新書の小径(週刊朝日)

新書の小径(週刊朝日)

新書の小径(週刊朝日)

週刊朝日に連載されている、話題の新書を取り上げたコラム。執筆者は青木るえかさん。

バックナンバー:2011年

日本の居酒屋文化赤提灯の魅力を探る [著] マイク・モラスキー

日本の居酒屋文化赤提灯の魅力を探る [著] マイク・モラスキー

■良さそうな店が次々と出てくる  光文社新書の「飲食関係のラインナップ」には独特の味がある。京都の街歩きや、ファミレスの歴史、酒について語ったものなどが出ていて、そのどれもが、著者は違うし狙いも違うし雰囲気も違うのに、………[もっと読む]

[文]青木るえか [掲載]2014年05月30日

ネット釣り師が人々をとりこにする手口はこんなに凄い [著]Hagex

ネット釣り師が人々をとりこにする手口はこんなに凄い [著]Hagex

■作り話を書き込む“釣り師”の正体  書名を見てなんのことか、さっぱりわからない人がいると思うので、まずものすごくザックリ説明すると、「釣り師」とは、「2ちゃんねるをはじめとする何でもアリなインターネットの掲示板で、作………[もっと読む]

[文]青木るえか [掲載]2014年05月23日

怒濤の関西将棋 [著]谷川浩司

怒濤の関西将棋 [著]谷川浩司

■谷川浩司は“将棋王国の皇太子”  棋士の書いた新書を立て続けに読んだ。森内俊之竜王・名人、渡辺明棋王・王将、そして谷川浩司九段である。この方たちのものを読んで「棋士というのは真面目だなあ」としみじみ感じた。人を驚かせ………[もっと読む]

[文]青木るえか [掲載]2014年05月09日

47都道府県別日本の地方財閥 [著]菊地浩之

47都道府県別日本の地方財閥 [著]菊地浩之

■果てしなく想像する  つい買っちゃうんだな、この著者の「財閥シリーズ」。  家から駅まで歩いていく道に、いかにも由緒のありそうな豪邸が建っている。こういう家の中はどうなってて、どういう顔の人が暮らしてて、晩ごはんは何………[もっと読む]

[文]青木るえか [掲載]2014年05月02日

戦犯の孫 「日本人」はいかに裁かれてきたか [著]林英一

戦犯の孫 「日本人」はいかに裁かれてきたか [著]林英一

■夫婦仲のリアル  戦犯の子孫というと、いまだに軍国主義を金科玉条として父祖を誇りに思ってるんではないか、という思い込みがある。何かの本で読んだ戦犯の奥さん(子孫ではないが)がそんなタイプだったからだが、考えてみれば戦………[もっと読む]

[文]青木るえか [掲載]2014年04月25日

堕落のグルメ ヨイショする客、舞い上がるシェフ [著]友里征耶

堕落のグルメ ヨイショする客、舞い上がるシェフ [著]友里征耶

■飲食店の真実に「へー」  本の内容とは関係ないのだが、この本は軽い。重量が軽いのである。持った時にハッとなる。これは本を読む者にとってはたいへんありがたいことですので、他の本も追随してくれることを望みます。  さて本………[もっと読む]

[文]青木るえか [掲載]2014年04月18日

医学探偵の歴史事件簿 [著]小長谷正明

医学探偵の歴史事件簿 [著]小長谷正明

■ついに古事記が実感できた!  岩波新書を読む時はつい構えてしまうのだが、これは大丈夫。スルスル読めるし、真面目なんだけどところどころ笑える。そして何よりも下世話! 下品じゃないけど下世話で楽しい。  神経内科医が歴史………[もっと読む]

[文]青木るえか [掲載]2014年04月11日

ヴァティカンの正体 究極のグローバル・メディア [著]岩渕潤子

ヴァティカンの正体 究極のグローバル・メディア [著]岩渕潤子

■バチカンのネット戦略 「ヴァティカンの正体」と言われると、何かおどろおどろしい秘密が隠されているような気がしませんか。秘密結社と組んで世界を支配しようとしているとか。そういう本ではありません。情報戦略を軸にしたバチカ………[もっと読む]

[文]青木るえか [掲載]2014年04月04日

AKB48とブラック企業 [著]坂倉昇平

AKB48とブラック企業 [著]坂倉昇平

■AKB48は労働讃歌を歌っていた?  ブラック企業が流行っているから、そこにAKB48をくっつけた便乗商法と思いたくなる書名であるが、読んでみると本当に「AKB48とブラック企業について書いた本」である。  著者は「………[もっと読む]

[文]青木るえか [掲載]2014年03月28日

禁欲のヨーロッパ 修道院の起源 [著]佐藤彰一

禁欲のヨーロッパ 修道院の起源 [著]佐藤彰一

■ふと禁欲の生活に入りたくなる  大塚ひかりの『本当はひどかった昔の日本』を読んで「いやー昔はいろいろムチャクチャだった」と思っているところにコレを読んでしまって「昔がひどかったのは日本に限らず!」と思った。  この本………[もっと読む]

[文]青木るえか [掲載]2014年03月21日

女流官能小説の書き方 [著]藍川京

女流官能小説の書き方 [著]藍川京

■おっさん向けのエロと、女性のためのエロ  エロ小説は簡単に書けるんじゃないかという錯覚がある。エロシーンさえ書いてあればそれはエロ小説であり、エロシーンさえ書いてあれば客は喜ぶからいいのだ、と思われてるような。「そう………[もっと読む]

[文]青木るえか [掲載]2014年03月14日

新京都学派 知のフロンティアに挑んだ学者たち [著]柴山哲也

新京都学派 知のフロンティアに挑んだ学者たち [著]柴山哲也

■京都の学者の優位性  人として暮らしていれば、たとえ王様だってままならぬことはあり、そんな時に知性があれば正しく生きることができるだろう。知性は良心と密接に関係している。良心とは結局のところ「他人の権利を尊重する」こ………[もっと読む]

[文]青木るえか [掲載]2014年03月07日

仏像鑑賞入門 [著]島田裕巳

仏像鑑賞入門 [著]島田裕巳

■島田裕巳となら仏像勝負できる  仏像マニア、仏像ファン、仏像愛好家といろいろ増えてきた。仏像といっても数が多く、それぞれにファンがついているので、「私はロック・ファンです」と漠然と言ったら、ビートルズ・ファンとストー………[もっと読む]

[文]青木るえか [掲載]2014年02月28日

戦国武将と男色 知られざる「武家衆道」の盛衰史 [著] 乃至政彦

戦国武将と男色 知られざる「武家衆道」の盛衰史 [著] 乃至政彦

■男色はただの恋愛にすぎない  男色なんていうとつい飛びついてしまうのだが、男色関係の歴史本は案外つまらない。書く側が「こんな男色があったらいいな~」という願望から真実をねじまげて、それらしく書いてるのがけっこうあるか………[もっと読む]

[文]青木るえか [掲載]2014年02月21日

オスカー・ワイルド「犯罪者」にして芸術家 [著]宮崎かすみ

オスカー・ワイルド「犯罪者」にして芸術家 [著]宮崎かすみ

■ワイルドに惑わされる  読んでいたら足元がグラつく思いになる。  オスカー・ワイルドといえば『幸福の王子』の作者で同性愛で投獄されてけっこう美形、とそこで止まっていた。そういや『獄中記』を学生時代(30年前)に買って………[もっと読む]

[文]青木るえか [掲載]2014年02月14日

ここに掲載されている記事や書評などの情報は、原則的に初出時のものです。

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