話題の新刊(週刊朝日)

話題の新刊(週刊朝日)

話題の新刊(週刊朝日)

週刊朝日の新刊案内コーナー。幅広いジャンルから、話題の本をピックアップして紹介しています。

バックナンバー:2011年

東京の編集者―山高登さんに話を聞く [著]山高 登

東京の編集者―山高登さんに話を聞く [著]山高 登

 新潮社の元文芸編集者で、木版画家でもある山高登。二つの人生を歩んだ氏が、その半生を語った書だ。  戦時中に山本有三に出会った山高氏は昭和22年、彼が創刊した児童雑誌の編集者として新潮社に入社。吉屋信子、谷内六郎、内田百………[もっと読む]

[文]松岡瑛理 [掲載]2017年08月22日

保育園を呼ぶ声が聞こえる [著]猪熊弘子、國分功一郎、ブレイディみかこ

保育園を呼ぶ声が聞こえる [著]猪熊弘子、國分功一郎、ブレイディみかこ

 保育行政は待機児童対策に突き進み、子どもの権利や教育が置き去りにされたと、怒りを込めつつ告発する鼎談。  ジャーナリストで研究者の猪熊は豊富な知見で、有資格の保育士がいない保育所が認可され、自治体が関与できない保育所に………[もっと読む]

[文]杉山 春 [掲載]2017年08月22日

女と男の品格。 [著]伊集院静

女と男の品格。 [著]伊集院静

「週刊文春」に連載中の人生相談「悩むが花」をまとめた一冊。10代から80代までの幅広い読者から寄せられた悩みや質問に対し、作家の立場を踏まえた絶妙な切り口で応じていて、著者と読者の年齢差とは無関係に興味深く読み進められる………[もっと読む]

[文]村上玄一 [掲載]2017年08月22日

人の数だけ物語がある。-ザ・ゴールデンヒストリー 朗読CDブック [編]文化放送「大竹まこと ゴールデンラジオ!」

人の数だけ物語がある。-ザ・ゴールデンヒストリー 朗読CDブック [編]文化放送「大竹まこと ゴールデンラジオ!」

 大竹まことがパーソナリティーを務めるラジオ番組内の一コーナーの書籍化だ。放送時間は約5分。男手一つで育ててくれた父の背中を見て、ピンセット工場を継いだ鈴木正弘さん。交通事故による寝たきり生活を経て、車椅子ラグビー日本代………[もっと読む]

[文]朝山 実 [掲載]2017年08月01日

スナック研究序説 日本の夜の公共圏 [編著]谷口功一、スナック研究会

スナック研究序説 日本の夜の公共圏 [編著]谷口功一、スナック研究会

 なぜ、スナックは潰れないのか。うまい飯があるわけでも、絶世の美女がいるわけでもない。知っているようで実は全く知らないスナックを日本でおそらく初めて学術的に論じた一冊だ。  スナックごときと甘く見てはいけない。著者には有………[もっと読む]

[文]栗下直也 [掲載]2017年08月01日

ジュリエットのいない夜 [著]鴻上尚史

ジュリエットのいない夜 [著]鴻上尚史

 劇作家・演出家である著者の新作は、シェイクスピア作『ロミオとジュリエット』に長年、焦がれ続けた末に書かれた二つの中編小説だ。  どちらも演出家の男性が主人公。1本目「ロミオとロザライン」は、ロミオがジュリエットに会う前………[もっと読む]

[文]相原 透 [掲載]2017年08月01日

東大卒貧困ワーカー [著]中沢彰吾

東大卒貧困ワーカー [著]中沢彰吾

 就職氷河期も今は昔。新卒採用は売り手市場で、有効求人倍率はバブル期をしのぐ。だが、本当に好況なのか。統計では見えない市場の歪みを本書は炙り出す。  著者は親の介護のためにテレビ局を辞め、多くの労働現場で非正規社員として………[もっと読む]

[文]栗下直也 [掲載]2017年07月25日

情熱大陸への執拗な情熱 [著]宮川サトシ

情熱大陸への執拗な情熱 [著]宮川サトシ

 著者は喪の1年を綴った『母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。』のエッセイ漫画家。熱心に見続けてきたテレビ番組「情熱大陸」にある日、同級生が出演しているのを目にして身もだえする。嫉妬だ。  ビールを飲むときは番組………[もっと読む]

[文]朝山実 [掲載]2017年07月25日

のらもじ―まちに出よう もじを探そう [著]下浜臨太郎、西村斉輝、若岡伸也

のらもじ―まちに出よう もじを探そう [著]下浜臨太郎、西村斉輝、若岡伸也

「のらもじ」とは何か? それは街なかにひっそりとある看板文字のこと。古くからある喫茶店や理容室などの看板に用いられた愛嬌のある文字を収集し、それをもとに五十音の「字体」を創作する。これが「のらもじ発見プロジェクト」である………[もっと読む]

[文]石原さくら [掲載]2017年07月25日

みすゞと雅輔 [著]松本侑子

みすゞと雅輔 [著]松本侑子

 詩人金子みすゞ(1903~30)の生涯を劇団若草の創始者である弟・上山雅輔の目を通して描いた伝記小説である。著者は雅輔の70年分の日記と回想録を読み込んで執筆した。  大正デモクラシーを背景に「こだまでしょうか」「私と………[もっと読む]

[文]相原透 [掲載]2017年07月18日

ご本、出しときますね? [編]BSジャパン/若林正恭

ご本、出しときますね? [編]BSジャパン/若林正恭

 芸人・若林正恭が司会進行を務めるテレビ番組の書籍版。毎回2名の作家がゲストとして登場し、日常生活や仕事のスタイルを語る。  登場するのは人気作家ばかりだが、頻繁に繰り返される話題がある。「嫉妬」だ。対談企画に出ると相手………[もっと読む]

[文]松岡瑛理 [掲載]2017年07月18日

カラー版 東京の森を歩く [著]福嶋司

カラー版 東京の森を歩く [著]福嶋司

 東京の自然の特徴にはじまり、28の公園や山地の森の成り立ちと植生、歩き方までを学者が解説する。  皇居東御苑にあるコナラなどの雑木林は、昭和天皇のご発意により昭和57~60年に計画的に造成されたもの。町田市の雑木林から………[もっと読む]

[文]西條博子 [掲載]2017年07月18日

結婚 [著]末井 昭

結婚 [著]末井 昭

 女装姿でテレビCMに出たこともある名物編集者の著者が、「結婚」を柱に半生を振り返ってゆくエッセイ集だ。W不倫の末に、写真家の神藏美子さんと再婚する際、一つだけ約束させられたことがある。「嘘をつかない」。前の結婚では複数………[もっと読む]

[文]朝山 実 [掲載]2017年07月11日

できる人の「京都」術 [著]柏井 壽

できる人の「京都」術 [著]柏井 壽

 京都に65年近く住む作家が、行くべき場所や食事の店、近隣都市を含めた宿事情など古都の愉しみ方を提案する。  霊峰比叡山がもっとも美しく見えるのは、北大路橋を南に下った出雲路橋付近であること。拝殿の奥に外宮、内宮が建ち、………[もっと読む]

[文]西條博子 [掲載]2017年07月11日

路地の子 [著]上原善広

路地の子 [著]上原善広

 大阪の同和地区で食肉卸を営みながら成り上がった男の評伝だ。勝ち気で短気で猪突猛進。筋が通ってなければ、刃物を持ってヤクザにも立ち向かう。登場人物の息遣いが聞こえ、路地の臭いや色彩まで浮かび上がってくるのは、その男が著者………[もっと読む]

[文]栗下直也 [掲載]2017年07月11日

ここに掲載されている記事や書評などの情報は、原則的に初出時のものです。

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