子どもの本棚

子どもの本棚

子どもの本棚

月1回、朝日新聞の朝刊生活面に掲載。翻訳家のさくまゆみこ、絵本評論家・作家の広松由希子、 長野県で児童書専門店を営む越高一夫、有名書店で児童書を担当する兼森理恵のみなさんがお薦めの新刊を紹介します。※2016年9月から。8月までの選者は、米村和美、汐崎順子、佐川祐子のみなさん。

「とうだい」

「とうだい」

  「とうだい」(福音館書店=新刊)  しっとりとした風景の中に、言葉がとけていくような美しい絵本。灯台は、渡り鳥から聞く知らない世界に思いをはせ、どこにも行けない自分を嘆きます。しかし嵐の夜、今いる場所で自分にしかでき………[もっと読む]

[文]兼森理恵(丸善丸の内本店児童書担当) [掲載]2016年11月26日

「お・は・よ・う」

「お・は・よ・う」

  「お・は・よ・う」(あすなろ書房=新刊)  日曜の朝、もうすぐ1年生になるよしおは、本を抱えて「このじ、なんてよむの?」。家族に1文字ずつ聞いて回ります。「お」は、おひさまのお。「は」は、はるかぜのは。「よ」は? 字………[もっと読む]

[文]広松由希子(絵本評論家・作家) [掲載]2016年11月26日

言葉に紡ぐ 幼い頃の気持ち 児童文学作家 あまんきみこさん

言葉に紡ぐ 幼い頃の気持ち 児童文学作家 あまんきみこさん

 「白いぼうし」「ちいちゃんのかげおくり」などの代表作で知られる児童文学作家のあまんきみこさん(85)。今年は児童文化の発展に貢献した人に贈られる東燃ゼネラル児童文化賞も受賞した。これまでやこれからの創作への思いを聞いた………[もっと読む]

[掲載]2016年10月22日

満月見上げる、日常の幸せ

満月見上げる、日常の幸せ

 空に満月を見つけると、うれしくなるのはなぜでしょう。赤ちゃんが夜空を見ています。バレエの練習帰りの女の子も、遠い山のクマの親子も見ています。「きょうはそらにまるいつき」。ゆっくりページをめくり、同じフレーズを繰り返して………[もっと読む]

[文]広松由希子(絵本評論家・作家) [掲載]2016年10月22日

「ピクルスとふたごのいもうと」

「ピクルスとふたごのいもうと」

 「こぶたのピクルス」の続編。ピクルスは好奇心いっぱいの元気なこぶたの男の子。いのぶたさんからもらった朝顔の種を鉢に植えて育てる様子などは、読んでいてほほえましく心が和みます。そんなピクルスに双子の妹ができ、お兄さんらし………[もっと読む]

[文]越高一夫(ちいさいおうち書店店長) [掲載]2016年10月22日

「少年Nの長い長い旅01」

「少年Nの長い長い旅01」

 野依(のえ)が通う小学校では、猫を13匹殺しその首をビルの屋上から投げた後に自分も飛び降りれば異世界に行くことができる、という都市伝説が流れていた。うわさは現実となり、巻き込まれた野依たちをめぐって展開するSF小説。過………[もっと読む]

[文]兼森理恵(丸善丸の内本店児童書担当) [掲載]2016年10月22日

ステキな本、私たちが紹介します 新選者に4人

ステキな本、私たちが紹介します 新選者に4人

 「子どもの本棚」(月1回掲載)の新しい選者4人をご紹介します。交代で、新刊から選んでいただきます。     ◇  翻訳家のさくまゆみこさん(68)は「シャーロットのおくりもの」など作品多数。「本は子どもの世界を広げ、よ………[もっと読む]

[掲載]2016年09月24日

生命の重みをわかりやすく

生命の重みをわかりやすく

■「アイヌのむかしばなし ひまなこなべ」  心根のいいアイヌに仕留められたクマの神様は、その魂を天の国へ送る宴で目にした若者の素晴らしい踊りが忘れられません。クマの姿で何度も地上にやって来ては同じアイヌの矢に当たり、宴………[もっと読む]

[文]さくまゆみこ(翻訳家) [掲載]2016年09月24日

「ぐやん よやん」

「ぐやん よやん」

 ここはどこ? 生まれる前の世界? 銀河の果て? 意味以前のことばと、形をなす前の混沌(こんとん)とした絵がひとつになった抽象的な絵本です。  「ぐやん よやん」「じんじ じんじ ずー」声に出して読んでみてください。濁点………[もっと読む]

[文]広松由希子(絵本評論家・作家) [掲載]2016年09月24日

「ペーパーボーイ」

「ペーパーボーイ」

 小学生のリトル・マンは夏休みの1カ月だけ、友だちに代わって新聞配達をすることになる。野球が得意で将来は大リーガーをめざしているが、人と話をする時、どもってしまうことで悩んでいた。配達がきっかけで色々な大人と出会い、悩み………[もっと読む]

[文]越高一夫(ちいさいおうち書店長) [掲載]2016年09月24日

8月の子どもの本棚

8月の子どもの本棚

■「ソーニャのめんどり」(くもん出版)  ソーニャは、お父さんからひよこを3羽もらったよ。その日からソーニャはひよこたちのお母さん。一生懸命世話をしました。立派なめんどりに育ったある日、1羽だけキツネにさらわれます。悲………[もっと読む]

[掲載]2016年08月27日

夏休み、心躍る1冊 子どもの本棚

夏休み、心躍る1冊 子どもの本棚

 さあ、夏休み! 長い休みの間に手にとってもらいたい本を紹介します。「子どもの本棚」の選者、米村和美さん(小学校司書)、汐崎(しおざき)順子さん(大学講師)、佐川祐子さん(教育委員会職員)に新しい本、懐かしい本の中から選………[もっと読む]

[掲載]2016年07月23日

6月の子どもの本棚

6月の子どもの本棚

■「トルーシー・トルトルとトラ」(BL出版)  小さな女の子、トルーシーのパパは、大泥棒なんです。ある日2人は動物園へ。「もし泥棒したら、飼育係さんに頼んでトラにお仕置きしてもらうからね」とトルーシー。ところがパパはお………[もっと読む]

[掲載]2016年06月25日

5月の子どもの本棚

5月の子どもの本棚

■「このあと どうしちゃおう」(ブロンズ新社)  死んだおじいちゃんのノートを見つけたよ。そこには死んだ後どうしたいか描いてありました。例えば「天国にいく時の格好」「みんなを見守っていく方法」……。ずらり描かれたおじい………[もっと読む]

[掲載]2016年05月28日

ここに掲載されている記事や書評などの情報は、原則的に初出時のものです。

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