくれつ)してゆく。て………[もっと読む]

[文]阿部嘉昭(評論家・北海道大学准教授) [掲載]2017年03月05日

キャスターという仕事 [著]国谷裕子

キャスターという仕事 [著]国谷裕子

■「クロ現」の23年を自己検証  NHK「クローズアップ現代」が打ち切りになり、国谷裕子(くにやひろこ)キャスターの顔がテレビから消えたのは昨年の3月だった。  折からアメリカは大統領選のさなか。その8カ月後には、ヒラ………[もっと読む]

[文]山口文憲(エッセイスト) [掲載]2017年02月26日

トヨトミの野望―小説・巨大自動車企業 [著]梶山三郎

トヨトミの野望―小説・巨大自動車企業 [著]梶山三郎

■情報と娯楽を両立させる奇書  ノンフィクションのようで実は全くのフィクション。以前紹介した『プライベートバンカー』とは正反対の本だ。  架空の日本の自動車会社を舞台に、国内のみならず米国でも次々と起こる危機とそこから………[もっと読む]

[文]瀧本哲史(京都大学客員准教授) [掲載]2017年02月19日

応仁の乱 [著]呉座勇一

応仁の乱 [著]呉座勇一

■日本史上最も重要な大混乱  応仁の乱は、日本史上最も重要な出来事かもしれない。少なくとも東洋史学の泰斗、内藤湖南はそう言っていた。現在の日本につながる歴史、「我々の身体骨肉に直接触れた歴史」はこのときから始まった、と………[もっと読む]

[文]大澤真幸(社会学者) [掲載]2017年02月12日

カラスの教科書 [著]松原始

カラスの教科書 [著]松原始

■むしろ人間を怖がっている  「カラス なぜ鳴くの カラスの勝手でしょ」との替え歌があるが、カラス側に立てば、そうやってネガティブキャンペーンを続ける人間こそ勝手だ。  「何もしていないのに急に」襲ってくるイメージを持………[もっと読む]

[文]武田砂鉄(ライター) [掲載]2017年02月05日

そして生活はつづく [著]星野源

そして生活はつづく [著]星野源

■コンプレックスを引きずって  顔がいいわけではないし歌唱力も微妙なのになぜ人気者? そう思っていたが、昨年末の紅白歌合戦を観(み)て転じた。「こんばんは星野源です」と歌い出す。紅白出場歌手の顔と名前くらい誰でも知って………[もっと読む]

[文]速水健朗(コラムニスト) [掲載]2017年01月29日

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