新書の小径(週刊朝日)

新書の小径(週刊朝日)

新書の小径(週刊朝日)

週刊朝日に連載されている、話題の新書を取り上げたコラム。執筆者は青木るえかさん。

バックナンバー:2011年

秀吉の出自と出世伝説 [著]渡邊大門

秀吉の出自と出世伝説 [著]渡邊大門

■秀吉の残虐さはエロい  豊臣秀吉は家康なんかに比べて人気があるらしいのだ。確かに「今太閤」なんて言葉もあるが、今太閤って決していい意味じゃないよな。育ちは悪いが頭のいい男がずる賢く立ち回って大金を儲けて酒池肉林、最後………[もっと読む]

[文]青木るえか [掲載]2013年06月14日

「余命3カ月」 のウソ [著]近藤誠

「余命3カ月」 のウソ [著]近藤誠

■放射線科医の必死の訴え  最近やたら近藤さんの本が出ているように思えるのですが、がん界に何かあったんだろうか。まあ、個人的に、近藤さんの新刊がたくさん出ているのはありがたい。  というのも、昨年暮れに生まれてはじめて………[もっと読む]

[文]青木るえか [掲載]2013年06月07日

歌舞伎のぐるりノート [著]中野翠

歌舞伎のぐるりノート [著]中野翠

■どうしても歌舞伎にハマれない  大人のたしなみとして歌舞伎を見ておいたほうがいいのか、と考えることがある。そこでまずはテレビの舞台中継など見て、ただちに挫折した。じゃあ、と新橋演舞場なんかに行くが、気づくと寝ていた。………[もっと読む]

[文]青木るえか [掲載]2013年05月31日

40代、職業・ロックミュージシャン [著]大槻ケンヂ

40代、職業・ロックミュージシャン [著]大槻ケンヂ

■40代ロッカーたちのスゴさ  週刊アスキーの連載対談を1冊にまとめたものだが、連載中はちっとも面白いと思わなかったのに、こうして1冊になると心に染みいる。ロッカーの生きざまは「文学」に馴染みやすいからなのか。  ロッ………[もっと読む]

[掲載]2013年05月24日

羽生善治論―「天才」とは何か [著]加藤一二三

羽生善治論―「天才」とは何か [著]加藤一二三

■天才の頭の中を知る  “神武以来の天才”と言われた棋士の加藤一二三(ひふみ)が、羽生の“天才”を論じる、天才から見た天才論……という本ではない。もちろん羽生についても論じているが、これは「加藤一二三の“天才”を楽しむ………[もっと読む]

[掲載]2013年05月17日

キャラ立ち民俗学 [著]みうらじゅん

キャラ立ち民俗学 [著]みうらじゅん

■だれもみうらじゅんのマネをしてはいけない  これは新書として発売してないかもしれませんが、大きさや厚さや手触りは新書なので新書カウントでいきます。前に「ちくまプリマー新書」が新書の新しい形(小説、マンガ、写真集などの………[もっと読む]

[文]青木るえか [掲載]2013年05月10日

藤原道長の日常生活 [著]倉本一宏

藤原道長の日常生活 [著]倉本一宏

■道長の奥さんがうらやましい  藤原道長といえば「平安時代に出世を極めた男」だが、いったいどういう人なのか考えたこともなかった。光源氏のモデルという話もあった気がするが、ハンサムとかそういう方面のことは想像にも浮かばず………[もっと読む]

[文]青木るえか [掲載]2013年04月26日

ギリシャ神話は名画でわかる―なぜ神々は好色になったのか [著]逸身喜一郎

ギリシャ神話は名画でわかる―なぜ神々は好色になったのか [著]逸身喜一郎

■ユピテルって、エロすぎる  ユピテルってのは扮装レイプ魔か。ギリシャ神話を絵にしたものが名画としてたくさん残っているが、それが神話のどの部分をどのように描いたのかがわからないと意味がさっぱりわからない。その絵解きをし………[もっと読む]

[文]青木るえか [掲載]2013年04月19日

伊良部秀輝 野球を愛しすぎた男の真実 [著]団野村

伊良部秀輝 野球を愛しすぎた男の真実 [著]団野村

■伊良部の孤独に思う  伊良部が自殺したというニュースを聞いた時は胸が痛かった。とても可哀相な気がした。『かわいそうなぞう』や『ないたあかおに』を読んだ時のような。伊良部の代理人だった団野村が、誤解され続けの人生を送っ………[もっと読む]

[文]青木るえか [掲載]2013年04月12日

ネット右翼の矛盾 憂国が招く「亡国」 [著]安田浩一、山本一郎、中川淳一郎

ネット右翼の矛盾 憂国が招く「亡国」 [著]安田浩一、山本一郎、中川淳一郎

■自分陣営の居心地悪さ  「ならず者の最後の逃げ場が愛国」なんてセリフがありましたが、コリアンタウンで「チョーセン死ね!」とか言ってる在特会など見てると「まさにソレだ」と思う。私も「和食より韓国料理のほうが旨い」と言っ………[もっと読む]

[文]青木るえか [掲載]2013年04月05日

キュレーション 知と感性を揺さぶる力 [著]長谷川祐子

キュレーション 知と感性を揺さぶる力 [著]長谷川祐子

■想像とネットの間で  この本の「言いたいこと」とはほとんど関係ない部分への感想なんだが、アメリカのアーティストでマシュー・バーニーさんという人が出てくる。この人はイェール大医学部卒で、フットボールの特待生で、モデルで………[もっと読む]

[文]青木るえか [掲載]2013年03月29日

7大企業を動かす宗教哲学 [著]島田裕巳

7大企業を動かす宗教哲学 [著]島田裕巳

■“計算できない男”中内功を讃えたい  どうも大企業の社長というと、へんな新興宗教にはまって社員を神社詣でさせるとか、そういう偏見があったので、新宗教に詳しい島田裕巳がそういうのを斬りまくってくれるのだとばかり思ったが………[もっと読む]

[文]青木るえか [掲載]2013年03月22日

ファミリーレストラン―「外食」の近現代史 [著]今柊二

ファミリーレストラン―「外食」の近現代史 [著]今柊二

■目からウロコのファミレス知識  読んでいてひたすら懐かしい。小学生の頃にうちの近所(武蔵野市中町)に「すかいらーく」ができて、当時はそこに行って「ハンバーグを食べる」のは「レストランでお食事」並みにハレの行事だったよ………[もっと読む]

[文]青木るえか [掲載]2013年03月15日

信長の城 [著]千田嘉博

信長の城 [著]千田嘉博

■信長の奥さんの苦労を思う  戦国における織田信長の築城について書いた本で、最初のほうは地形の話やら遺跡の石垣の話やらで学問ぽく、それも面白いんだけれど途中から岐阜城の話になって、それがもうたいへんな衝撃だった。  岐………[もっと読む]

[文]青木るえか [掲載]2013年03月08日

大原孫三郎―善意と戦略の経営者 [著]兼田麗子

大原孫三郎―善意と戦略の経営者 [著]兼田麗子

■大正時代に“東洋一の病院”ってすごい!  この本、近所の本屋でやたらよく売れている。うちは広島で大原さんといえば倉敷なので、ご近所の人を描いた本だからかもしれない。が、これは地域限定の本ではなくて「昔の偉人」の丁寧な………[もっと読む]

[文]青木るえか [掲載]2013年03月01日

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