ニュースの本棚

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朝日新聞・毎週日曜日の読書面に連載。時事的なテーマを理解するためのオススメ本3冊を、各分野の専門家が紹介しています。

バックナンバー:2011年

今年売れた本 鈴木繁が選ぶ本

今年売れた本 鈴木繁が選ぶ本

■もむだけでニャンとかなる?  今年の1位は、ふくらはぎをもむ本。あれ? 確か去年から「もめ」といわれていたのではと調べると、はたして2013年夏の刊行だ。(2)も同年10月の発売で、(4)、(5)、(9)も1刷は13………[もっと読む]

[掲載]2014年12月28日

感染症と社会 武田徹さんが選ぶ本

感染症と社会 武田徹さんが選ぶ本

■貧しさの病、先進国の責任  2014年を示す漢字は「税」に決まったが、「染」はどうかと思っていた。増「税」は先送りされたが、感染症はまさに当たり年だったのだから。  関東地方でデング熱の国内感染が約70年ぶりに発生。………[もっと読む]

[掲載]2014年12月21日

モディアノの世界 堀江敏幸さんが選ぶ本

モディアノの世界 堀江敏幸さんが選ぶ本

■自身の内部の沈黙を描く  去る十二月七日、今年のノーベル文学賞を受賞したパトリック・モディアノが、ストックホルムで短い講演を行った。この作家が人前で話すときに見せる極度のためらいを知っているフランスの読者は、当人以上………[もっと読む]

[文]堀江敏幸(作家) [掲載]2014年12月14日

赤瀬川原平の目 藤森照信さんが選ぶ本

赤瀬川原平の目 藤森照信さんが選ぶ本

■目玉でザラリと触るように  10月26日の朝、赤瀬川さんが消えた。この世から家出した。もう帰ってこないから、こちらから会いに行くしかない。  多くの活動をしたが、肩書を「作家・画家」と書かれると「画家・作家」と直して………[もっと読む]

[掲載]2014年12月07日

解散の戦後史 御厨貴さんが選ぶ本

解散の戦後史 御厨貴さんが選ぶ本

■包括的支持か個々の争点か  衆議院の解散・総選挙は、まさに政局の華である。ただその結果については、政局のただ中にある時と歴史になってからでは評価が異なることも多い。ここでは戦後史における解散劇の意味を考えてみたい。 ………[もっと読む]

[掲載]2014年11月30日

宇沢弘文の世界 諸富徹さんが選ぶ本

宇沢弘文の世界 諸富徹さんが選ぶ本

■社会問題解決する経済学  経済学を超えて様々な学問分野に広範な影響を与えてきた経済学者の宇沢弘文さんが、今年9月に亡くなった。彼の仕事が多くの人々の共感を呼ぶのは、なぜだろうか。それは彼が、経済学を超えて正義と公平性………[もっと読む]

[掲載]2014年11月23日

アイドルが書いた・語った本  濱野智史さんが選ぶ本

アイドルが書いた・語った本  濱野智史さんが選ぶ本

■偶像からリアルな具体像へ  アイドルはメディアが作り出す存在である。それゆえに、メディア環境の変化を鋭敏に映し出す鏡のような存在でもある。  もともとアイドルが出てきた背景には、テレビというメディアの台頭があった。例………[もっと読む]

[掲載]2014年11月16日

有吉佐和子の世界 橋本治さんが選ぶ本

有吉佐和子の世界 橋本治さんが選ぶ本

■ 「おかあさん」と呼ぶ声  最近では自分の母親を「嫌い」だと言う娘が増えて来て「母と娘の厄介な関係」が新しい問題として浮上したようにも思われているが、有吉佐和子はそんなものを五十年前から書いていて、その当時にベストセ………[もっと読む]

[掲載]2014年11月09日

坂本義和の平和論 酒井哲哉が選ぶ本

坂本義和の平和論 酒井哲哉が選ぶ本

■リアリズム踏まえた理想主義  坂本義和は論壇における理想主義的国際政治論の雄として名高い。軍縮と平和を説き、現実主義者と激しい論争を繰り広げた坂本は、戦後日本の平和論の象徴的存在と通常は理解されている。10月7日付の………[もっと読む]

[掲載]2014年11月02日

山口淑子とは誰か 石飛徳樹が選ぶ本

山口淑子とは誰か 石飛徳樹が選ぶ本

■女優としての評価の難しさ  私は普段、映画の記事を書いている記者だが、文化記者の最も重要な仕事は、その道の偉人が亡くなった時に過不足なく業績を評価し、歴史の中に位置づけることだと考えている。  その意味で、9月7日に………[もっと読む]

[掲載]2014年10月26日

ギャンブルを読む 鈴木繁が選ぶ本

ギャンブルを読む 鈴木繁が選ぶ本

■統治者が推進する時代に  昨今のカジノ解禁法案をめぐる攻防は、わが国の長いギャンブルの歴史で、かつてなかった事態となっている。  8日の参院予算委員会で共産党の大門実紀史氏は、カジノ推進派の安倍首相に「賭博の禁止は持………[もっと読む]

[掲載]2014年10月19日

稲葉真弓の世界 松永美穂さんが選ぶ本

稲葉真弓の世界 松永美穂さんが選ぶ本

■個の生を大きな時間の中に  ある文学関係の集まりで、稲葉さんにお会いしたことがある。季節は冬、アニマル柄のすてきなブーツを履いておられて、近くの席に座ったときに、思わず「それ、いいですね」と声をかけてしまった。「いろ………[もっと読む]

[掲載]2014年10月12日

木田元さんと原爆 三浦雅士さんが選ぶ本

木田元さんと原爆 三浦雅士さんが選ぶ本

■「西洋的理性の極限」を目撃  八月十六日、哲学者の木田元さんが亡くなった。享年八十五。  木田さんは広島に投下された原爆を目撃している。江田島海軍兵学校一年、十六歳。一九四五年八月六日午前八時、水泳の訓練で海岸にいた………[もっと読む]

[掲載]2014年10月05日

スコットランドという国 小林章夫さんが選ぶ本

スコットランドという国 小林章夫さんが選ぶ本

■〈実〉の世界をつくる人びと  スコットランドが連合王国イギリスから独立するというニュースが、このところ大きく取り上げられてきた。国民投票の結果、独立反対が勝利したが、そこに至る過程でこの国をめぐってさまざまな話題が語………[もっと読む]

[掲載]2014年09月28日

家事の論争史 水無田気流さんが選ぶ本

家事の論争史 水無田気流さんが選ぶ本

■いかに評価し誰が担うのか  先ごろ、「家事ハラ」という言葉がちょっとした話題となった。共働きが多数派となった昨今、家事を手伝う夫の参加意欲を、「妻の心ないダメ出し」が損なっている……という文脈で、ヘーベルハウス「共働………[もっと読む]

[掲載]2014年09月21日

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