新書の小径(週刊朝日)

新書の小径(週刊朝日)

新書の小径(週刊朝日)

週刊朝日に連載されている、話題の新書を取り上げたコラム。執筆者は青木るえかさん。

バックナンバー:2011年

蔵書の苦しみ [著]岡崎武志

蔵書の苦しみ [著]岡崎武志

■読書家は゛いい意味゛の言葉じゃない  苦しみったってオマエ、糖尿とか結核とか痔とかの苦しみじゃないだろう。いや痔だって、辛いもの食べ過ぎとか自分の放埒な生活による報いの場合があるわけだが、蔵書の苦しみって、好きで買い………[もっと読む]

[文]青木るえか [掲載]2013年10月11日

真珠の世界史 [著]山田篤美

真珠の世界史 [著]山田篤美

■ミキモトの真珠はやっぱりすごい  真珠が古来そんなに珍重されてきたとは知らなんだ。考えてみれば、ダイヤを掘り出して磨くにはそれなりの設備が必要だが大昔はそんなものはなかっただろうし、真珠は貝をあければ中から光る玉が出………[もっと読む]

[文]青木るえか [掲載]2013年10月04日

間違いだらけの薄毛対策 [著]麻生泰

間違いだらけの薄毛対策 [著]麻生泰

■薄毛は“治療”するしかないのか  経営者新書ってのができたのか。この恥ずかしげもない名前はどうだ。経営者に憧れるおっさんが読むためのものか。日経プレミアシリーズも、なんか企業の部長クラスが好んで手に取るようなつくりに………[もっと読む]

[文]青木るえか [掲載]2013年09月27日

転倒予防―転ばぬ先の杖と知恵 [著]武藤芳照

転倒予防―転ばぬ先の杖と知恵 [著]武藤芳照

■転倒予防は”ぬ・か・づけ”に注意  今年になってすでに三回転んでいる。昔から足元は弱かったが、足首をがくっとやっても、おっとっとで持ち直していたというのに、今ではそのままべちゃっと転んでしまう。「足首がくっ」がコワイ………[もっと読む]

[文]青木るえか [掲載]2013年09月20日

地図と愉しむ 東京歴史散歩 地形篇 [著]竹内正浩

地図と愉しむ 東京歴史散歩 地形篇 [著]竹内正浩

■山と谷のうんちくが愉しい  タイトルに「愉しむ」とあるが、愉しめなかったなあ。いや、内容が薄いとかダメとかいうのではないのです。古図と、現在の地図や写真を並べて、東京の町がどのように変貌したかをわかりやすく紹介してあ………[もっと読む]

[文]青木るえか [掲載]2013年09月13日

バチカン近現代史 ローマ教皇たちの「近代」 との格闘 [著]松本佐保

バチカン近現代史 ローマ教皇たちの「近代」 との格闘 [著]松本佐保

■さすがローマ教皇、人としてモノがちがう!  初めて認識したコンクラーベ(教皇選出)は、ヨハネ・パウロ1世が選出された時のものだ。この時に「決まれば煙突から白い煙が出る。決まらないと黒」とかの知識を得、さらにこの人は見………[もっと読む]

[文]青木るえか [掲載]2013年09月06日

世界の王室うんちく大全 [著]八幡和郎

世界の王室うんちく大全 [著]八幡和郎

■ハンパないオランダ王室の乱れ  こうして世界の王室の姻戚関係とか書いた本書を読んで知ると、「日本の皇室ってのはずいぶんイレギュラーな形のもんなんだな」と思わされます。  ヨーロッパなんか国をまたいで王室が結婚でつなが………[もっと読む]

[文]青木るえか [掲載]2013年08月30日

日本のリーダーには、武器を持つ覚悟はあるのか!? [著]大川豊、佐藤正久

日本のリーダーには、武器を持つ覚悟はあるのか!? [著]大川豊、佐藤正久

■どうした、大川豊!  コレは果たして……。私は大川豊ファンで、大川豊が書くものを愛しているのだが(『誰が新井将敬を殺したか』などホントに面白かった)、それは大川豊のスタンスも同時に愛するということである。大川豊の「泡………[もっと読む]

[文]青木るえか [掲載]2013年08月09日

東京鉄道遺産―「鉄道技術の歴史」をめぐる [著]小野田滋

東京鉄道遺産―「鉄道技術の歴史」をめぐる [著]小野田滋

■新橋が垢抜けない理由  子供の頃、千葉の海に潮干狩りに行ったことがあり、その時に外房線に乗った。両国から乗り込んだのだが、その両国駅の有り様がいまだに頭に焼き付いている。「まるで黒澤明の『生きる』のドブがあふれている………[もっと読む]

[文]青木るえか [掲載]2013年08月02日

反省させると犯罪者になります [著]岡本茂樹

反省させると犯罪者になります [著]岡本茂樹

■反省するヒマがあったら別なことをやれ  このタイトルを見てハッとした。私もそう思ってたからだ。先に書かれた! でも読んでみたら、私が思っていたことと、この人の意見は微妙に違っていた。著者は刑務所の更生支援にも関わる大………[もっと読む]

[文]青木るえか [掲載]2013年07月26日

新・百人一首―近現代短歌ベスト100 [選]岡井隆 馬場あき子 永田和宏 穂村弘

新・百人一首―近現代短歌ベスト100 [選]岡井隆 馬場あき子 永田和宏 穂村弘

■短歌の「びちゃっ」とした生々しさ  前にもこういうことをやってたよなあ。新たに歌集を編むという……『昭和万葉集』だっけ。戦場に行く若者の歌が入ってるのは『きけわだつみのこえ』か。と、いうように歌とはほど遠い生活をして………[もっと読む]

[文]青木るえか [掲載]2013年07月19日

騎手の一分―競馬界の真実 [著]藤田伸二

騎手の一分―競馬界の真実 [著]藤田伸二

■ドスが一閃する迫力  講談社現代新書の表紙は、白地に正方形がひとつ。その正方形の色は赤色や黄色、藤色などかぎりなくある。著者が同じでも色はちがうし、ジャンルが同じでも色はバラバラ。今では色に意味はないんだろうと気にし………[もっと読む]

[文]青木るえか [掲載]2013年07月12日

日本柔道の論点 [著]山口香

日本柔道の論点 [著]山口香

■山口香はスゲエ  グウの音も出ないとはこのことか。女子強化選手の暴力告発問題の時も、この人が出てきて「指導者の、指導という名の暴力」について理路整然と語り、「告発選手が匿名であることへのイチャモン」には静かに、しかし………[もっと読む]

[文]青木るえか [掲載]2013年07月05日

欲望の美術史 [著]宮下規久朗

欲望の美術史 [著]宮下規久朗

■絵の裏側にある人間関係を楽しむ  絵は見りゃわかる。絵なんだから。といっても、大きさに限りのあるキャンバス(なり画仙紙なり壁なり)にすべてを描き尽くすことはできない。宗教画など、無理やり「すべて描いちゃってる」ために………[もっと読む]

[文]青木るえか [掲載]2013年06月28日

ももクロの美学〈わけのわからなさ〉の秘密 [著]安西信一

ももクロの美学〈わけのわからなさ〉の秘密 [著]安西信一

■ももクロがやっぱりわからない  アイドルでもアニメでも、好きになったら、同好の士とそれについての熱く深い話をしたい。論評とか分析とか悪口とか罵倒とか愛の告白とか、いろいろな言い方をするが「とにかく好きなものについて語………[もっと読む]

[文]青木るえか [掲載]2013年06月21日

ここに掲載されている記事や書評などの情報は、原則的に初出時のものです。

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