CROSS OVER(週刊朝日)

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サブカルチャーや「食」に関する本などを幅広く取り上げる「週刊朝日」の連載コラム。

105歳の料理人ローズの愛と笑いと復讐 [著]フランツ=オリヴィエ・ジズベール [訳]北代美和子

105歳の料理人ローズの愛と笑いと復讐 [著]フランツ=オリヴィエ・ジズベール [訳]北代美和子

■時代を生き抜くための料理  マルセイユの人気レストランのオーナーシェフとして今も厨房に立つ105歳のローズ。8歳の時にトルコのアルメニア人大虐殺で家族を皆殺しにされ、移り住んだナチス・ドイツ占領下のフランスや大躍進政………[もっと読む]

[文]土屋敦 [掲載]2015年09月18日

大林宣彦の体験的仕事論 [語]大林宣彦 [構]中川右介

大林宣彦の体験的仕事論 [語]大林宣彦 [構]中川右介

■大林宣彦監督の語りの魔術! 『転校生』『時をかける少女』『さびしんぼう』……我らが青春映画の巨匠・大林宣彦監督の本が出た。『体験的仕事論』と題する「芸術家によるビジネス指南書」という。映画監督は巨額の資金を使い、大勢………[もっと読む]

[文]中森明夫 [掲載]2015年09月11日

人魚ノ肉 [著]木下昌輝

人魚ノ肉 [著]木下昌輝

■人魚の肉を食べた新撰組  昨年、デビュー作を含む連作集『宇喜多の捨て嫁』が、大きな評判を呼んだ木下昌輝が、早くも新作を上梓した。それが本書だ。新撰組を題材にした、時代ホラー連作集であり、全8作が収録されている。  新………[もっと読む]

[文]細谷正充 [掲載]2015年09月04日

うれし、たのし、ウミウシ。 [著]中嶋康裕

うれし、たのし、ウミウシ。 [著]中嶋康裕

■海のヘンな生きものに一喜一憂  岩波科学ライブラリーの生きもの関係の本は、妙にツボを衝かれるので手に取ってしまうのだが、本書は途中でいつもと少し勝手が違うことに気づいた。題名にあるウミウシが中心に書かれるのは最初の第………[もっと読む]

[文]瀬名秀明 [掲載]2015年08月28日

菜飯屋春秋 [著]魚住陽子

菜飯屋春秋 [著]魚住陽子

■人生と料理を美しく描く  看板も暖簾もなく、広さは10坪ほど。供されるのは、旬の野菜や山菜を使ったお惣菜だ。さほど酒を嗜まぬ常連客たちが、40代半ばの女主・夏子の作る若竹煮や菜花の白和えといったささやかな一品を口に運………[もっと読む]

[文]土屋敦 [掲載]2015年08月14日

保育園義務教育化 [著]古市憲寿

保育園義務教育化 [著]古市憲寿

■古市憲寿の画期的社会変革本!  古市憲寿は若手の社会学者だ。テレビのコメンテーターでよく見かける。すらりとしたイケメンシェフのような風貌で、時折、その発言が物議をかもす。4年前、『絶望の国の幸福な若者たち』を上梓して………[もっと読む]

[文]中森明夫 [掲載]2015年08月07日

鬼船の城塞 [著]鳴神響一

鬼船の城塞 [著]鳴神響一

■江戸の海賊が外国海軍と戦う  昨年、『私が愛したサムライの娘』で、第6回角川春樹小説賞を受賞した鳴神響一の第2長篇が刊行された。徳川八代将軍吉宗の治世を背景に、日ノ本の海賊とエスパニア海軍の戦いを描いた、壮大なスケー………[もっと読む]

[文]細谷正充 [掲載]2015年07月31日

意識はいつ生まれるのか [著]マルチェッロ・マッスィミーニ、ジュリオ・トノーニ [訳] 花本知子

意識はいつ生まれるのか [著]マルチェッロ・マッスィミーニ、ジュリオ・トノーニ [訳] 花本知子

■意識が生まれる謎に挑む  英米からの紹介が多い一般科学書で、イタリア語からの翻訳は珍しいが、訳文の読みやすさにも驚いた。しかも著者らの構成力はずば抜けており、科学者が書いた本とはにわかに信じられないほどだ。本書は意識………[もっと読む]

[文]瀬名秀明 [掲載]2015年07月24日

英国一家、フランスを食べる [著]マイケル・ブース [訳]櫻井祐子

英国一家、フランスを食べる [著]マイケル・ブース [訳]櫻井祐子

■料理の滑稽さと素晴らしさ  その著書『英国一家、日本を食べる』がベストセラーとなり、NHKでアニメ化もされたマイケル・ブースの出世作が、7年のときを経て、ようやく邦訳された。  無名のトラベルライターだったブースは、………[もっと読む]

[文]土屋敦 [掲載]2015年07月17日

完全版 山口百恵は菩薩である [著]平岡正明 [編]四方田犬彦

完全版 山口百恵は菩薩である [著]平岡正明 [編]四方田犬彦

■菩薩・山口百恵は再臨する!  平岡正明著『山口百恵は菩薩である』が甦った! 実に36年ぶり、四方田犬彦編集による完全版としての復刊だ。原著を手に取った時の驚きは忘れられない。猛烈なインパクトの本だった。百恵の菩薩像が………[もっと読む]

[文]中森明夫 [掲載]2015年07月10日

天下―家康伝 上・下 [著]火坂雅志

天下―家康伝 上・下 [著]火坂雅志

■「おおやけ」で人を動かす  本書は、今年の2月26日に、58歳の若さで死去した火坂雅志の遺作だ。1999年の『全宗』のヒット以降、次々と重厚な戦国小説を発表してきた著者の遺作の主人公が、戦国時代を終わらせた天下人・徳………[もっと読む]

[文]細谷正充 [掲載]2015年07月03日

知能の物語 [著]中島秀之

知能の物語 [著]中島秀之

■一人称の視点による知能の話 「この本には知能の夢が壮大に描かれています」と将棋の羽生善治名人が推薦文を寄せている。その通りだが、私自身は還暦を過ぎた著者による新しい旅の序章として読んだ。トールキンの『指輪物語』に準え………[もっと読む]

[文]瀬名秀明 [掲載]2015年06月26日

食べる世界地図 [著]ミーナ・ホランド[訳]清水由貴子

食べる世界地図 [著]ミーナ・ホランド[訳]清水由貴子

 原題は「エディブル・アトラス」すなわち「食べられる地図帳」。その名のとおり、パラパラとめくれば、どのページもその土地土地の料理が溢れており、おいしそうな匂いが立ち上ってきそうだ。  とはいえ、本書には実際の地図帳のよう………[もっと読む]

[文]土屋敦 [掲載]2015年06月19日

あの路地をうろついているときに夢見たことは、ほぼ叶えている [著]森永博志

あの路地をうろついているときに夢見たことは、ほぼ叶えている [著]森永博志

■70年代サブカルチャー青春記!  『あの路地をうろついているときに夢見たことは、ほぼ叶えている』──なんとも長~いタイトルだ。1969年、19歳の森永博志青年はヒッチハイクで京都へ行く。途上、出逢った人々の啓示の如き………[もっと読む]

[文]中森明夫 [掲載]2015年06月12日

浅草の勘三郎 [著]荒井修

浅草の勘三郎 [著]荒井修

■平成中村座の誕生と軌跡  2012年に57歳で亡くなった歌舞伎の名優、十八代目中村勘三郎について書かれた本は多いが、勘三郎にとって縁の深い町「浅草」と、浅草を拠点にした「平成中村座」に的を絞って書かれたこの本はとても………[もっと読む]

[文]扇田昭彦 [掲載]2015年06月05日

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