ベストセラー解読(週刊朝日)

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ヒット作の秘密は何か? 今売れている本を分析した週刊朝日のコラム。永江朗さんと長薗安浩さんが交代で連載。

バックナンバー:2011年

日本人はどこから来たのか? [著]海部陽介

日本人はどこから来たのか? [著]海部陽介

■遺跡地図をもとにルートを探る  海部陽介『日本人はどこから来たのか?』は、タイトルどおり、古くからある大いなる問いに対して独自の新説を展開する。海部は、国立科学博物館で人類史研究グループ長を務めている。  そもそも、………[もっと読む]

[文]長薗安浩 [掲載]2016年03月07日

B面昭和史 1926-1945 [著]半藤一利

B面昭和史 1926-1945 [著]半藤一利

■はたして庶民は戦争の被害者か  戦争を語り継ぐというと、もっぱら被害者としてのそれになりがちだ。肉親が戦死した、空襲でひどい目に遭った、と。そこにあるのは、無謀な戦争をした軍部と巻き込まれる国民という構図だ。  騙さ………[もっと読む]

[文]永江朗 [掲載]2016年03月01日

日本の給料&職業図鑑 [著]給料BANK

日本の給料&職業図鑑 [著]給料BANK

■イラストと給料で進路を考える  今さらながら、インターネット上には実に様々なポータルサイトがある。どうしてこんなにマニアックな分野を扱うのかと疑問を抱くものも少なくないが、山田コンペーが運営するサイト「給料BANK」………[もっと読む]

[文]長薗安浩 [掲載]2016年02月23日

つくおき [著]nozomi

つくおき [著]nozomi

■等身大の感覚で作り置き  書店の料理本売り場には「作り置き」のレシピがたくさん並んでいる。最近の流行らしい。週末に数日~1週間分の料理をまとめて作っておき、平日の調理時間を短縮するのだ。男も女も誰もが忙しい時代の、生………[もっと読む]

[文]永江朗 [掲載]2016年02月16日

俳優・亀岡拓次 [著]戌井昭人

俳優・亀岡拓次 [著]戌井昭人

■間抜けな脇役の晴れ姿  年齢は37歳だが、10歳ぐらい老けて見られる。髪は天然パーマで頭部が少し薄くなっている。身長は172センチ、筋肉質。顔は色黒、目はいつも眠たそう。独身、貯金なし。趣味はオートバイのツーリング。………[もっと読む]

[文]長薗安浩 [掲載]2016年02月09日

「ほら、あれだよ、あれ」がなくなる本 [著]茂木健一郎・羽生善治

「ほら、あれだよ、あれ」がなくなる本 [著]茂木健一郎・羽生善治

■脳の大好物は感動や好奇心  若いころは、親がど忘れして、「ほら、あれだ、あれ」などといっているのを笑っていた。それから30年後、こちらがど忘れの連続である。同世代の友人とおしゃべりしていると「ほら、あれ、えーと」の応………[もっと読む]

[文]永江朗 [掲載]2016年02月02日

コドモノセカイ [編訳]岸本佐知子

コドモノセカイ [編訳]岸本佐知子

■見えないものが見えていたあの頃  私にとって岸本佐知子は、英語圏の小説を紹介してくれる大切な翻訳家である。訳文の巧さは当然ながら、最大の魅力は、取りあげる作品がどれもどこか奇妙な点にある。日本の作家だけを読んでいては………[もっと読む]

[文]長薗安浩 [掲載]2016年01月26日

ミレニアム4 上・下 [著]ダヴィド・ラーゲルクランツ [訳]ヘレンハルメ美穂・羽根由

ミレニアム4 上・下 [著]ダヴィド・ラーゲルクランツ [訳]ヘレンハルメ美穂・羽根由

■ジャーナリストが国際犯罪組織に挑む  スティーグ・ラーソンのミステリ「ミレニアム」は、3部作の累計が全世界で8千万部という大ヒットシリーズ。だが作者ラーソンは、第1部『ドラゴン・タトゥーの女』の刊行前に急死した。シリ………[もっと読む]

[文]永江朗 [掲載]2016年01月19日

水木サンの幸福論 [著]水木しげる

水木サンの幸福論 [著]水木しげる

■水木サンが説く幸福の七カ条  昨年11月、水木しげるが93歳で亡くなった直後から急速に売り上げを伸ばしている文庫本、『水木サンの幸福論』。この本が俄に注目されたのは、巻頭にある〈幸福の七カ条〉が、水木を追悼するテレビ………[もっと読む]

[文]長薗安浩 [掲載]2016年01月12日

「読まなくてもいい本」の読書案内 [著]橘玲

「読まなくてもいい本」の読書案内 [著]橘玲

■新しい本からさかのぼって読む  新しい知の発見によって、古い知が意味を持たなくなることがある。流行現象とは少し違う。たとえば古くは顕微鏡、最近ならスーパーカミオカンデなど、観測機器の発達によって、それまで見えなかった………[もっと読む]

[文]永江朗 [掲載]2016年01月04日

いつまでも若いと思うなよ [著]橋本治

いつまでも若いと思うなよ [著]橋本治

■「自分の老い」をいかに発見するか  橋本治の『いつまでも若いと思うなよ』は、いわば老人入門の書だ。雑誌に連載されていたときのタイトルは「年を取る」だった。昭和23年に東京に生まれ、若い頃から多彩な執筆活動を行ってきた………[もっと読む]

[文]長薗安浩 [掲載]2015年12月15日

下町ロケット2―ガウディ計画 [著]池井戸潤

下町ロケット2―ガウディ計画 [著]池井戸潤

■医療界に挑む愚直な技術者たち  TBS日曜劇場で放送中のドラマ「下町ロケット」は、池井戸潤が4年前に直木賞を受賞した同名タイトルの作品を原作としている。東京の下町、大田区にある佃製作所が得意のバルブ技術をもって巨大メ………[もっと読む]

[文]長薗安浩 [掲載]2015年12月11日

さらばアホノミクス [著]浜矩子

さらばアホノミクス [著]浜矩子

■貧困と格差を放置する経済政策  アベノミクスって効果があったのだろうか。少なくとも、ぼくが生息する出版界では微塵も感じられない。雑誌の売れ行きは低迷し、休刊も続いている。書店の身売り話や閉店も多い。  失業率は改善し………[もっと読む]

[文]永江朗 [掲載]2015年12月08日

娘になった妻、のぶ代へ [著]砂川啓介

娘になった妻、のぶ代へ [著]砂川啓介

■妻の認知症を受け容れていく  誰もがガンになる可能性があるように、誰もが認知症になる可能性がある。不摂生だから認知症になるのではないし、確実な予防策もない。しかし、だからといって、人はなかなか受け容れられない。なぜ妻………[もっと読む]

[文]永江 朗 [掲載]2015年12月04日

骨風 [著]篠原勝之

骨風 [著]篠原勝之

■作者の諦観に救われる  「ゲージツ家のクマさん」こと篠原勝之の短篇集『骨風』は、「オレ」にまつわる8通りの死を描いている。  全作の語り部である「オレ」は、生まれてくるなりジフテリアを患って嗅覚と左の鼓膜を失い、室蘭………[もっと読む]

[文]長薗安浩 [掲載]2015年11月27日

ここに掲載されている記事や書評などの情報は、原則的に初出時のものです。

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