話題の新刊(週刊朝日)

話題の新刊(週刊朝日)

話題の新刊(週刊朝日)

週刊朝日の新刊案内コーナー。幅広いジャンルから、話題の本をピックアップして紹介しています。

バックナンバー:2011年

ついに、来た? [著]群ようこ

ついに、来た? [著]群ようこ

 私たちがどうしても避けては通れないあの問題といえば?と聞かれて老後の不安が思い浮かぶ方もいらっしゃるのではないだろうか。本書は老いをテーマにした短編集。タイトルは『ついに、来た?』。そう、老いというものは望まなくともい………[もっと読む]

[文]石原さくら [掲載]2017年03月28日

「本をつくる」という仕事 [著]稲泉連

「本をつくる」という仕事 [著]稲泉連

 印刷、校閲、装幀──本作りの世界を支える人々の取材記。各々が仕事に行き着いた経緯や、現在の思いを丁寧に掬い取る。  職人気質のイメージとは裏腹に人との「関わり」の重要性を説く語り手が多い。新潮社を定年まで勤め上げ、司馬………[もっと読む]

[文]松岡瑛理 [掲載]2017年03月28日

本を守ろうとする猫の話 [著]夏川草介

本を守ろうとする猫の話 [著]夏川草介

 デビュー作『神様のカルテ』がヒットし、シリーズ化された著者の長編ファンタジー。  主人公の高校生夏木林太郎は「夏木書店」を営む祖父と二人暮らし。その祖父が突然亡くなり、店をたたもうとしていた時、店の奥で人間の言葉を話す………[もっと読む]

[文]相原透 [掲載]2017年03月28日

ダメ女たちの人生を変えた奇跡の料理教室 [著]キャスリーン・フリン [訳]村井理子

ダメ女たちの人生を変えた奇跡の料理教室 [著]キャスリーン・フリン [訳]村井理子

 加工食品に含まれる油脂や糖質による肥満問題が深刻なアメリカ。その国で手作りの食卓を整える人を増やす、小さな改革を試みたフードライターの体験ルポ。  フランスの一流料理教室、ル・コルドン・ブルーを卒業した著者は、料理に苦………[もっと読む]

[文]阿古真理 [掲載]2017年03月21日

ネットメディア覇権戦争―偽ニュースはなぜ生まれたか [著]藤代裕之

ネットメディア覇権戦争―偽ニュースはなぜ生まれたか [著]藤代裕之

 医療系まとめサイト閉鎖で注目を集めた、不確かなネット情報=「偽ニュース」。元新聞記者のジャーナリストが増加の背景を考察した。  1995年、ニュースサイトの開設を祝し新聞社のメディア事業局でくす玉が割られるシーンから本………[もっと読む]

[文]松岡瑛理 [掲載]2017年03月21日

深い穴に落ちてしまった [著]イバン・レピラ [訳]白川貴子

深い穴に落ちてしまった [著]イバン・レピラ [訳]白川貴子

 深さ7メートルの穴に落ちてしまった兄と弟。極限下で見えてくるものとは……。訳者が「現代版『星の王子さま』」と評しているように、本書は読んだ者の心を揺さぶるすぐれた寓話である。  飢えた兄弟の食べ物への渇望が実にリアルだ………[もっと読む]

[文]石原さくら [掲載]2017年03月21日

無冠の男―松方弘樹伝 [著]松方弘樹、伊藤彰彦

無冠の男―松方弘樹伝 [著]松方弘樹、伊藤彰彦

 先日、死去した松方弘樹の評伝。病に倒れる直前のインタビューを織り込みながら、昭和の残り香を放つ俳優の人生を辿る。  松方弘樹と聞けば「多くの女性と浮名を流した2世俳優」との印象が強いが、本書を読むと一変する。父親の近衛………[もっと読む]

[文]栗下直也 [掲載]2017年03月14日

夢十夜 [漫画]近藤ようこ [原作]夏目漱石

夢十夜 [漫画]近藤ようこ [原作]夏目漱石

 「こんな夢を見た」で始まる短編漫画集。「第三夜」は、盲目の男児を背負い、真っ暗な田舎道をゆく父子の話。「御父さん 重いかい」「重かあない」「今に重くなるよ」。口髭の父親は壮年の文豪の面立ちで、冒頭の何気ない会話がラスト………[もっと読む]

[文]朝山実 [掲載]2017年03月14日

ローカルブックストアである―福岡ブックスキューブリック [著]大井実

ローカルブックストアである―福岡ブックスキューブリック [著]大井実

 古本市をはじめ福岡でブック・カルチャーを盛り上げる書店主が、本屋になるまでの経緯や、本への思いを綴った。  30歳を前に、イタリアで人が集まるエネルギーを持つ「場」の力を実感。高校時代を過ごした福岡に戻り、アルバイト経………[もっと読む]

[文]松岡瑛理 [掲載]2017年03月14日

相模原障害者殺傷事件―優生思想とヘイトクライム [著]立岩真也・杉田俊介

相模原障害者殺傷事件―優生思想とヘイトクライム [著]立岩真也・杉田俊介

 昨年7月に神奈川県相模原市の障害者施設で発生した殺傷事件を、社会学者の立岩真也と障害者ヘルパーの経験がある批評家の杉田俊介が読み解いた。  二人のアプローチは対照的だ。立岩が障害者をめぐる言説や、歴史的な観点から事件を………[もっと読む]

[文]若林良 [掲載]2017年03月07日

白川静入門 真・狂・遊 [著]小山鉄郎

白川静入門 真・狂・遊 [著]小山鉄郎

 漢字の体系的な成り立ちを解き明かし、古代人の生活をよみがえらせた白川静。その学問の特徴を、教えを受けた通信社記者がまとめた。  白川の文字学に深く共感する石牟礼道子によると、漢字は使う者に呼びかける文字で、3千年以上も………[もっと読む]

[文]西條博子 [掲載]2017年03月07日

もう悩まない中学受験 [著]小川大介

もう悩まない中学受験 [著]小川大介

 難関中学に8千人以上を送り込んだプロ個別指導教室のカリスマ代表が、問題解決のコーチング技術、子どもががんばれる管理術といった、中学受験を成功に導く“戦略”を解説している。マニュアル本とは一線を画し、中学受験を乗り切ろう………[もっと読む]

[文]前田伸也 [掲載]2017年03月07日

「ヒットソング」の作りかた―大滝詠一と日本ポップスの開拓者たち [著]牧村憲一

「ヒットソング」の作りかた―大滝詠一と日本ポップスの開拓者たち [著]牧村憲一

 はっぴいえんどが青春だった人にも、後から知った人にもお薦めの一冊。名だたるミュージシャンを間近で見てきた著者による、日本ポップス黎明期をふりかえる証言記録だ。  音楽プロデューサーという職業認識が日本に根付いたのは70………[もっと読む]

[文]石原さくら [掲載]2017年02月28日

死してなお踊れ―一遍上人伝 [著]栗原康

死してなお踊れ―一遍上人伝 [著]栗原康

 名家の生まれながら、全てを投げ捨て、「踊り念仏」で民衆を救おうとした一遍上人の評伝。著者は大杉栄などアナキストを近作で描いてきたため、鎌倉時代の宗教家を取り上げるのには違和感を抱いたが、一遍こそ元祖アナキストというのが………[もっと読む]

[文]栗下直也 [掲載]2017年02月28日

ききりんご紀行 [著]谷村志穂

ききりんご紀行 [著]谷村志穂

 りんごを毎日食べ続け、食べ比べ、旅をした著者の紀行エッセイ。青森県の地方紙「東奥日報」に2015年10月から翌年4月まで連載した原稿に加筆した。  りんごの美味しさと、それを作った人、届けた人、背景にある物語が喜びに満………[もっと読む]

[文]相原透 [掲載]2017年02月28日

ここに掲載されている記事や書評などの情報は、原則的に初出時のものです。

ページトップへ戻る