文庫・新書イチオシ(週刊朝日)

文庫・新書イチオシ(週刊朝日)

文庫・新書イチオシ(週刊朝日)

話題の文庫本や新書を取り上げた「週刊朝日」の連載コラム。

ひらく美術―地域と人間のつながりを取り戻す [著]北川フラム

ひらく美術―地域と人間のつながりを取り戻す [著]北川フラム

■人が集まる条件  地方消滅が危惧される今日、全国から熱い視線を注がれている芸術祭がある。越後妻有(新潟県の十日町市、津南町)で3年に1度開催される「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」には、今や50万人近い来………[もっと読む]

[文]長山靖生 [掲載]2015年09月18日

中原昌也の人生相談—悩んでるうちが花なのよ党宣言 [著]中原昌也

中原昌也の人生相談—悩んでるうちが花なのよ党宣言 [著]中原昌也

■エナジードリンクの効果  ミュージシャン・小説家として十分成功しているハズなのに、なぜか勝ち組の匂いが漂ってこない。それが中原昌也だ。いつも金欠で、テンションが低く、ヨレヨレのTシャツを着ているイメージが……そういう………[もっと読む]

[文]トミヤマユキコ [掲載]2015年09月11日

なぜ戦争は伝わりやすく平和は伝わりにくいのか [著]伊藤剛

なぜ戦争は伝わりやすく平和は伝わりにくいのか [著]伊藤剛

■「体験者ではない世代」が語る意味 「なぜ人を殺してはいけないのか」が問われたことがあった。考えるまでもないと、ほとんどの人は思ったはずだ。だが理由を説明しようとすると、陳腐な言葉しか出てこない。  平和も同じだ。平和………[もっと読む]

[文]長山靖生 [掲載]2015年09月04日

読んでいない絵本 [著]山田太一

読んでいない絵本 [著]山田太一

■言葉を眼に焼き付ける愉楽  山田太一作品は「観るもの」であって「読むもの」ではないと思い込んでいたが、それはかなり勿体ない考えだと気付かされた。短篇小説が3作、ショートショートが2作、そして戯曲とテレビドラマの脚本が………[もっと読む]

[文]トミヤマユキコ [掲載]2015年08月28日

スタンドオフ黄金伝説―日本ラグビーを切り拓いた背番号10 [著]永田洋光

スタンドオフ黄金伝説―日本ラグビーを切り拓いた背番号10 [著]永田洋光

■ラグビー日本代表に期待していいのか  昔、ラグビーは人気があった。成人の日、日本選手権に白いファーストールを巻いた振り袖のギャルが彼氏とともに詰めかけて国立競技場が満員、人気チーム(早稲田か明治、まれに同志社。社会人………[もっと読む]

[文]青木るえか [掲載]2015年08月14日

コントに捧げた内村光良の怒り—続・絶望を笑いに変える芸人たちの生き方 [著]戸部田誠

コントに捧げた内村光良の怒り—続・絶望を笑いに変える芸人たちの生き方 [著]戸部田誠

■テレビの新しい“見方と語り方”  著者は芸能人に関する記事を得意とするライター。前作『有吉弘行のツイッターのフォロワーはなぜ300万人もいるのか』に続く第2弾は、内村光良(ウッチャンナンチャン)を中心に、出川哲朗、笑………[もっと読む]

[文]トミヤマユキコ [掲載]2015年08月07日

永田鉄山—昭和陸軍「運命の男」 [著]早坂隆

永田鉄山—昭和陸軍「運命の男」 [著]早坂隆

■戦争が教えてくれている  歴史に「もし」はない、とはよく言われるし実際その通りと思うが、それでもつい考えてしまう、というのはどうしても「後悔先に立たず」だからで、大失敗してしまった後など「あの時ああなら」とつい考える………[もっと読む]

[文]青木るえか [掲載]2015年07月31日

O・ヘンリー ニューヨーク小説集 [訳]青山南+戸山翻訳農場

O・ヘンリー ニューヨーク小説集 [訳]青山南+戸山翻訳農場

■時を超えて女子会をしたい!  読者を楽しませる仕掛けがこれでもか!と入っている、サービス満点の一冊だ。収録されているのは「賢者の贈り物」や「最後の一葉」で知られるO・ヘンリーの短編であり、そこには100年前のニューヨ………[もっと読む]

[文]トミヤマユキコ [掲載]2015年07月24日

沖縄の殿様―最後の米沢藩主・上杉茂憲の県令奮闘記 [著]高橋義夫

沖縄の殿様―最後の米沢藩主・上杉茂憲の県令奮闘記 [著]高橋義夫

■米沢藩上杉家と沖縄のつながり  徳川時代の大名は、明治維新になってその地位と領地を失うが、代わりに県令(今でいう知事みたいなもの)とか大使になって新政府で今までにない役割を担うことになる。いくら「地方でいちばんエライ………[もっと読む]

[文]青木るえか [掲載]2015年07月17日

ウェブニュース一億総バカ時代 [著]三田ゾーマ

ウェブニュース一億総バカ時代 [著]三田ゾーマ

■ウェブニュースの騙すテクニック  無料でウェブニュースを読むことは、わたしたちの暮らしの一部となりつつある。スマホやパソコンでニュースを見ない日はないし「ねぇアレ見た?」と言えば、それが会話の糸口にもなる。今やウェブ………[もっと読む]

[文]トミヤマユキコ [掲載]2015年07月10日

遺骨―戦没者三一〇万人の戦後史 [著]栗原俊雄

遺骨―戦没者三一〇万人の戦後史 [著]栗原俊雄

■日本中にある死体だらけだった場所  日本人は骨を大切にする。大切な人が死んだらその骨を手厚く葬る。遺骨収容団が遠い硫黄島に出かけていき、それが自分の身内のものかもわからぬまま、埋められ打ち捨てられた骨を日本に持ち帰る………[もっと読む]

[文]青木るえか [掲載]2015年07月03日

虹色と幸運 [著]柴崎友香

虹色と幸運 [著]柴崎友香

■語り合える女たちへ  同じ学校、同じ学年、同じ性別。学生時代は重なり合う部分の多かった女たちの多くが、20代後半から分断されはじめる。妊娠・出産する者、親の老いに直面する者。結婚に焦る者、仕事が面白くて恋愛どころでは………[もっと読む]

[文]トミヤマユキコ [掲載]2015年06月26日

天草四郎の正体 島原・天草の乱を読みなおす [著]吉村豊雄

天草四郎の正体 島原・天草の乱を読みなおす [著]吉村豊雄

■天草四郎はいっぱいいた!?  天草四郎。有名な人であるがイメージが先行しすぎている。キリシタンで、美少年なのに反乱軍の総帥。あらゆる妄想が渦巻く。しかし「実際の天草四郎」が、そんなキラキラしてるばかりであるはずがない………[もっと読む]

[文]青木るえか [掲載]2015年06月19日

麺と日本人 [選] 椎名誠

麺と日本人 [選] 椎名誠

■椎名誠のガッカリ感  麺にまつわる短篇が37本! 壮観である。  ラーメンに蕎麦、うどんにフォー。出てくる麺もいろいろなら、作者もいろいろ。椎名誠による人選がかなりバラエティに富んでおり、目次を眺めているだけでも楽し………[もっと読む]

[文]トミヤマユキコ [掲載]2015年06月12日

「美術的に正しい」仏像の見方 [著]布施英利

「美術的に正しい」仏像の見方 [著]布施英利

■蟹満寺の仏像を知ってますか?  今ドキの若い女子が仏像をアイドルみたいに「ステキ」とか言ってる「仏像ブーム」を私は嘆いているが、その嚆矢は白洲正子の『十一面観音巡礼』ではないか。十一面観音てところがミソで、だいたいど………[もっと読む]

[文]青木るえか [掲載]2015年06月05日

ここに掲載されている記事や書評などの情報は、原則的に初出時のものです。

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