子どもの本棚

子どもの本棚

子どもの本棚

月1回、朝日新聞の朝刊生活面に掲載。翻訳家のさくまゆみこ、絵本評論家・作家の広松由希子、 長野県で児童書専門店を営む越高一夫、有名書店で児童書を担当する兼森理恵のみなさんがお薦めの新刊を紹介します。※2016年9月から。8月までの選者は、米村和美、汐崎順子、佐川祐子のみなさん。

「銀杏堂」

「銀杏堂」

 巨大な「にしきごいのうろこ」や古い瓶の中の「文字虫」。銀杏堂(ぎんなんどう)には不思議な骨董(こっとう)品がいっぱい。主人の高田さんがレンちゃんに聞かせてくれるのは、それらにまつわる冒険の数々。物語に物や人の歴史がどっ………[もっと読む]

[文]兼森理恵(丸善丸の内本店児童書担当) [掲載]2017年01月28日

身よりのない師弟に一筋の光

身よりのない師弟に一筋の光

  ■「青空のかけら」  この本はおよそ30年前のイギリスが舞台です。児童養護施設のスキリー・ハウスでくらす子どもたちを主人公に、厳しい状況の中でも希望を持ち続けて生きていくことの大切さを教えてくれます。  身よりのない………[もっと読む]

[文]越高一夫(ちいさいおうち書店店長) [掲載]2016年12月24日

「ローラとつくるあなたのせかい」

「ローラとつくるあなたのせかい」

 自分だけの世界をつくるとしたらどうする? ローラに導かれて、決まり事なんてない自由な手法で描かれた絵本の世界で遊びましょう。想像力は生きることを豊かにしてくれます。何にもとらわれず、自分の感性を信じることの大切さが伝わ………[もっと読む]

[文]兼森理恵(丸善丸の内本店児童書担当) [掲載]2016年12月24日

「レイン 雨を抱きしめて」

「レイン 雨を抱きしめて」

 父親と暮らす5年生のローズは高機能自閉症と診断され、周囲にうまく適応できない。拾ってきた犬のレインが友だちだが、ハリケーンで行方不明に。必死の捜索で見つかった後の勇気あるローズの行動が、周りの状況を変えていく。自分がほ………[もっと読む]

[文]さくまゆみこ(翻訳家) [掲載]2016年12月24日

「ニット帽の天使 プロイスラーのクリスマス物語」

「ニット帽の天使 プロイスラーのクリスマス物語」

  「ニット帽の天使 プロイスラーのクリスマス物語」(さ・え・ら書房=新刊)  名作「クラバート」で知られる作家と画家の名コンビが贈るクリスマスの短編集。心あたたまる七つのお話が入っています。聖なる夜、登場人物たちのもと………[もっと読む]

[文]越高一夫(ちいさいおうち書店店長)  [掲載]2016年11月26日

「おばあちゃんとバスにのって」

「おばあちゃんとバスにのって」

  「おばあちゃんとバスにのって」(すずき出版=新刊)  この絵本のおばあちゃんは、お金や効率よりも人とのふれあいを大切にしています。行き先は、困っている人にごはんを出す食堂。ぼくも手伝って配った食事をみんなが笑顔で食べ………[もっと読む]

[文]さくまゆみこ(翻訳家) [掲載]2016年11月26日

「とうだい」

「とうだい」

  「とうだい」(福音館書店=新刊)  しっとりとした風景の中に、言葉がとけていくような美しい絵本。灯台は、渡り鳥から聞く知らない世界に思いをはせ、どこにも行けない自分を嘆きます。しかし嵐の夜、今いる場所で自分にしかでき………[もっと読む]

[文]兼森理恵(丸善丸の内本店児童書担当) [掲載]2016年11月26日

「お・は・よ・う」

「お・は・よ・う」

  「お・は・よ・う」(あすなろ書房=新刊)  日曜の朝、もうすぐ1年生になるよしおは、本を抱えて「このじ、なんてよむの?」。家族に1文字ずつ聞いて回ります。「お」は、おひさまのお。「は」は、はるかぜのは。「よ」は? 字………[もっと読む]

[文]広松由希子(絵本評論家・作家) [掲載]2016年11月26日

言葉に紡ぐ 幼い頃の気持ち 児童文学作家 あまんきみこさん

言葉に紡ぐ 幼い頃の気持ち 児童文学作家 あまんきみこさん

 「白いぼうし」「ちいちゃんのかげおくり」などの代表作で知られる児童文学作家のあまんきみこさん(85)。今年は児童文化の発展に貢献した人に贈られる東燃ゼネラル児童文化賞も受賞した。これまでやこれからの創作への思いを聞いた………[もっと読む]

[掲載]2016年10月22日

満月見上げる、日常の幸せ

満月見上げる、日常の幸せ

 空に満月を見つけると、うれしくなるのはなぜでしょう。赤ちゃんが夜空を見ています。バレエの練習帰りの女の子も、遠い山のクマの親子も見ています。「きょうはそらにまるいつき」。ゆっくりページをめくり、同じフレーズを繰り返して………[もっと読む]

[文]広松由希子(絵本評論家・作家) [掲載]2016年10月22日

「ピクルスとふたごのいもうと」

「ピクルスとふたごのいもうと」

 「こぶたのピクルス」の続編。ピクルスは好奇心いっぱいの元気なこぶたの男の子。いのぶたさんからもらった朝顔の種を鉢に植えて育てる様子などは、読んでいてほほえましく心が和みます。そんなピクルスに双子の妹ができ、お兄さんらし………[もっと読む]

[文]越高一夫(ちいさいおうち書店店長) [掲載]2016年10月22日

「少年Nの長い長い旅01」

「少年Nの長い長い旅01」

 野依(のえ)が通う小学校では、猫を13匹殺しその首をビルの屋上から投げた後に自分も飛び降りれば異世界に行くことができる、という都市伝説が流れていた。うわさは現実となり、巻き込まれた野依たちをめぐって展開するSF小説。過………[もっと読む]

[文]兼森理恵(丸善丸の内本店児童書担当) [掲載]2016年10月22日

ステキな本、私たちが紹介します 新選者に4人

ステキな本、私たちが紹介します 新選者に4人

 「子どもの本棚」(月1回掲載)の新しい選者4人をご紹介します。交代で、新刊から選んでいただきます。     ◇  翻訳家のさくまゆみこさん(68)は「シャーロットのおくりもの」など作品多数。「本は子どもの世界を広げ、よ………[もっと読む]

[掲載]2016年09月24日

生命の重みをわかりやすく

生命の重みをわかりやすく

■「アイヌのむかしばなし ひまなこなべ」  心根のいいアイヌに仕留められたクマの神様は、その魂を天の国へ送る宴で目にした若者の素晴らしい踊りが忘れられません。クマの姿で何度も地上にやって来ては同じアイヌの矢に当たり、宴………[もっと読む]

[文]さくまゆみこ(翻訳家) [掲載]2016年09月24日

「ぐやん よやん」

「ぐやん よやん」

 ここはどこ? 生まれる前の世界? 銀河の果て? 意味以前のことばと、形をなす前の混沌(こんとん)とした絵がひとつになった抽象的な絵本です。  「ぐやん よやん」「じんじ じんじ ずー」声に出して読んでみてください。濁点………[もっと読む]

[文]広松由希子(絵本評論家・作家) [掲載]2016年09月24日

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