話題の新刊(週刊朝日)

話題の新刊(週刊朝日)

話題の新刊(週刊朝日)

週刊朝日の新刊案内コーナー。幅広いジャンルから、話題の本をピックアップして紹介しています。

バックナンバー:2011年

売春島 [著]高木瑞穂

売春島 [著]高木瑞穂

 島民のほぼ全員が売春の恩恵を受け生活していた島がある。耳を疑うような話だが、存在するのだ。三重県志摩市の離島、渡鹿野島だ。  「客は全島民に監視されている」「内偵中の警察官が置屋のマスターになった」「実態を暴いた女性ラ………[もっと読む]

[文]栗下直也 [掲載]2017年11月14日

英語の品格 [著]ロッシェル・カップ、大野和基

英語の品格 [著]ロッシェル・カップ、大野和基

 英語はストレートで単純な言葉だと認識している日本人が多いが、それは間違いだと経営コンサルタントと国際ジャーナリストの著者らは語る。勘違い例として「プリーズをつければ、常に丁寧な言い方になる」「断るときはノーと言えばいい………[もっと読む]

[文]相原 透 [掲載]2017年11月14日

チェ・ゲバラと共に戦ったある日系二世の生涯 [著]マリー前村ウルタード、エクトル・ソラーレス前村 [訳]松枝愛

チェ・ゲバラと共に戦ったある日系二世の生涯 [著]マリー前村ウルタード、エクトル・ソラーレス前村 [訳]松枝愛

 公開中の映画「エルネスト」原案。革命家チェ・ゲバラとともに闘い、1967年、25歳という若さでボリビアで殺害されたフレディ前村。本書は実の姉と甥がまとめた、彼のライフヒストリーだ。初期移民者であった日本人の父とボリビア………[もっと読む]

[文]松岡瑛理 [掲載]2017年11月14日

女系図でみる驚きの日本史 [著]大塚ひかり

女系図でみる驚きの日本史 [著]大塚ひかり

 母親が誰かに注目して系図をたどると歴史の見方が変わることを教えてくれる一冊だ。  例えば平家は壇ノ浦で男系は途絶えたが、平家から嫁いだ娘たちの系図を見ると、今上天皇に辿り着く。蘇我氏も中大兄皇子に滅ぼされたとされている………[もっと読む]

[文]栗下直也 [掲載]2017年11月07日

銀河鉄道の父 [著]門井慶喜

銀河鉄道の父 [著]門井慶喜

 この小説に描かれた宮沢賢治はごく普通の青年で、そこがとても新鮮である。  生き生きとした等身大の賢治像が立ち現れたのは、父である政次郎の視点から描くという構造によるところも大きい。この父がじつに偉大だ。賢治は家業の質屋………[もっと読む]

[文]石原さくら [掲載]2017年11月07日

歩くだけで不調が消える―歩行禅のすすめ [著]塩沼亮潤

歩くだけで不調が消える―歩行禅のすすめ [著]塩沼亮潤

 1968年生まれの著者は、奈良県の吉野山金峯山寺で出家得度し、99年に金峯山寺1300年の歴史で2人しか満行していない大峯千日回峰行を達成した大阿闍梨である。大峯千日回峰行とは、48キロの険しい山中を1日16時間かけて………[もっと読む]

[文]大蓮凛 [掲載]2017年11月07日

灯台はそそる [著]不動まゆう

灯台はそそる [著]不動まゆう

 「歴女」や「山ガール」のように、「灯台女子」を名乗る著者が綴る“灯台愛”に満ちた一冊。巻頭カラーページにある国内外の著名な灯台26基の写真が美しい。  第1章ではアクセスが良く初心者でも楽しめる北海道から沖縄までの灯台………[もっと読む]

[文]相原透 [掲載]2017年10月31日

樹木たちの知られざる生活 森林管理官が聴いた森の声 [著]ペーター・ヴォールレーベン [訳]長谷川圭

樹木たちの知られざる生活 森林管理官が聴いた森の声 [著]ペーター・ヴォールレーベン [訳]長谷川圭

 ドイツの州の営林署で部局長まで務めたものの、行政官として森林を保護することに限界を感じた著者。フリーランスの営林者になり、樹木の驚くべき生態を綴った。  野生の樹木は、100歳前後でも鉛筆ほどの太さで、人間程度の高さし………[もっと読む]

[文]西條博子 [掲載]2017年10月31日

エマニュエル・マクロン フランスが生んだ革命児 [著]伴野文夫

エマニュエル・マクロン フランスが生んだ革命児 [著]伴野文夫

 2017年5月、決選投票で極右・国民戦線のルペン氏を破り、フランス史上最年少の大統領として脚光を浴びたマクロン氏。元NHK国際経済担当解説委員の著者は、16年にユーロ関連の著書を出版した時点で、すでに同氏の台頭を的中さ………[もっと読む]

[文]前田伸也 [掲載]2017年10月31日

きょうの日は、さようなら [著]石田香織

きょうの日は、さようなら [著]石田香織

 会ってすぐ名前がまぎらわしいと、キョウスケはキョウコを「二号」と呼ぶ。美男の兄と角張った顔の妹。親の再婚で家族となった二人の物語。  幼くして実母と死別した妹は継母スミレを慕うのだが、スミレは借金を抱えて失踪し、父と離………[もっと読む]

[文]朝山実 [掲載]2017年10月24日

文豪の女遍歴 [著]小谷野敦

文豪の女遍歴 [著]小谷野敦

 近代の作家60人程度の異性関係を記している。教科書で親しんだ「文豪」の下半身のだらしなさを浮き彫りにする。  島崎藤村は姪を妊娠させ、海外に高飛びし、芥川龍之介は関係を持った女性にまとわりつかれ精神を病んでいく。倉田百………[もっと読む]

[文]栗下直也 [掲載]2017年10月24日

寂しい生活 [著]稲垣えみ子

寂しい生活 [著]稲垣えみ子

 アフロヘアで知られる元朝日新聞記者が、自身の「使わない生活」を綴ったエッセイだ。東日本大震災をきっかけに「個人的脱原発計画」に挑戦し始めた著者。家中のプラグをすべて抜き、現代の暮らしに不可欠と考えられるテレビ、冷暖房、………[もっと読む]

[文]松岡瑛理 [掲載]2017年10月24日

日本男子♂余れるところ [著]高橋秀実

日本男子♂余れるところ [著]高橋秀実

 全編を通じて、これほどこの二文字が頻出する本は珍しいだろう。「男根」。日本の神話からキリスト教まで歴史を遡り、男女に性生活のインタビューも重ねる。 「大きいことはいいことだ」の20世紀史観の象徴とも言える男根だが、『古………[もっと読む]

[文]栗下直也 [掲載]2017年10月17日

おクジラさま―ふたつの正義の物語 [著]佐々木芽生

おクジラさま―ふたつの正義の物語 [著]佐々木芽生

 表紙は軽妙、中身は骨太な同名映画の舞台裏ノンフィクション。  紀伊半島南端近くの小さな漁師町が世界に知られるようになったのは、映画「ザ・コーヴ」から。イルカの追い込み漁を行う和歌山県太地町に、野蛮だ、やめろ、と押し寄せ………[もっと読む]

[文]朝山 実 [掲載]2017年10月17日

中原中也―沈黙の音楽 [著]佐々木幹郎

中原中也―沈黙の音楽 [著]佐々木幹郎

「中原中也はいったいどこにいるのだ?」──著者は中也の詩集『山羊の歌』の校正刷本のことから語り始める。中也は推敲に推敲を重ねた詩人。彼の完成作品だけを見るのではなく、詩ができるまでの過程を追うことで中也の再発見を試みたの………[もっと読む]

[文]石原さくら [掲載]2017年10月17日

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