ニュースの本棚

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朝日新聞・毎週日曜日の読書面に連載。時事的なテーマを理解するためのオススメ本3冊を、各分野の専門家が紹介しています。

バックナンバー:2011年

地方消滅? 森健さんが選ぶ本

地方消滅? 森健さんが選ぶ本

■動けば未来は変えられる  発端は一昨年末と昨年の月刊「中央公論」だ。元総務相の増田寛也氏らが国立社会保障・人口問題研究所(社人研)のデータをもとに各市町村の将来を推計。2040年には人口が急減し、消滅の可能性がある自………[もっと読む]

[文]森健(ジャーナリスト) [掲載]2015年04月19日

文民統制 青井未帆さんが選ぶ本

文民統制 青井未帆さんが選ぶ本

■軍事と異なる政治の確保を    日本の政治を動かしている者のうちで、自衛隊を外交の道具として使いたいという欲求が、いよいよ高まっているようだ。文民統制(シビリアンコントロール)について考えることは、私たちの自由にとり………[もっと読む]

[文]青井未帆(学習院大学教授・憲法学) [掲載]2015年04月12日

新生活、詩と出会う 小池昌代さんが選ぶ本

新生活、詩と出会う 小池昌代さんが選ぶ本

■寄る辺なさに寄り添って  詩は日常の言葉で作られながら、日常を超越し、新世界への扉を開いてくれる。今日は三人の詩人を紹介したい。  辻征夫(ゆきお)が逝って今年で十五年。立ってるだけで詩人とわかる、懐かしい面影を持つ………[もっと読む]

[文]小池昌代 [掲載]2015年04月05日

吉田松陰 小島毅さんが選ぶ本

吉田松陰 小島毅さんが選ぶ本

■教育者か、近代化の先駆か  NHK大河ドラマ「花燃ゆ」は、松下村塾に綺羅星(きらぼし)の如(ごと)き俊秀が集って、物語前半の山場を迎えている(今宵〈こよい〉の放送をお見逃し無く!)。  そこで、松陰をあつかった本をい………[もっと読む]

[文]小島毅 [掲載]2015年03月29日

金沢の旅情 嵐山光三郎さんが選ぶ本

金沢の旅情 嵐山光三郎さんが選ぶ本

 五木寛之は昭和四十年から四十四年までの四年間を金沢で暮らして『蒼(あお)ざめた馬を見よ』(第五十六回直木賞)を書いた。最初に住んだのは小立野(こだつの)という台地の隅にあるアパートで、すぐ近くに金沢刑務所があった。 ■………[もっと読む]

[文]嵐山光三郎 [掲載]2015年03月22日

河野多惠子の世界  川上弘美さんが選ぶ本

河野多惠子の世界  川上弘美さんが選ぶ本

■柔らかく結ぶ、日常とその果て  もしかすると、河野多惠子の作品を好きになるだろうに、まだ読んだことのないひとは、あんがい多いかもしれない。大きく案内板の出ている明らかな場所ではなく、手がかりのない入りくんだこまかな道………[もっと読む]

[文]川上弘美 [掲載]2015年03月15日

阪神・淡路と東北の「災後」 土方正志さんが選ぶ本

阪神・淡路と東北の「災後」 土方正志さんが選ぶ本

■学べるものはなにか  あの日から間もなく4年を迎えるが、今年は阪神・淡路大震災20年の節目の年でもある。この20年でなにが変わり、なにが変わらなかったのか。東北被災地に生きる私たちが阪神・淡路から学べるものはなにか。………[もっと読む]

[文]土方正志 [掲載]2015年03月08日

陳舜臣の世界 太田治子さんが選ぶ本

陳舜臣の世界 太田治子さんが選ぶ本

■歴史をクールにみつめて  清朝末期を舞台にした『阿片戦争』は、最近になって読んだのである。正直にいって、読みだすまでに時間がかかった。中国の歴史に乏しい私は、登場人物の誰が実在の人物なのか、フィクションの人物なのか、………[もっと読む]

[文]太田治子(作家) [掲載]2015年03月01日

雑誌「オリーブ」の残したもの 泉麻人さんが選ぶ本

雑誌「オリーブ」の残したもの 泉麻人さんが選ぶ本

■ 「かわいい女子」の源流  往年の女性誌「オリーブ」をテーマにした本が相次いで刊行された。酒井順子『オリーブの罠(わな)』と山崎まどか『オリーブ少女ライフ』。社会史的視点の前者と私小説風味の後者、作風の違いはあるもの………[もっと読む]

[文]泉麻人(コラムニスト) [掲載]2015年02月22日

70年代テレビ 太田省一さんが選ぶ本

70年代テレビ 太田省一さんが選ぶ本

■ドキュメンタリー性への着目  中山千夏。この名を聞いて懐かしさを覚える方も多いはずだ。60年代末から70年代、彼女はテレビタレントとして絶大な人気を誇った。元々子役から出発した俳優であったが、ワイドショーの司会で注目………[もっと読む]

[文]太田省一(社会学者) [掲載]2015年02月15日

フランスの政教分離 伊達聖伸さんが選ぶ本

フランスの政教分離 伊達聖伸さんが選ぶ本

■異文化を衝突させぬために  フランスの週刊新聞社「シャルリー・エブド」への襲撃事件から1カ月。表現の自由とその限界、社会的排除と国内出身者によるテロなど、多くの論点があるが、たとえば過激な宗教風刺や370万人規模のデ………[もっと読む]

[文]伊達聖伸(上智大准教授・宗教学) [掲載]2015年02月08日

イスラム国 青山弘之さんが選ぶ本

イスラム国 青山弘之さんが選ぶ本

■実証的かつ冷静な視点で  「イスラム国」を名のる過激派組織が、イラク第2の都市モスルを制圧し、カリフ制樹立を宣言、国際社会の脅威として立ち現れて半年が経つ。日本人人質事件の発生により、「イスラム国」の“恐怖”は、日本………[もっと読む]

[文]青山弘之(東京外国語大教授・現代東アラブ研究) [掲載]2015年02月01日

東映ヤクザ映画の系譜 石飛徳樹が選ぶ本

東映ヤクザ映画の系譜 石飛徳樹が選ぶ本

■「本物」とのせめぎ合い  年末から日本のメディアには「任侠(にんきょう)」「極道」といった物騒な言葉が飛び交っている。東映ヤクザ映画の立役者が3人、相次いで鬼籍に入ったためだ。11月に高倉健が亡くなり、後を追うように………[もっと読む]

[掲載]2015年01月25日

国家のゆらぎ? 萱野稔人さんが選ぶ本

国家のゆらぎ? 萱野稔人さんが選ぶ本

■ゆらいでいるのは米の覇権  国家は今後どうなっていくのだろうか。たとえば2014年をふりかえるだけでも、ロシアによってクリミア半島が編入され、ウクライナ東部でも親ロシア派勢力によって新政府の独立が宣言された。スコット………[もっと読む]

[掲載]2015年01月18日

宮尾登美子の世界 都築和人が選ぶ本

宮尾登美子の世界 都築和人が選ぶ本

■原点に旧満州の過酷な体験  宮尾文学の原点には旧満州での過酷な体験がある。昭和20年3月、生まれたばかりの長女を背負って教員の夫とともに渡った満州だったが、ほどなく敗戦。収容所での生活は飢餓との戦いでもあり、「おまん………[もっと読む]

[文]都築和人(文化くらし報道部) [掲載]2015年01月11日

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