話題の新刊(週刊朝日)

話題の新刊(週刊朝日)

話題の新刊(週刊朝日)

週刊朝日の新刊案内コーナー。幅広いジャンルから、話題の本をピックアップして紹介しています。

バックナンバー:2011年

役者は下手なほうがいい [著]竹中直人

役者は下手なほうがいい [著]竹中直人

 俳優、映画監督、ミュージシャンなどとして、ジャンルの壁を飛び越えて活躍する著者の自伝的エッセイ。  内向的で自分にまったく自信がなく、コンプレックスの塊だった少年時代。映画を夢中で観て、仲間と8ミリ映画を作っていた学生………[もっと読む]

[文]相原透 [掲載]2017年05月16日

閉じこめられた僕―難病ALSが教えてくれた生きる勇気 [著]藤元健二

閉じこめられた僕―難病ALSが教えてくれた生きる勇気 [著]藤元健二

 会社員だった著者は48歳のとき、手が震えだす。その後、好物のうどんを食べるのに悪戦苦闘するくだりが闘病記にしては驚くほどコミカルだ。  初めの頃は、手にけがをしたふりをして店員に割り箸を割ってもらう。数日後、うどんが滑………[もっと読む]

[文]朝山実 [掲載]2017年05月16日

グローバル・ジャーナリズム―国際スクープの舞台裏 [著]澤康臣

グローバル・ジャーナリズム―国際スクープの舞台裏 [著]澤康臣

 組織も国も異なる記者たちが連携する調査報道「グローバル・ジャーナリズム」が広がっているという。記者同士の連帯が巨悪を追い詰める光景は痛快だ。  アゼルバイジャンでは携帯電話会社に絡んだ大統領一家に流れ込む謎の金脈を現地………[もっと読む]

[文]栗下直也 [掲載]2017年05月16日

貧困と地域 [著]白波瀬達也

貧困と地域 [著]白波瀬達也

 大阪・西成で長年、調査や支援活動に携わる社会学者が、あいりん地区が抱える「貧困」問題の実相をまとめた。  高度経済成長期以降、日雇い労働者や生活困窮者を数多く受け入れてきたことで知られるあいりん地区。近年は住人の高齢化………[もっと読む]

[文]松岡瑛理 [掲載]2017年05月08日

星をつける女 [著]原 宏一

星をつける女 [著]原 宏一

 高級店での食事、私は本当に味わうことができているのだろうか? 実は雰囲気にのまれているだけかも……? そんなことを反省させられた本書。食にまつわる小説である。  主人公の紗英は「牧村紗英イート&リサーチ」の経営者。相棒………[もっと読む]

[文]石原さくら [掲載]2017年05月08日

それでもパレスチナに木を植える [著・写真]高橋美香

それでもパレスチナに木を植える [著・写真]高橋美香

 アラビア語を学び、パレスチナに足を運び続ける写真家の、2011年から14年にかけてのヨルダン川西岸地区と東エルサレムの記録。「家族」の家や難民キャンプで暮らした日々をていねいに描く。  イスラエル軍に対する非暴力のデモ………[もっと読む]

[文]西條博子 [掲載]2017年05月08日

宇宙には、だれかいますか? [監]佐藤勝彦 [編]縣秀彦

宇宙には、だれかいますか? [監]佐藤勝彦 [編]縣秀彦

 宇宙における生命の研究を「アストロバイオロジー」と呼ぶ。天文学、生物学、工学など様々な学問が融合した新分野の研究だ。本書では、この新分野の研究を始めているか、興味を持っている研究者18人に、地球外生命体、知的生命体につ………[もっと読む]

[文]すんみ [掲載]2017年04月25日

奨学金が日本を滅ぼす [著]大内裕和

奨学金が日本を滅ぼす [著]大内裕和

 大学生の貧困問題に早くから取り組む教育社会学者が、なぜ今社会で奨学金が問題となっているのかを解説した。  近年、大学生の間で奨学金利用者は急増している。背景には日本社会での雇用体系の揺らぎなどに伴う、親世代の収入低下が………[もっと読む]

[文]松岡瑛理 [掲載]2017年04月25日

ドラがたり のび太系男子と藤子・F・不二雄の時代 [著]稲田豊史

ドラがたり のび太系男子と藤子・F・不二雄の時代 [著]稲田豊史

 ドラえもんと人生を歩み、ライターとしてのエッセンスを学んだと語る著者が、世代論やキャラクター論、藤子・F・不二雄の他の作品との比較など、様々な切り口で『ドラえもん』を考察する。  本書は、作品への礼賛に終わらず、批判の………[もっと読む]

[文]若林良 [掲載]2017年04月25日

実録 水漏れマンション殺人事件 [著]久川涼子

実録 水漏れマンション殺人事件 [著]久川涼子

 管理会社からの電話で、一室を所有するマンションに駆けつけたら……。上階の部屋で殺人事件が発生し、なぜか容疑者が配管を壊したため、他人に貸していた3DKは水浸しになっていた。この日を境に著者の白髪が増えていく。  まんし………[もっと読む]

[文]朝山実 [掲載]2017年04月18日

文学とワイン [著]山内宏泰

文学とワイン [著]山内宏泰

 銀座のワインバー「エノテカ・ミレ」で開催されるトークイベント「文学ワイン会 本の音夜話」。ワインを飲みながら、作家による文学と作品にまつわるお酒についてのトークを楽しむ会だ。  本書は過去に開催された、西川美和、平野啓………[もっと読む]

[文]太田サトル [掲載]2017年04月18日

歌集―人魚 [著]染野太朗

歌集―人魚 [著]染野太朗

 ひんやりと濡れたような手触り。この歌集を覆う印象だ。表紙を開くと見返し部分の紙が、その印象と同様に冷たく手に吸いつく。 《プールにてすこし冷えたる生徒らの瞼まぶたに蝶がとまって》  教師として生徒を見つめる歌がたびたび………[もっと読む]

[文]後藤明日香 [掲載]2017年04月18日

教養としての「世界史」の読み方 [著]本村凌二

教養としての「世界史」の読み方 [著]本村凌二

 古代ローマ史研究者による、教科書では語られない歴史の裏側、エンターテインメント性を凝縮した一冊。  例えば、イエスが磔になった紀元30年頃はローマの人口のわずか1%に満たなかったキリスト教徒が230年頃に急増したのは、………[もっと読む]

[文]福永奈津美 [掲載]2017年04月11日

野村證券 第2事業法人部 [著]横尾宣政

野村證券 第2事業法人部 [著]横尾宣政

 著者は野村證券出身で、オリンパスの粉飾決算事件の指南役とされて実刑判決を受け、上告中の身だ。  粉飾と聞くと、枠組みは専門家でもなければ理解できない印象だが、本書を読むと会計知識がなくても検察の出鱈目さを認識せざるをえ………[もっと読む]

[文]栗下直也 [掲載]2017年04月11日

裁判の非情と人情 [著]原田國男

裁判の非情と人情 [著]原田國男

 有罪率99%といわれる日本の刑事裁判で、20件余りの「逆転無罪判決」を出した元東京高裁判事の随想集だ。  公判の冒頭、被告人の本籍や住居を確認する手続きがある。著者は、よく本籍地への行き方を尋ねた。郷里を出てからの人生………[もっと読む]

[文]朝山実 [掲載]2017年04月11日

ここに掲載されている記事や書評などの情報は、原則的に初出時のものです。

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