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読書面に連載中。ササキバラ・ゴウさん、南信長さん、山脇麻生さんがリレー連載。

バックナンバー:2011年2010年2009年2008年2007年2006年

あさは、おはよう―大澄剛短編集 [作]大澄剛

あさは、おはよう―大澄剛短編集 [作]大澄剛

■いとおしく感じる普通の人々の営み  帯を外すと現れるカバーの少女の笑顔が印象的な本作は、人生のワンシーンを鮮やかに切り取った連作短編集だ。ここに登場する人々はいたって普通で、穏やかな時を過ごしている。しかし、いかに普………[もっと読む]

[文]山脇麻生(ライター) [掲載]2017年01月15日

あの日、世界の真ん中で [作]小鬼36℃

あの日、世界の真ん中で [作]小鬼36℃

■スタイリッシュな絵で味わう劇的青春  家が隣で幼なじみの茎太(けいた)と茎子(けいこ)は、憎まれ口ばかり叩(たた)き合う高校生カップルだ。全員が知り合いのような田舎町の〈狭くてクソみたいな世界〉に毒づく茎太だが、そこ………[もっと読む]

[文]南信長(マンガ解説者) [掲載]2017年01月08日

オリエンタルピアノ [著]ゼイナ・アビラシェド

オリエンタルピアノ [著]ゼイナ・アビラシェド

■具体と抽象を行き来、音楽感じさせる  今年後半は海外の傑作の翻訳出版が相次ぎ、新たな表現の可能性を切り開く意欲作も目についた。中でもリチャード・マグワイア『HERE ヒア』(国書刊行会)と並んで、特に強い印象を残した………[もっと読む]

[文]ササキバラ・ゴウ(まんが編集者) [掲載]2016年12月18日

結んで放して [作]山名沢湖

結んで放して [作]山名沢湖

■描くことに魅せられた同志たち  あくまでも推計にすぎないが、現役のプロ漫画家は約1千人、同人誌やウェブで作品を発表するアマチュア作家は数十万人とも言われる。それだけ多くの「マンガを描く人」がいるなかで、「描き続けるこ………[もっと読む]

[文]南信長(マンガ解説者) [掲載]2016年12月11日

FANTASTIC WORLD(1) [作]ひらのりょう

FANTASTIC WORLD(1) [作]ひらのりょう

■壮大なテーマはらむ奇怪な「冒険」  読了後、じわりと体の奥から沸き立つものがあった。前人未到の地へとアタック中の冒険家を目の当たりにしているような、そんな感じ。  地球内世界の森でひとり暮らす人間のビコと、彼の遺伝子………[もっと読む]

[文]山脇麻生(ライター) [掲載]2016年12月04日

ヒューマニタス [著]山本亜季

ヒューマニタス [著]山本亜季

■三つの物語で伝える誇り高き人たち  冒頭に〈地上には人の営みの数だけ文化や風習が存在する〉とあるとおり、現代日本人の目には“野蛮”に映る風土のなかで誇り高く生き抜いた者たちを鮮烈に描く。時代も地域も異なる三つのエピソ………[もっと読む]

[文]南信長(マンガ解説者) [掲載]2016年11月20日

塹壕の戦争 [作]タルディ

塹壕の戦争 [作]タルディ

■第1次大戦の不条理、兵士の視点で  第1次世界大戦を描いたフランス人の作品。最初の近代的な戦争といわれるこの大戦は、戦車や飛行機、化学兵器などが広く使われ、過去の戦争とは様相が一変した。前線では長い塹壕(ざんごう)が………[もっと読む]

[文]ササキバラ・ゴウ(まんが編集者) [掲載]2016年11月13日

モディリアーニにお願い(1) [作]相澤いくえ

モディリアーニにお願い(1) [作]相澤いくえ

■美大生のリアル、手描きで伝える  藝大生(げいだいせい)の素顔に迫った話題作『最後の秘境 東京藝大』(二宮敦人著・新潮社)は爆笑&感銘のノンフィクションだが、芸術を志す若者の息づかいがリアルに伝わってくる点では本作も………[もっと読む]

[文]南信長(マンガ解説者) [掲載]2016年11月06日

悟りパパ(1) [作]澤江ポンプ

悟りパパ(1) [作]澤江ポンプ

■「仏」の主夫、息子をゆったり導く  螺髪(らほつ)にたおやかな表情を浮かべ、冬でも右肩を出した半裸スタイル。見た目「仏」な山口さんちのパパは、「悟り」を開いて1年目の脱サラ専業主夫。不思議な力「ピカー」によってご近所………[もっと読む]

[文]山脇麻生(ライター) [掲載]2016年10月23日

戦国機甲伝―クニトリ(1) [著]あさりよしとお

戦国機甲伝―クニトリ(1) [著]あさりよしとお

■巨大マシンの戦いに科学的説得力  戦国時代が舞台の作品は数あるが、なかでも本作はかなり独創的な部類だろう。  時は天正3年。武田騎馬軍団と織田・徳川連合軍が対峙(たいじ)する場面から物語は始まる。おなじみ長篠の戦いだ………[もっと読む]

[文]南信長(マンガ解説者) [掲載]2016年10月16日

ゲレクシス(1) [作]古谷実

ゲレクシス(1) [作]古谷実

■「わけわかんねー」展開がスリリング  主人公は39歳の独身男。小さなバウムクーヘン屋を切り盛りして、23年間働きづめの生活を送り、女性とつきあった経験もない。使っているバイト店員にはすっかりなめられ、おもちゃにされて………[もっと読む]

[文]ササキバラ・ゴウ(まんが編集者) [掲載]2016年10月09日

桐谷さん ちょっそれ食うんすか!?(1) [作]ぽんとごたんだ

桐谷さん ちょっそれ食うんすか!?(1) [作]ぽんとごたんだ

■怪しいブツ、一口欲しくなるヤバさ  好き嫌いなく何でもおいしく食べる人は、傍(はた)で見ていても気持ちいい。ただし、ものには限度がある。本作の主人公の場合、好き嫌いがないというより見境がない。  黙っていれば美人で成………[もっと読む]

[文]南信長(マンガ解説者) [掲載]2016年10月02日

鉄腕アダム(1) [著]吾嬬竜孝

鉄腕アダム(1) [著]吾嬬竜孝

■人工知能は瀕死の地球を救えるか  進化した人工知能が人間の知能を超え、2045年より先の未来を人間が予測できなくなるとする仮説がある。その基点となる年を舞台に、現実の科学や研究中の科学を絡めた骨太SFにグッときた。 ………[もっと読む]

[文]山脇麻生(ライター) [掲載]2016年09月18日

アキオ… [著]村上たかし

アキオ… [著]村上たかし

■離婚請われた中年男、失意の底から  協議離婚でもそうだと思うが、裁判所への離婚申し立ては妻側からが断然多い。  本書の主人公アキオも突然妻から離婚を請われる。浮気やDVなど決してない。さえない中年男にとって15歳年下………[もっと読む]

[文]南信長(マンガ解説者) [掲載]2016年09月11日

星間ブリッジ(1) [作]きゅっきゅぽん

星間ブリッジ(1) [作]きゅっきゅぽん

■戦前の上海の空気、少女と共に味わう  舞台は昭和11年の上海。長崎から一家で引っ越してきた少女を主人公に、中国人の少年との出会いと交流を描くドラマだ。住み慣れた故郷を離れ異国に来た少女の、不安と期待のいりまじった日々………[もっと読む]

[文]ササキバラ・ゴウ(まんが編集者) [掲載]2016年09月04日

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