ニュースの本棚

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朝日新聞・毎週日曜日の読書面に連載。時事的なテーマを理解するためのオススメ本3冊を、各分野の専門家が紹介しています。

バックナンバー:2011年

ヘイトスピーチ 明戸隆浩さんが選ぶ本

ヘイトスピーチ 明戸隆浩さんが選ぶ本

■「規制か自由か」を越えて    あなたはヘイトスピーチを法律で規制するべきだと思いますか?——最近、さまざまなメディアで目にするようになった問いだ。しかし、ヘイトスピーチという言葉がメディアに頻繁に登場するようになっ………[もっと読む]

[文]明戸隆浩(社会学者) [掲載]2014年09月14日

本に偶然出会える場は、今 木村俊介さんが選ぶ本

本に偶然出会える場は、今 木村俊介さんが選ぶ本

■「本屋さん」を語る    書店の経営難を語る報道や書籍。品揃(しなぞろ)えが独特な「町の本屋さん」を特集する雑誌。書店が話題になる機会が多い。ネット書店の台頭もあり、一般的な店の存続が難しい時代になった。 ■棚づくり………[もっと読む]

[文]木村俊介(インタビュアー) [掲載]2014年09月07日

宝塚歌劇100年 渡辺裕さんが選ぶ本

宝塚歌劇100年 渡辺裕さんが選ぶ本

■近代化に果たした役割  今年で創立100年を迎えた宝塚歌劇だが、近年研究書が続々出版されている。宝塚というと好事家的関心が先行し、正統的な研究対象になりにくかった状況が、ここ十数年で一変した。とりわけ歴史研究を通じて………[もっと読む]

[掲載]2014年08月31日

「有り難い」から「有り過ぎ」へ 高田里惠子さんが選ぶ本

「有り難い」から「有り過ぎ」へ 高田里惠子さんが選ぶ本

■博士の社会史  西洋の喜劇的類型の一つに「うっかり博士」あるいは「うっかり教授」と呼ばれるものがある。うっかり下書きの博士論文を提出してしまうことでは、もちろんない。天才的学者なのに、いや、そうであるからこそ、研究に………[もっと読む]

[文]高田里惠子(桃山学院大教授・ドイツ文学) [掲載]2014年08月24日

シェークスピアと日本人 河合祥一郎さんが選ぶ本

シェークスピアと日本人 河合祥一郎さんが選ぶ本

■英国だけのものではない  太宰治の「新ハムレット」の前半、パリに出発する兄レヤチーズが妹のオフィリヤに「音信をしろよ」と言ったあとのやりとりが面白い。  オフ「すまいとばし思うて?」  レヤ「なんだい、それあ。へんな………[もっと読む]

[文]河合祥一郎(東京大学教授・シェークスピア研究) [掲載]2014年08月17日

中野重治の戦後 鶴見太郎さんが選ぶ本

中野重治の戦後 鶴見太郎さんが選ぶ本

■過去を現在にどう生かすか  まもなく戦後69年を迎える現在、現代史で参照するに足る思想とは、果たしてどのくらいあるだろうか。  少なくともその指標のひとつに、戦中戦後という激変の時期、自身の体験を核に、自分なりの思考………[もっと読む]

[文]鶴見太郎 (早稲田大学教授・日本近現代史) [掲載]2014年08月10日

震災とマンガ 南信長さんが選ぶ本

震災とマンガ 南信長さんが選ぶ本

■一歩引いた視点に宿る底力  喉元(のどもと)過ぎれば何とやらとばかりに、安倍政権は原発再稼働に向けて勇ましく動き出した。しかし、あの震災と原発事故が、現在進行形の災害として今なお多くの人々の生活を圧迫していることを私………[もっと読む]

[掲載]2014年08月03日

ダニエル・キイス 香山リカさんが選ぶ本

ダニエル・キイス 香山リカさんが選ぶ本

■「私さがし」の潮流のなかで  ダニエル・キイスがこの6月に亡くなった。『アルジャーノンに花束を』で知られるSF作家だが、ノンフィクションライターとしての代表作は、実在の解離性同一性障害者を描いた『24人のビリー・ミリ………[もっと読む]

[文]香山リカ(精神科医) [掲載]2014年07月27日

ビットコインとお金 山形浩生さんが選ぶ本

ビットコインとお金 山形浩生さんが選ぶ本

■希少性が引き起こす問題  昨年あたりから、ビットコインなるものが話題にのぼる。何やらインターネット上の電子マネーの一種らしい。ここ数年で急激に価値があがったとか。でも取引所がサイバー攻撃で破綻(はたん)したともきく。………[もっと読む]

[掲載]2014年07月20日

ダークな旅へ 鈴木繁が選ぶ本

ダークな旅へ 鈴木繁が選ぶ本

■死者を想起し対話する  大規模な破壊の傷跡、災厄に見舞われた集落、大量殺害の現場……人類史のダークサイドを訪ね、考える本が増えている。  こうした旅行は「ダークツーリズム」と呼ばれる。日本で広めたのは、東浩紀らがまと………[もっと読む]

[掲載]2014年07月13日

「花子とアン」の世界 鴻巣友季子さんが選ぶ本

「花子とアン」の世界 鴻巣友季子さんが選ぶ本

■文学好きの心をくすぐる  わたしの知るかぎり、翻訳家や作家には、村岡花子翻訳の『赤毛のアン』が外国文学への扉を開いた、読書体験の原点と言う人が多く、今、NHKの連続テレビ小説「花子とアン」は周りで大変な話題だ。  原………[もっと読む]

[掲載]2014年07月06日

サッカーを読む 万城目学さんが選ぶ本

サッカーを読む 万城目学さんが選ぶ本

■勝者のメンタリティーとは  私はサッカーが好きである。  その理由は、もちろんテレビで純粋に試合を見るのが楽しいというのがいちばんにあるが、そのほかに、活字にしてもう一度おさらいする楽しみも存外に大きいと思う。  自………[もっと読む]

[掲載]2014年06月29日

沖縄戦の記憶 北村毅さんが選ぶ本

沖縄戦の記憶 北村毅さんが選ぶ本

■体験の「根」をたぐり寄せる  明日は、沖縄の「慰霊の日」である。69年前、沖縄では住民を巻き込んだ地上戦が展開された。アジア太平洋戦争中、近代兵器で立ち向かってくる敵兵相手に民間人が竹槍(たけやり)を振らされ、自爆攻………[もっと読む]

[掲載]2014年06月22日

捕鯨の現在 川端裕人さんが選ぶ本

捕鯨の現在 川端裕人さんが選ぶ本

■「科学」と「食文化」の間で  3月、国際司法裁判所は、05年から行われている日本の第2期南極海調査捕鯨の中止を命じた。科学性を否定しての判決だが、報道では「食文化の危機」を訴える論調も多かった。捕鯨をめぐっては、科学………[もっと読む]

[掲載]2014年06月15日

渡辺淳一の世界 林真理子 さんが選ぶ本

渡辺淳一の世界 林真理子 さんが選ぶ本

■女性への賛美と畏れを追求  渡辺淳一さんが亡くなった。その死が出版界に与えた衝撃ははかりしれないものがある。  つい最近朝日新聞の紙上で、子どもの質問に答える形で「文豪とは何か」というコラムが載った。それによると「時………[もっと読む]

[掲載]2014年06月08日

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