ひもとく

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読書面に連載。時事的なテーマを取り上げ、問題を深く読み解く本を紹介します。(2016年春開始)

女性の働き方 ヘンと声あげ、少しずつ前へ

女性の働き方 ヘンと声あげ、少しずつ前へ

 DVを受けた女性が夫と別れなかった理由の1番目は「子どもがいるから」、2番目は「経済的な不安」だ(内閣府「男女間における暴力に関する調査報告書」2015年3月)。DV被害者の相談に乗ってきた私の実感でもある。ひとり親の………[もっと読む]

[文]打越さく良(弁護士) [掲載]2016年06月12日

2020東京五輪 地域つなぐ文化力へ価値転換を

2020東京五輪 地域つなぐ文化力へ価値転換を

 2020年の東京五輪招致は、本当に正しい未来の選択だったのか? そんな疑問を抱かざるを得ない出来事が続いている。昨夏に白紙撤回された新国立競技場問題やエンブレムのデザイン疑惑。これらが一段落すると、今度は招致時の送金疑………[もっと読む]

[文]吉見俊哉(社会学・文化研究) [掲載]2016年06月05日

漫画家・吉野朔実 未読の人がうらやましい!! 

漫画家・吉野朔実 未読の人がうらやましい!! 

 文学を愛する人で、吉野朔実を未読でこれから読むという人がいるなら、その人がとても羨(うらや)ましい。その体験を譲ってほしいと思うぐらい妬(ねた)ましい。  自分も、できるならもう一度新作を読みたいからである。  いまこ………[もっと読む]

[文]桜庭一樹(作家) [掲載]2016年05月29日

オバマ大統領と広島 原爆投下めぐる論争を超えて

オバマ大統領と広島 原爆投下めぐる論争を超えて

 オバマ米大統領が広島を訪れることが決まった。現職米大統領の被爆地訪問は初めてだ。  任期切れを前に「政治的遺産をつくる狙いだ」など様々な臆測が流れている。しかし、原爆投下をめぐって、米社会が長く論争を重ねてきた歴史を理………[もっと読む]

[文]三浦俊章(本社編集委員) [掲載]2016年05月22日

被災地で読む 心ひかれた、生き物の逞しさ

被災地で読む 心ひかれた、生き物の逞しさ

 東日本大震災のときの自分の体験を振り返ると、ふた月ちかくは本が読めなかった。親しい編集者が『方丈記』(鴨長明著、ちくま学芸文庫など)を薦めてくれ、ようやく活字に浸る久しぶりの体験をしたのだが、これは今思うと邂逅(かいこ………[もっと読む]

[文]玄侑宗久(小説家) [掲載]2016年05月15日

京都を知る 王朝、町衆、文化のバトンどこへ

京都を知る 王朝、町衆、文化のバトンどこへ

 このあいだの戦争が話題になれば、何よりもまず応仁の乱を想(おも)いおこす。昭和の対外戦争ではなく、室町時代、一五世紀の内乱が脳裏をよぎる。それが、京都でくらす人びとの戦争観であると、よく言われる。  千年の都を自負する………[もっと読む]

[文]井上章一(国際日本文化研究センター教授) [掲載]2016年05月08日

改憲問題 「押しつけ」で困るのは誰か?

改憲問題 「押しつけ」で困るのは誰か?

 「現在の私たちにとって、理想の憲法とは何か」という問題を問い続けることは大切だ。たとえば、日本国憲法には障がい者やLGBT(性的少数者)の人権を明文で保障する規定はない。「だから、日本国憲法はもう古い」と評価することに………[もっと読む]

[文]愛敬浩二(名古屋大学教授=憲法学) [掲載]2016年05月01日

待機児童 保育への投資はハイリターン

待機児童 保育への投資はハイリターン

 「保育園落ちた日本死ね!!!」と題したブログが2月、話題を集め、国会にも母親の声が届けられた。だが、乳幼児を抱える親には、待機児童解消を訴えるための時間的・精神的な余裕はない。ここから議論を前進させるには、当事者以外の………[もっと読む]

[文]池本美香(日本総合研究所主任研究員) [掲載]2016年04月24日

認知症 共に生きる 語り合い、希望を持ち、備える

認知症 共に生きる 語り合い、希望を持ち、備える

 線路に入ってしまった認知症の男性が列車にひかれ死亡した事故をめぐり、最高裁が先月、注目の判決を下した。遺族に損害賠償を求めたJR東海の訴えを認めず「遺族に賠償責任はない」としたのだ。  「もし自分の家族が事故で命を落と………[もっと読む]

[文]永田久美子(認知症介護研究・研修東京センター研究部長) [掲載]2016年04月17日

新生活 人生を変える本との出会い

新生活 人生を変える本との出会い

 仕事柄、初対面の方とご一緒する機会が多いのですが、新たな出会いに際し心がけていることがいくつかあります。そのうち三つが他者の立場を想像すること、相手の懐に飛び込むこと、自分のポリシーを曲げないこと。それを踏まえて今回三………[もっと読む]

[文]加藤シゲアキ(アイドルグループ「NEWS」) [掲載]2016年04月10日

電力自由化 公平で透明なルール作りを

電力自由化 公平で透明なルール作りを

 今月、電力小売り全面自由化がスタートした。消費者に直接関係のある小売り部門の自由化だけに、CMなども「安くなる」「お得になる」「自由に選べる」といった言葉であふれている。しかし実は、これらは電力自由化の表層的な結果論に………[もっと読む]

[文]安田陽(関西大学准教授=電力工学) [掲載]2016年04月03日

ここに掲載されている記事や書評などの情報は、原則的に初出時のものです。

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