コミック

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読書面に連載中。ササキバラ・ゴウさん、南信長さん、山脇麻生さんがリレー連載。

バックナンバー:2011年2010年2009年2008年2007年2006年

僕と君の大切な話(1) [作]ろびこ

僕と君の大切な話(1) [作]ろびこ

■2人の絶妙な掛け合い、もはや漫才級  ぱらっとページをめくると、一見シリアスなラブストーリーの少女まんがにも見える。が、何かが違う。読んでみると、冒頭からちっとも場面が変わらない。収められた6話はどれも基本的に、同じ………[もっと読む]

[文]ササキバラ・ゴウ(まんが編集者) [掲載]2016年04月10日

惑わない星(1) [作]石川雅之

惑わない星(1) [作]石川雅之

■惑星を擬人化し生きる意味問う  菌を擬人化した『もやしもん』で知られる作者が、今度は惑星を擬人化した。といっても、よくある擬人化萌(も)え系ギャグとは違う、ハードでシュールな哲学的SFだ。  舞台は何百年後かの未来。………[もっと読む]

[文]南信長(マンガ解説者) [掲載]2016年04月03日

民法改正―日本は一夫多妻制になった(1) [作]あかほりさとる [画]竹内桜

民法改正―日本は一夫多妻制になった(1) [作]あかほりさとる [画]竹内桜

■ありえない想定で考える結婚  何かと敏感な世の中だ。もしかすると、タイトルだけを見て「女性を所有物扱いして」と感じる人がいるかもしれない。しかし、一夫多妻イコール夢のような世界の話ではない。本書は、突如制度に巻き込ま………[もっと読む]

[文]山脇麻生(ライター) [掲載]2016年03月20日

みちのくに みちつくる(前・後編) [作]しまたけひと

みちのくに みちつくる(前・後編) [作]しまたけひと

■被災地を活写、自問自答の旅  先日、取材で石巻を訪れた。石ノ森章太郎キャラ像が立ち並ぶ駅前から旧北上川方面へ歩くほどに、津波の爪痕が生々しくなる。少し歩いただけでそうなんだから、被災地の海岸線を辿(たど)って歩けば何………[もっと読む]

[文]南信長(マンガ解説者) [掲載]2016年03月13日

百貨店ワルツ [作]マツオヒロミ

百貨店ワルツ [作]マツオヒロミ

■「美麗」な空間に心ときめく  表紙の絵の美しさに、はっと目を奪われる。手に取って中を開くと、どこかレトロ調の絢爛(けんらん)たる美人画の世界が、114ページにわたってオールカラーで繰り広げられる。まんがとイラストがい………[もっと読む]

[文]ササキバラ・ゴウ(まんが編集者) [掲載]2016年03月06日

タカコさん(1) [作]新久千映

タカコさん(1) [作]新久千映

■あふれる音、“聞く耳”持つ力  紙のマンガから音は出ない。が、本作を読めばマンガが音を表現するのに実は適したメディアであることがわかるだろう。  タカコさんは〈人よりちょっと耳がいい〉。勤め先のレストランでは、ほかの………[もっと読む]

[文]南信長(マンガ解説者) [掲載]2016年02月21日

カルト村で生まれました。 [作]高田かや

カルト村で生まれました。 [作]高田かや

■実体験元に描く内側の世界  外から見ればカルトの村だが、中から見れば農業を基盤としたコミューン。そんな共同体の中で生まれ、19歳までそこで過ごした著者によるコミックエッセー。絵柄はほっこりだが、綴(つづ)られている特………[もっと読む]

[文]山脇麻生(ライター) [掲載]2016年02月14日

クミカのミカク(1) [作]小野中彰大

クミカのミカク(1) [作]小野中彰大

■“外星人”、地球食のお味は?  今や一大人気ジャンルとなった食マンガ。扱う料理や設定の多様化・細分化が進み、新奇な作品が続々と登場している。  本作もそんな食マンガ界のニューカマーだ。舞台は、外国人ならぬ〈外星人〉が………[もっと読む]

[文]南信長(マンガ解説者) [掲載]2016年02月07日

働かないよ!ロキ先輩(1) [作]柳ゆき助

働かないよ!ロキ先輩(1) [作]柳ゆき助

■ありえないけどありえる現実  一流企業とは名ばかりで過酷に働かされるブラックな職場にいた主人公。落後者となることにおびえ、会社に適応しようと仕事に邁進(まいしん)したあげく体を壊して入院し、解雇され路頭に迷う場面から………[もっと読む]

[文]ササキバラ・ゴウ(まんが編集者) [掲載]2016年01月24日

木根さんの1人でキネマ(1) [作]アサイ

木根さんの1人でキネマ(1) [作]アサイ

■映画オタクの過剰な愛情  映画は基本的に1人で映画館で見る。「日本中が泣いた」映画で泣けない。『スター・ウォーズ』の新作が楽しみすぎて事前情報を遮断した。そういう人なら共感必至なのが本作だ。  主人公・木根さんは30………[もっと読む]

[文]南信長(マンガ解説者) [掲載]2016年01月17日

レベレーション(啓示)(1) [作]山岸凉子

レベレーション(啓示)(1) [作]山岸凉子

■決定と行動 新鮮なジャンヌ  いきなり会社を辞めて「ワインを作る」と渡仏したり、「海外で仕事をしたい」とスカイプ面接を受け、住む所も決めずに渡米した知人がいる。彼らの意思決定の速さと行動力は見ていて眩(まぶ)しい限り………[もっと読む]

[文]山脇麻生(ライター) [掲載]2016年01月10日

ずっと独身でいるつもり? [著]おかざき真里 [原案]雨宮まみ

ずっと独身でいるつもり? [著]おかざき真里 [原案]雨宮まみ

■“結婚=幸せ”の荒野に生きる  人間は結婚して子供ができて一人前という価値観はいまだ根強い。そこから外れた者には有形無形の圧力がふりかかる。なかでも30代半ばの女性が味わう圧迫感は相当なものだろう。男は仕事ができれば………[もっと読む]

[文]南信長(マンガ解説者) [掲載]2015年12月20日

鬼さん、どちら [作]有永イネ

鬼さん、どちら [作]有永イネ

■「気づかい」は親しさか敬遠か  もし世の中に、鬼のようなツノの生えている人がいたら? 突然そんな「病気」が流行してしまった世界を舞台に、さまざまな人物の日常のドラマを描いた連作集だ。  鬼扱いされるかわいそうな人を、………[もっと読む]

[文]ササキバラ・ゴウ(まんが編集者) [掲載]2015年12月13日

ど根性ガエルの娘(1) [作]大月悠祐子

ど根性ガエルの娘(1) [作]大月悠祐子

■“消えた漫画家”の壮絶人生  往年の大ヒット作『ど根性ガエル』。作品そのものを見たことがない人でも「平面ガエルのピョン吉」はご存じだろう。今でもCMなどで見かける国民的人気キャラクターである。  しかし、その作者・吉………[もっと読む]

[文]南信長(マンガ解説者) [掲載]2015年12月06日

緑の罪代 [作]梅サト

緑の罪代 [作]梅サト

■信じ続ける力、広がる透明感  新人作家のデビュー単行本だが、無駄なく走り過ぎない構成で読ませる短編のお手本のような作品集だった。収められているのは4編+おまけ1編。  表題作『緑の罪代』に登場するのは、美しい庭を手入………[もっと読む]

[文]山脇麻生(ライター) [掲載]2015年11月22日

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