新書の小径(週刊朝日)

新書の小径(週刊朝日)

新書の小径(週刊朝日)

週刊朝日に連載されている、話題の新書を取り上げたコラム。執筆者は青木るえかさん。

バックナンバー:2011年

靖国神社 [著]島田裕巳

靖国神社 [著]島田裕巳

■公式サイトに載っていない靖国神社  靖国神社について人はもうフラットに考えられなくなっている。とくに書籍で靖国神社を扱うものは、「書いてるお前の立ち位置」を見極めないと落ち着いて読めない。これもズバリ靖国神社について………[もっと読む]

[文]青木るえか [掲載]2014年09月19日

魔女の世界史 女神信仰からアニメまで [著]海野弘

魔女の世界史 女神信仰からアニメまで [著]海野弘

■レディー・ガガも魔女だった!?  魔女といえば、童話の魔法使いや中世の魔女狩りのことが思い出されるが、本書にはそういうことはほぼ書いていない。 「魔女」の定義が違っている。19世紀末に、「明るく広く、まっすぐな表通り………[もっと読む]

[文]青木るえか [掲載]2014年09月12日

逆転力~ピンチを待て~ [著]指原莉乃(HKT48)

逆転力~ピンチを待て~ [著]指原莉乃(HKT48)

■「営業力」もすごい  人は、指原莉乃についてどう思っているのだろうか。「人によって違う」というのがもっともありふれた、でも正しい答えだ。たとえば私は、指原が所属するHKT48の、指原ではないメンバーが好きで、選抜総選………[もっと読む]

[文]青木るえか [掲載]2014年09月05日

女子高生の裏社会―「関係性の貧困」に生きる少女たち [著]仁藤夢乃

女子高生の裏社会―「関係性の貧困」に生きる少女たち [著]仁藤夢乃

■女子高生たちの危うさ  この本では「JKリフレ」について、何人もの女子高生に話を聞いている。「JK」は「じょし・こうせい」だが「リフレ」は、恥ずかしながら経済用語か何かかと思ってました。リフレクソロジーの略です。つま………[もっと読む]

[文]青木るえか [掲載]2014年08月29日

名画で読み解く ロマノフ家12の物語 [著]中野京子

名画で読み解く ロマノフ家12の物語 [著]中野京子

■弟が姉を幽閉する歴史 「名画で読み解く」シリーズの第3弾。ハプスブルク家、ブルボン家ときて、ネタは尽きたかと思ったらロシアのロマノフ家を出してきた。この王家はこんなに波瀾万丈なんですよ、ということを名画から教えてくれ………[もっと読む]

[文]青木るえか [掲載]2014年08月22日

殿様は「明治」をどう生きたのか [著]河合敦

殿様は「明治」をどう生きたのか [著]河合敦

■“最後の大名”の生々流転  書名を見てわかる通り、明治維新を乗り越えた「殿様」がどう暮らしたか、というネタを歴史学者が集めた本で、大量の「大名」様が、明治維新にあって、ヒドイ目にあう、ちゃっかり切り抜ける、ぼう然とし………[もっと読む]

[文]青木るえか [掲載]2014年08月08日

現代ジャズ解体新書村上春樹とウィントン・マルサリス [著]中山康樹

現代ジャズ解体新書村上春樹とウィントン・マルサリス [著]中山康樹

■村上春樹への共感と違和感  巻末に、著者で音楽評論家の中山康樹と、ジャズ評論家・柳樂光隆の対談が載っている。そこで柳樂が「いま『音楽評論家』がいない」と言う。「ライター」はいるが「評論家」がいない。確かにそうだ。私は………[もっと読む]

[文]青木るえか [掲載]2014年08月01日

細川ガラシャ キリシタン史料から見た生涯 [著]安廷苑

細川ガラシャ キリシタン史料から見た生涯 [著]安廷苑

■どういう夫婦なんだ!  細川ガラシャ。明智光秀の娘、細川忠興の妻、キリシタン。彼女は石田三成の人質になることを拒み、屋敷とともに死ぬ。戦国モノの時代劇によく出てくる有名な女性であろう。この本は、当時日本にいたキリシタ………[もっと読む]

[文]青木るえか [掲載]2014年07月25日

移植医療 [著]橳島次郎 出河雅彦

移植医療 [著]橳島次郎 出河雅彦

■移植問題に「解決」はないかも  脳死下の臓器提供が行われるようになった。「脳死は人の死です」となっても、「決まったものはしようがない。まあ、自分はドナーカードに拒否と書いとけばいいか」などと、臓器移植について深く考え………[もっと読む]

[文]青木るえか [掲載]2014年07月18日

ツアー事故はなぜ起こるのか [著]吉田春生

ツアー事故はなぜ起こるのか [著]吉田春生

■“危険の魅力”に逆らえるだろうか  最初はてっきり、本多勝一の『リーダーは何をしていたか』みたいな、冬山遭難事故のリーダーを、それが死者であってもビシビシとムチ打ってそのダメさを浮かび上がらせるという本だと思って読み………[もっと読む]

[文]青木るえか [掲載]2014年07月11日

それでも僕は前を向く [著]大橋巨泉

それでも僕は前を向く [著]大橋巨泉

■巨泉のお父さんがかっこいい   巨泉。世間では嫌ってる人のほうが多いような気がするが、そうでもないか。これは大橋巨泉の自伝である。自伝以外の運やギャンブルのことも書いてあるけれど、それもふくめて巨泉の自伝といっていい………[もっと読む]

[文]青木るえか [掲載]2014年07月04日

「はみ出し者」たちへの鎮魂歌近代日本悼詞選 [著]正津勉

「はみ出し者」たちへの鎮魂歌近代日本悼詞選 [著]正津勉

■悼詞の異様な力  追悼の歌、詩、文章を集めた本である。この本が、よくある「おくやみ集」とまったく違うのは、追悼される側が「野垂れ死ぬ」「刑死する」「殺される」ような人たちだからだ。そんな不遇の人の死に、追悼の詩を捧げ………[もっと読む]

[文]青木るえか [掲載]2014年06月27日

スキマの植物図鑑 [著]塚谷裕一

スキマの植物図鑑 [著]塚谷裕一

■中公新書の格の高さ  最近やたらいろいろな種類の新書が出てきて新書の地位が全体的に下落してる中、中公新書が岩波新書と並んで「重み」をかもしだしているのは、あの、ページをめくるとときどき挿入されている「戦後すぐ」みたい………[もっと読む]

[文]青木るえか [掲載]2014年06月20日

組織で生き残る選手 消える選手 [著]吉田康弘

組織で生き残る選手 消える選手 [著]吉田康弘

■チャラチャラしていないサッカー選手もいた!  著者の吉田さんは、はっきりいって「地味」な選手だったのだけれど、若いうちに現役引退する選手が多い中、鹿島アントラーズなどで39歳までJリーガーとして活躍した。この本はそう………[もっと読む]

[文]青木るえか [掲載]2014年06月13日

神と肉 日本の動物供犠 [著]原田信男

神と肉 日本の動物供犠 [著]原田信男

■生き物のすごさ!  肉はおいしい。時期限定とはいえ肉食を禁止してた古代の日本は「どうかしてた」と思う。肉についてじいっと考えると、豚バラ薄切り肉のおいしさのむこうに、可愛い豚の笑顔が浮かんできたりする。そして後ろめた………[もっと読む]

[文]青木るえか [掲載]2014年06月06日

ここに掲載されている記事や書評などの情報は、原則的に初出時のものです。

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