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読書面に連載中。ササキバラ・ゴウさん、南信長さん、山脇麻生さんがリレー連載。

バックナンバー:2011年2010年2009年2008年2007年2006年

木根さんの1人でキネマ(1) [作]アサイ

木根さんの1人でキネマ(1) [作]アサイ

■映画オタクの過剰な愛情  映画は基本的に1人で映画館で見る。「日本中が泣いた」映画で泣けない。『スター・ウォーズ』の新作が楽しみすぎて事前情報を遮断した。そういう人なら共感必至なのが本作だ。  主人公・木根さんは30………[もっと読む]

[文]南信長(マンガ解説者) [掲載]2016年01月17日

レベレーション(啓示)(1) [作]山岸凉子

レベレーション(啓示)(1) [作]山岸凉子

■決定と行動 新鮮なジャンヌ  いきなり会社を辞めて「ワインを作る」と渡仏したり、「海外で仕事をしたい」とスカイプ面接を受け、住む所も決めずに渡米した知人がいる。彼らの意思決定の速さと行動力は見ていて眩(まぶ)しい限り………[もっと読む]

[文]山脇麻生(ライター) [掲載]2016年01月10日

ずっと独身でいるつもり? [著]おかざき真里 [原案]雨宮まみ

ずっと独身でいるつもり? [著]おかざき真里 [原案]雨宮まみ

■“結婚=幸せ”の荒野に生きる  人間は結婚して子供ができて一人前という価値観はいまだ根強い。そこから外れた者には有形無形の圧力がふりかかる。なかでも30代半ばの女性が味わう圧迫感は相当なものだろう。男は仕事ができれば………[もっと読む]

[文]南信長(マンガ解説者) [掲載]2015年12月20日

鬼さん、どちら [作]有永イネ

鬼さん、どちら [作]有永イネ

■「気づかい」は親しさか敬遠か  もし世の中に、鬼のようなツノの生えている人がいたら? 突然そんな「病気」が流行してしまった世界を舞台に、さまざまな人物の日常のドラマを描いた連作集だ。  鬼扱いされるかわいそうな人を、………[もっと読む]

[文]ササキバラ・ゴウ(まんが編集者) [掲載]2015年12月13日

ど根性ガエルの娘(1) [作]大月悠祐子

ど根性ガエルの娘(1) [作]大月悠祐子

■“消えた漫画家”の壮絶人生  往年の大ヒット作『ど根性ガエル』。作品そのものを見たことがない人でも「平面ガエルのピョン吉」はご存じだろう。今でもCMなどで見かける国民的人気キャラクターである。  しかし、その作者・吉………[もっと読む]

[文]南信長(マンガ解説者) [掲載]2015年12月06日

緑の罪代 [作]梅サト

緑の罪代 [作]梅サト

■信じ続ける力、広がる透明感  新人作家のデビュー単行本だが、無駄なく走り過ぎない構成で読ませる短編のお手本のような作品集だった。収められているのは4編+おまけ1編。  表題作『緑の罪代』に登場するのは、美しい庭を手入………[もっと読む]

[文]山脇麻生(ライター) [掲載]2015年11月22日

恥をかくのが死ぬほど怖いんだ。 [作]サレンダー橋本

恥をかくのが死ぬほど怖いんだ。 [作]サレンダー橋本

■迷走する自意識に抱腹絶倒  表題は、巻頭作「全員くたばれ大学生!〜でも本当はうらやましい〜」の主人公のセリフ。周囲のノリに馴染(なじ)めずトイレに隠れて飯を食う彼は、ジュラ紀にタイムトリップしても〈僕の服…変じゃない………[もっと読む]

[文]南信長(マンガ解説者) [掲載]2015年11月15日

成り行き [作]つげ忠男

成り行き [作]つげ忠男

■時代遅れの男、今を浮き彫り  今の世の中から、自分はズレてしまっているのだろうか。日々の暮らしの中で、そんな思いが積み重なっていく。年をとったせいかもしれない。それにしても、と思う。いったい、いつの間にこんなことにな………[もっと読む]

[文]ササキバラ・ゴウ(まんが編集者) [掲載]2015年11月08日

たよスポ!(1) [作]王嶋環

たよスポ!(1) [作]王嶋環

■新米スポーツ記者、魂熱く  何があっても1面はプロ野球〈大神(だいしん)パンサーズ〉という明快な編集方針が特徴の関西拠点のスポーツ紙〈エブリデースポーツ〉。その新人女性記者の奮闘を描く4コマ連作集である。  主人公・………[もっと読む]

[文]南信長(マンガ解説者) [掲載]2015年11月01日

みちくさ日記 [作]道草晴子

みちくさ日記 [作]道草晴子

■シリアスな現実、軽やかに  勘の鋭い子供だったのだろう。全てを見透かしたような目でじっと人を見る少女にドキリとさせられることがあるが、そんなイメージ。13歳で「ちばてつや賞・優秀新人賞」を受賞、その年で才能の片鱗(へ………[もっと読む]

[文]山脇麻生(ライター) [掲載]2015年10月18日

古都こと ユキチのこと [作]今井大輔

古都こと ユキチのこと [作]今井大輔

■痛い恋の交錯、互いの視点で  同じ作者、同じタイトルで、「ユキチのこと」と「チヒロのこと」の2冊が同時発売されている。ひとつの物語を男女それぞれの視点から描く手法は従来もあったが、異なる出版社の雑誌で連載&単行本化と………[もっと読む]

[文]南信長(マンガ解説者) [掲載]2015年10月11日

百万畳ラビリンス(上・下) [作]たかみち

百万畳ラビリンス(上・下) [作]たかみち

■ゲームの展開で、本格的SF  気がつくとそこは見知らぬ空間だった。果てしない迷宮。いったいここはどこか。どうしたら抜け出せるのか。謎を解き明かすべく主人公たちの探索が始まる……。  よくあるゲーム風の始まり方だ。ちょ………[もっと読む]

[文]ササキバラ・ゴウ(まんが編集者) [掲載]2015年10月04日

僕たちがやりました(1) [作]金城宗幸 [画]荒木光

僕たちがやりました(1) [作]金城宗幸 [画]荒木光

■そこそこの日常、壊れた先に  何か言いたそうなのに軽く結んだ口元。ある過去に焦点を合わせたような泳いだ視線。「何かある」と感じさせる装画の青年が気になって手に取った。そこには、今の日本に蔓延(まんえん)している渇きや………[もっと読む]

[文]山脇麻生(ライター) [掲載]2015年09月13日

あかぼし俳句帖(1) [原]有間しのぶ [作]奥山直

あかぼし俳句帖(1) [原]有間しのぶ [作]奥山直

■中年男の未知への挑戦描く  俳句? 芭蕉の句とかは知ってるよ。五七五で季語が入ってればいいんでしょ。でも季語ってどういうのだっけ……なんて人でも、というかそういう門外漢こそ楽しめるのが本作だ。  主人公は、自動車メー………[もっと読む]

[文]南信長(マンガ解説者) [掲載]2015年09月06日

零戦少年 [作]葛西りいち

零戦少年 [作]葛西りいち

■滑稽と悲惨 等身大の戦争  戦後70年の夏、まんがでも戦争を意識した本がいくつか目についた。中には『原水爆漫画コレクション』全4巻(平凡社)という、ずっしり手応えのある重量級の企画もあり、他にも単行本や雑誌の特集など………[もっと読む]

[文]ササキバラ・ゴウ(まんが編集者) [掲載]2015年08月23日

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